骨温存型 人工股関節 〈テーパーロックマイクロプラスティ〉ステム 日本導入
[10/09/15]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2010年9月15日
バイオメット・ジャパン株式会社
骨温存型 人工股関節 〈TAPERLOC(TM) MICROPLASTY(TM)(テーパーロックマイクロプラスティ)〉ステム 日本導入
バイオメット・ジャパン株式会社(本社:東京都港区芝1丁目5番9号)は、骨温存型・人工股関節〈TAPERLOC(TM) HIP SYSTEM−MICROPLASTY(TM) Stem(以下マイクロプラスティステム)〉の日本国内への導入を開始しました。マイクロプラスティステムは、1982年に米国で臨床使用が開始され、20年以上の良好な長期臨床報告を持つTAPERLOC(TM) Familyの中でも最新の骨温存型ショートステムです。
【TAPERLOC(TM) MICROPLASTY(TM) の特長】
1.TAPERLOC(TM) スタンダードから、ステム全長を約30%短縮した 骨温存型のショートステム
2.スタンダードタイプと手術中のステム変更が可能
3.真のMISを実現できる可能性が高い
■1.TAPERLOC(TM)スタンダードからステム全長を約30%短縮したショートステム
全長を短くしたことで大腿骨を削る量が少なくて済み、万が一、再置換となった場合もボーンストックがあるため、容易に対応できます。いずれのステムサイズもスタンダードタイプから全長を35ミリ短くしています(もっとも大きいステムサイズで約25.5%短縮、もっとも小さいステムサイズで約31%短縮)。
■2.スタンダードタイプと手術中のステム変更が可能
基本的なステムのコンセプトは、スタンダードタイプと同様のまま、ステム遠位部のみを短くしているため、手術時、患者の骨質やその他の条件によって、ショートステムでは十分な固定性を得られないと医師が判断した場合、スタンダードタイプのステムへの変更が容易に行えます。これによって骨温存を念頭においた診断時、医師が適応可能と判断できる症例が広がり、手術を行う際、スタンダードタイプをオプションとして用意することで、より安心感の高い手術に臨むことができます。
日本市場に導入されているショートステムで、術中にこのような互換性を有するものは、BiometのTAPERLOC(TM) HIP SYSTEMだけです。
■3.真のMISを実現できる可能性が高い
ステム挿入時の操作性が大幅に向上したため、MIS(最小侵襲手術)のひとつであるDAA(前方侵入法)において、さらにレベルの高いMISを実現できる可能性が高まりました。またその他のMISアプローチでも、ステムの全長が短いので、従前よりもさらに少ない侵襲での手術が可能となりえます。
〈TAPERLOC(TM) Familyについて〉
■20余年の長期臨床成績は、18.6〜22年でステム生存率99%(*1)
1982年に米国で臨床使用を開始したTAPERLOC(TM) HIP SYSTEMは、20年以上 の長期臨床成績が報告されています。TAPERLOC(TM) Stemは、ヨーロッパのFlat Tapered Wedgeコンセプトをもとに開発され、これまでの臨床上の成功と耐久性から、今後も変わらない臨床成績が期待できます。
TAPERLOC(TM) Familyには〈スタンダード〉、大腿骨髄腔の近位/遠位部がミスマッチな骨形態に適合し、近位部での固定を実現できるようにデザインされた〈リデュースドディスタル(2002年)〉があり、〈マイクロプラスティステム〉は2007年に臨床使用を開始した、最新のショートステムです。
TAPERLOC(TM) Familyのステムコンセプト
BiometのTEPERLOC(TM) Familyは、チタン合金製、テーパー形状、そしてポーラスプラズマスプレーコーティング(PPS(R)−POROUS PLASMA SPRAY)をステムコンセプトに展開しています。ここでは特に、ポーラスプラズマスプレーコーティングについてご紹介します。
*1(McLauhlin. J.R. et al. “Total Hip Arthroplasty with an Uncemented Tapered Femoral Compornent. ”Journal of Bone Joint Surgery. Am. 90:1290:96.2008)
〈PPS(R)=POROUS PLASMA SPRAY(ポーラスプラズマスプレー)〉
■チタン合金粒子をランダムに吹き付けて生み出す3次元構造
PPS(R)ポーラスプラズマスプレーコーティングは、チタン合金粒子をランダムに吹き付けることで3次元構造を生み出します。インプラント本体ではなく、チタン合金粒子だけを加熱処理するので、インプラント本体は低温で保たれ、機械的強度の90%を維持することが可能です。
■より確実な初期固定を可能にしたスクラッチフィット
さらに、粗度の高い表面はインプラント挿入時にそのポーラス内に骨を擦り込み、スクラッチフィットによって、より確実な初期固定を可能としました。初期固定性を比較した研究では、Biometのポーラスプラズマスプレーはビーズやファイバーメッシュと比較して2倍以上の固定力が報告されています。(*2)
■骨溶解の軽減と長期固定
プラズマスプレー加工を持つClosed Poreの構造は、ポリエチレンやメタルなどのデブリスの移動を防ぎ、骨溶解の軽減と長期固定をもたらします。Biometのポーラスプラズマスプレーが施されたコンポーネントは、他のポーラス加工されたコンポーネントよりも、骨溶解の発生率が有意に低いことが報告されています。
*2(David C. Markel, Nivedita Hora, Michele Grimm. “Press-fit stability of uncemented hemispheric acetabular components : a comparison of three porous coating systems” International Orthopaedics (SICOT) 26:72-75 ,2002.)
バイオメット・ジャパン株式会社
骨温存型 人工股関節 〈TAPERLOC(TM) MICROPLASTY(TM)(テーパーロックマイクロプラスティ)〉ステム 日本導入
バイオメット・ジャパン株式会社(本社:東京都港区芝1丁目5番9号)は、骨温存型・人工股関節〈TAPERLOC(TM) HIP SYSTEM−MICROPLASTY(TM) Stem(以下マイクロプラスティステム)〉の日本国内への導入を開始しました。マイクロプラスティステムは、1982年に米国で臨床使用が開始され、20年以上の良好な長期臨床報告を持つTAPERLOC(TM) Familyの中でも最新の骨温存型ショートステムです。
【TAPERLOC(TM) MICROPLASTY(TM) の特長】
1.TAPERLOC(TM) スタンダードから、ステム全長を約30%短縮した 骨温存型のショートステム
2.スタンダードタイプと手術中のステム変更が可能
3.真のMISを実現できる可能性が高い
■1.TAPERLOC(TM)スタンダードからステム全長を約30%短縮したショートステム
全長を短くしたことで大腿骨を削る量が少なくて済み、万が一、再置換となった場合もボーンストックがあるため、容易に対応できます。いずれのステムサイズもスタンダードタイプから全長を35ミリ短くしています(もっとも大きいステムサイズで約25.5%短縮、もっとも小さいステムサイズで約31%短縮)。
■2.スタンダードタイプと手術中のステム変更が可能
基本的なステムのコンセプトは、スタンダードタイプと同様のまま、ステム遠位部のみを短くしているため、手術時、患者の骨質やその他の条件によって、ショートステムでは十分な固定性を得られないと医師が判断した場合、スタンダードタイプのステムへの変更が容易に行えます。これによって骨温存を念頭においた診断時、医師が適応可能と判断できる症例が広がり、手術を行う際、スタンダードタイプをオプションとして用意することで、より安心感の高い手術に臨むことができます。
日本市場に導入されているショートステムで、術中にこのような互換性を有するものは、BiometのTAPERLOC(TM) HIP SYSTEMだけです。
■3.真のMISを実現できる可能性が高い
ステム挿入時の操作性が大幅に向上したため、MIS(最小侵襲手術)のひとつであるDAA(前方侵入法)において、さらにレベルの高いMISを実現できる可能性が高まりました。またその他のMISアプローチでも、ステムの全長が短いので、従前よりもさらに少ない侵襲での手術が可能となりえます。
〈TAPERLOC(TM) Familyについて〉
■20余年の長期臨床成績は、18.6〜22年でステム生存率99%(*1)
1982年に米国で臨床使用を開始したTAPERLOC(TM) HIP SYSTEMは、20年以上 の長期臨床成績が報告されています。TAPERLOC(TM) Stemは、ヨーロッパのFlat Tapered Wedgeコンセプトをもとに開発され、これまでの臨床上の成功と耐久性から、今後も変わらない臨床成績が期待できます。
TAPERLOC(TM) Familyには〈スタンダード〉、大腿骨髄腔の近位/遠位部がミスマッチな骨形態に適合し、近位部での固定を実現できるようにデザインされた〈リデュースドディスタル(2002年)〉があり、〈マイクロプラスティステム〉は2007年に臨床使用を開始した、最新のショートステムです。
TAPERLOC(TM) Familyのステムコンセプト
BiometのTEPERLOC(TM) Familyは、チタン合金製、テーパー形状、そしてポーラスプラズマスプレーコーティング(PPS(R)−POROUS PLASMA SPRAY)をステムコンセプトに展開しています。ここでは特に、ポーラスプラズマスプレーコーティングについてご紹介します。
*1(McLauhlin. J.R. et al. “Total Hip Arthroplasty with an Uncemented Tapered Femoral Compornent. ”Journal of Bone Joint Surgery. Am. 90:1290:96.2008)
〈PPS(R)=POROUS PLASMA SPRAY(ポーラスプラズマスプレー)〉
■チタン合金粒子をランダムに吹き付けて生み出す3次元構造
PPS(R)ポーラスプラズマスプレーコーティングは、チタン合金粒子をランダムに吹き付けることで3次元構造を生み出します。インプラント本体ではなく、チタン合金粒子だけを加熱処理するので、インプラント本体は低温で保たれ、機械的強度の90%を維持することが可能です。
■より確実な初期固定を可能にしたスクラッチフィット
さらに、粗度の高い表面はインプラント挿入時にそのポーラス内に骨を擦り込み、スクラッチフィットによって、より確実な初期固定を可能としました。初期固定性を比較した研究では、Biometのポーラスプラズマスプレーはビーズやファイバーメッシュと比較して2倍以上の固定力が報告されています。(*2)
■骨溶解の軽減と長期固定
プラズマスプレー加工を持つClosed Poreの構造は、ポリエチレンやメタルなどのデブリスの移動を防ぎ、骨溶解の軽減と長期固定をもたらします。Biometのポーラスプラズマスプレーが施されたコンポーネントは、他のポーラス加工されたコンポーネントよりも、骨溶解の発生率が有意に低いことが報告されています。
*2(David C. Markel, Nivedita Hora, Michele Grimm. “Press-fit stability of uncemented hemispheric acetabular components : a comparison of three porous coating systems” International Orthopaedics (SICOT) 26:72-75 ,2002.)