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三菱重工グループ、シンガポールに大容量ターボ冷凍機2台を納入

TOKYO, Oct 4, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:佐々倉 正彦、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工サーマルシステムズ)と三菱重工のアジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.(MHI-AP)は、シンガポールのマリーナベイエリアにある大型地域冷房プラント向けに大容量ターボ冷凍機「GARTシリーズ」2台(総冷房能力8,400冷凍トン)を納入しました。当社グループの技術・アフターサービスの信頼性ならびにターボ冷凍機の環境性、経済性、豊富な納入実績が高く評価されたものです。これにより、当社グループが同エリア向けに納入したターボ冷凍機は計18台となります。

今回納入したターボ冷凍機「GART-400PLS.SCF」の冷房能力は1台あたり4,200冷凍トンで、同プラントで採用されたターボ冷凍機としては最大の能力を有しています。地球温暖化係数(GWP)(注1)が1未満と環境負荷の極めて低い冷媒「HFO-1234ze(E)」を使用でき、かつエネルギー消費量を抑えるため2台を直結して連動する方法を採用していることから、従来機と比較して定格COP(注2)が約6%、期間成績係数(IPLV)(注3)が約10%向上しており、CO2排出量も9%(注4)削減できます。

ビジネス・観光の中心地であるマリーナベイエリアは、持続可能なライブワークプレイ地区(住みやすく、働きやすく、楽しみやすい地区)として計画されており、空調システムの大部分には、地域に供給する冷水を2ヵ所のプラントで集中的に製造する地域冷房システムが採用されています。この中でターボ冷凍機は、地域冷房プラントの中核となる高効率な熱源機として重要な役割を担っています。シンガポールの電力・ガス事業を担うSPグループが設計から運営までを行う同エリアの地域冷房システムは、世界最大の地下ネットワークとしてさらに拡大を続けており、2026年までに計28ヵ所の供給先をカバーします。これにより、年間約2万トンのCO2排出量削減に貢献できる見込みです。

三菱重工サーマルシステムズは、地域冷暖房、工場空調向けなどに多数のターボ冷凍機を供給し、同分野で国内トップシェアを誇ります。また、MHI-APは2008年4月の大型冷凍機部門の設立以来、シンガポールおよび東南アジアの販売・サービスにおける顧客ニーズへの迅速な対応に取り組んでいます。今後も、引き続き顧客ニーズに応えるとともに、地球環境負荷の低いターボ冷凍機の納入を通じてカーボンニュートラル社会の実現にも貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/221004.html

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。 www.mhi.com/jp


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