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28日の香港市場概況:反発で22000回復、本土系銀行など好業績銘柄が上昇

注目トピックス 外国株

28日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比231.08ポイント高(+1.06%)の22065.53で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同128.29ポイント高(+1.30%)の10001.82、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同89.43ポイント高(+2.21%)の4133.04だった。

ハンセン指数は買い戻しが先行。終値で今月11日以来、約2週間半ぶりに節目の22000を回復した。決算発表がピークを迎える中、本土系銀行株を中心に好業績銘柄が物色された。また、中国経済の減速を受け、預金準備率の早期引き下げ観測が浮上するなど、景気対策への期待感も相場を支えた。ただ、来週には中国政府版の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表されるとあり、様子見気分から指数は日中高値圏でのもみ合いを続けた。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国工商銀行(01398/HK)が2.16%上昇。前日大引け後に発表した2013年通期決算は、純利益が前年比10.1%増となり、ほぼ市場予想通りの着地。また、金利の市場化などを背景に純利ざやが縮小し、不良債権比率も上昇したが、市場の想定内にとどまった。このほか、本日決算発表を控えた中国神華能源(01088/HK)が3.03%値上がりした。

このほか、テンセント(00700/HK)が2.59%高。足元で調整色を強めていたが、本日は押し目買いが優勢となった。一方、中信泰富(00267/HK)が4.76%反落。前日は親会社からの資産注入計画を発表したことで13%高と急伸していた。

その他の個別銘柄では、比亜迪(01211/HK)が0.66%上昇。増資観測を否定したことに加え、野村による目標株価の引き上げが買い材料視された。このほか、東方電気(01072/HK)が3.47%値を上げた。中国の習近平国家主席が訪問中の欧州で、原子力発電所のトップセールスを行っていることが買い手掛かりとなった。



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