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三菱商事、2026年 社長年頭挨拶

東京, 2026年1月5日 - (JCN Newswire) - 本年もよろしくお願い申し上げます。本朝、当社本社(東京・丸の内)にて行われました、社長 中西勝也 による「2026年 年頭挨拶」を下記の通りご報告致します。新年明けましておめでとうございます。皆さん、ご家族や友人と共にリラックスした時間を過ごし、新年への英気を養われたことと思います。私も穏やかな時間の中で旧年を振り返り、新年への決意を新たにすることができました。本日、2026年の本格始動に際し、年末年始に考えたことも交えながら新年のご挨拶を申し上げます。【新秩序の形成】私たちは今、世界が「新しい秩序」を模索する時代に生きていると強く感じます。昨年の年頭挨拶のなかで「トランプ大統領の二期目がスタートし、アメリカで起きる変化をきっかけに、世界の動きも一段とスピードを増し、変化の振れ幅も大きくなっていくだろう」と申し上げました。「経営戦略2027」の公表直前に発表された「相互関税」は各国に衝撃を与え、保護主義的な通商政策の進展や国際協調の弱体化、サプライチェーンの分断を招きました。また、新年早々にアメリカによるベネズエラに対する軍事行動が実施され、地政学や現在進行形で起きている他地域での紛争にどういう影響を及ぼすのか、また石油を始めとするエネルギーサプライチェーンへの波及効果など、本年も「世界全体の動き」を、様々な観点でよく考察し、見極めていく必要があると感じます。昨年11月に中国を訪問しましたが、中国製造業の技術力や中国製品の品質の高さには驚かされました。AI領域においても、国家戦略として「デジタル・チャイナ」を掲げ、多数のデジタル人材を育成・輩出し、AIの社会実装を強烈に推し進める姿を目の当たりにしました。加えて、自国の競争力のあるサプライチェーンを活かしつつ、再エネ化も積極的に進めるなど、低・脱炭素の領域でも、今後ますます「電気国家」としてのプレゼンスを高めていくだろうと確信しました。更には、レアアース等の重要鉱物資源をめぐる駆け引きも相まって、米国は中国を強く意識し、両大国関係は新たなフェーズに入ったと見ています。中国の存在感がますます増し、まさに“G2”的な国際秩序に向かう展開も想定され、当社事業への影響を常に注視する必要があります。【AIによる再定義】もう一つ、世界に大きな変化をもたらしているのがAIです。AIはもはや単なる効率化ツールでは無く、企業の基幹機能として認識されるべきステージに到達し、各事業の特性に即したユースケースをいかに実装できるかが事業の成否を左右する世界がすぐそこまで来ています。つまり、ビジネスの至るところで“AIによる再定義”が起きており、“AI defines everything”の世界を見据え、私たちは経営判断の質とスピードを一段と高めなければなりません。こうした状況下、2026年は各所、各分野で「価値観の再定義」と「新たなルールSetting」が進む年になるのではないかと考えています。【経営戦略2027と現状認識】経営戦略2027では「成長性」と「効率性」の同時実現をキーワードに、高い定量目標を明確に掲げました。現在取り組んでいる既存事業については、「地道に」そして「確実に」 収益力を高めるのは勿論のこと、加えて、時機をとらえたM&Aも戦略的に組み合わせながら、「磨く」・「変革する」・「創る」の各施策を通じて、持続的に稼ぐ力を引き上げることを目指し、経戦2027をスタートさせました。開始からまだ9カ月ではありますが、各領域において、具体的な成果が着実に見え始めており、私自身、現場での変化を通じて、確かな手ごたえを感じています。とは言え、経戦2027もまだ途に就いたばかりであり、冒頭申し上げた通り、不確実性の高い事業環境が続くことが見込まれる中、時間軸と外部環境の変化を常に強く意識しながら、緊張感を緩めることなく、各施策を実行していくこと、そして、その結果として当社の稼ぐ力を示していくことが、今まさに求められています。【心掛けてほしいこと】本年は、経戦2027の2年目にあたり、その成否を左右する極めて重要な1年です。この緊張感を、ぜひ皆さんと共有した上で、今年心掛けてほしいことを2つお伝えします。一つ目は、私たち自身の立ち位置を改めて見つめ直すことです。その上で、目の前の課題にひた向きに向き合う姿勢が重要です。不安を理由に一歩引くのか、それとも自分の関与を深め、最初の一歩を踏み出すのか。その日々の選択の積み重ねが、個人としても、組織としても、将来の姿を大きく左右します。誰か任せの姿勢ではなく、目の前の課題を自分事として引き受ける。そして、自ら動き、周囲を巻き込み、目標に立ち向かっていく。その行動こそが、状況を動かす原動力になると、私は確信しています。二つ目は、労を惜しまず勉強し続け、柔軟な発想で事業構想する姿勢を持ち続けてほしいということです。インターネットの普及、そして近年の生成AIの進化により、必ずしも深く考えずとも、一定の答えが示される時代になりました。しかし、受け身で情報をなぞるだけでは、競合他社との差別化はできず、スピード面でも後れを取り、持続的な成長を望めません。だからこそ、原点に立ち戻り、「現場」に足しげく通ってほしいと思います。自分の目でみて、耳で聞き、生の情報に触れることで、業界や顧客の変化を、誰よりも早く感じ取ってほしいです。常に好奇心を持ち続け、学びを重ねることこそが、変化を捉える力となり、新たな事業機会を生み出す発想が磨かれます。当社はこれまでも、そうした取り組みを地道に続けることで事業ポートフォリオを変革し続けてきました。変化のスピードが一段と速まっている今こそ、そのDNAを最大限に発揮し、全員で粘り強く前進すべき時です。私自身も、この2つを常に意識して、先頭に立って皆さんと共に歩んで行きたいと思います。【ひたむきに努力し、力強く前進する年に】最後になりますが、昨年末に公表した通り、2026年度より組織改編を実行します。当社がこれまで高いプレゼンスを示してきたエネルギー・電力分野、及び、全社を挙げて取り組むべきAI・IT戦略分野において、組織を柔軟に見直すことで、変わりゆく事業環境をチャンスと捉え、経営戦略2027の確実な実現に向けて力強く進んでいきたいという想いを込めて、決断致しました。先ほどお願いした、皆さん一人ひとりの意識と行動を受け止める器として、組織がしっかりと機能することで、三菱商事の最大の武器である“総合力”が更に強靭なものになると信じています。2026年の干支は丙午(ひのえ・うま)です。丙と午はエネルギーと行動力の象徴とされており、何かをとことん追求し、推進するのにふさわしい年です。今の当社の立ち位置と事業環境の変化を皆が正しく認識し、課題を自分事ととらえ、全役職員一丸となって、「経営戦略2027」の目標達成に向け、ひた向きに努力する、そんな一年にしなければならないと強く決意した次第です。新たな一年の幕開けにあたり、今日からまた皆さんとともに力強く前進していくことを、心から楽しみにしています。この一年を共に駆け抜けていきましょう!URL https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/news/release/2026/20260105003.html 


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