14日の香港市場概況:4日ぶり反落、高値警戒感から後場下げ幅を拡大
[14/08/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
14日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4営業日ぶり反落となり、前日比88.98ポイント安(-0.36%)の24801.36で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同118.78ポイント安(-1.06%)の11075.11、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同40.60ポイント安(-0.84%)の4770.37だった。
ハンセン指数は前日終値を挟んでもみ合った後、後場には下げ幅を広げた。前日の米株高や資金流入への期待感が支援材料となり、指数は2010年11月に付けた金融危機後の戻り高値に接近。ただ、高値警戒感からの売り圧力が強まったほか、この日の中国本土株が引けにかけて一段安となったこともあり、その後は売りに押された。前日大引け後に堅調な決算を発表したテンセント(00700/HK)が意外安となったことも指数の重しとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国海外発展(00688/HK)が3.18%安。7月の不動産販売額の減少が嫌気された。また、テンセントが2.33%値を落とした。前日大引け後に発表した決算は市場予想を上回ったものの、目先の出尽くし感が意識されたもよう。同社経営陣が、モバイルゲームの成長鈍化に言及したことも売り手掛かりとなった。
半面、カジノセクターが上昇。サンズ・チャイナ(01928/HK)が1.14%高、銀河娯楽(00027/HK)が1.09%高で取引を終えた。同業の澳門博彩(00880/HK)の決算が好調だったことから連想買いが向かったもよう。サンズ・チャイナは明日15日に決算を控えている。なお、澳門博彩は3.40%高と大きく上昇した。
このほか、寄り付き前に決算を発表したレノボ(00992/HK)は1.40%安。決算の上振れを受けて買い先行でスタートしたものの、後場には値を崩した。半面、中国移動(00941/HK)が1.09%値を上げた。昼休み時間に発表した決算は純利益が1桁減となったものの、市場予想を上回ったことから買い戻しが進んだ。
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