29日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸、政策期待が改めて強まる
[14/10/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
29日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比35.16ポイント高(+1.50%)の2373.03ポイントと続伸した。今月9日に記録した年初来高値(2391.35)に接近している。上海A株指数は36.91ポイント高(+1.51%)の2484.54ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.62ポイント高(+0.63%)の260.70ポイント、深センB株指数が6.02ポイント高(+0.62%)の974.57ポイントで引けた。
前日の好調地合いを引き継ぐ。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなった。共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で採択された決定事項の全文が公開されるなか、政策期待も改めて強まっている。指数は徐々に上げ幅を広げていった。
幅広い銘柄が買われ、上海総合の構成銘柄9割ほどが上昇した。なかでも保険株の上げが目立ち、中国平安(601318/SH)が3.3%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%高で引けている。両社は28日に第3四半期業績を公表し、それぞれ良好だったことが材料視された。
このほか、鉄道関連株が大幅続伸。中国2大鉄道車両メーカーの中国南車と中国北車が合併するとの観測が流れるなか、鉄道投資の加速が思惑視されている。海運・港湾株も買い進まれた。習近平・国家主席が27日に「自由貿易区を上海以外にも早期設置」する方針を示したことがこの日も手がかりになっている。
<KO>










SEO関連




