27日の香港市場概況:反落、テンセントの大幅安や中国の弱い指標が重し
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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27日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落。前日比53.30ポイント安(-0.24%)の21834.45で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同23.90ポイント高(+0.24%)の9873.53、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同26.81ポイント高(+0.67%)の4043.61だった。
ハンセン指数は上下に振れる展開に。前日の米国株安が足かせとなったほか、この日発表された中国の1-2月の工業利益が減速したことが弱気材料。テンセント(00700/HK)の大幅下落も響き、前場には21800台を割り込む場面があった。ただ、親会社からの資産注入を発表した中信泰富(00267/HK)が急伸したほか、中国銀行(03988/HK)など好業績銘柄が買われて指数を下支える格好に。後場には再び下げ幅を縮めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、中銀香港(02388/HK)が6.20%下落。前日発表した決算はほぼ予想通りの内容だったが、減配方針を示したことが嫌気された。テンセントは5.87%続落。前日の米国市場でのハイテク株安が売り手掛かり。中国政府によるインターネット金融規制の強化など、政策面でのリスクも警戒されたもよう。
一方、中信泰富が12.95%上昇。一時は30%高と急騰する場面もあった。親会社からの大規模な資金注入計画を発表したことが買い材料視された。また、中国銀行が1.52%続伸。前日発表の決算が市場予想を上回ったことで買いが継続した。
その他の個別銘柄では、大幅減益を発表した山東威高(01066/HK)が12.25%下落。一方、広州汽車集団(02238/HK)が後場に切り返し、0.13%高で引けた。朝方は決算の下振れが嫌気されたものの、経営陣が今年の新車販売に楽観的な見方を示したと報じられたことで、徐々に買い戻しが進んだ。
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