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17日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安と3日ぶり反落、人民元安の進行を警戒

注目トピックス 外国株
週明け17日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比22.64ポイント(0.74%)安の3041.17ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、23.01ポイント(0.72%)安の3184.15ポイントで引けている。

人民元安の進行が警戒される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約6年1カ月ぶりの元安水準に設定した。上海外国為替市場でも元安の動きが加速している。「供給サイド改革」の進展などを材料に指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、上値は重く、中盤以降に売りが加速した。

金融株が下げを主導する。中国工商銀行(601398/SH)が0.5%、中国太平保険(601601/SH)が3.2%安、招商銀行(600036/SH)が1.3%で引けた。不動産株もさえない。ITハイテク関連株や消費関連株、インフラ関連株の一角も売られた。一方、産金株は軒並み上昇。非鉄株や鉄鋼株の一角も物色された。バイオ医薬関連株の一部もしっかり。

外貨建てB株相場は大幅続落。上海B株指数は21.99ポイント(6.15%)安の335.68ポイント、深センB株指数は28.80ポイント(2.43%)安の1156.54ポイントで終了した。人民元が対米ドルで下落基調を強めいることがマイナス。人民元資産の目減りが警戒される。域外の投資家が外貨建てB株を売却する動きに拍車がかかると不安視された。

(亜州IR)



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