12/15公開シンポジウム「第2次世界大戦を見る二つの視点:記録としての映画、フィクションとしての映画」
[13/11/28]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2013年11月28日
立教大学
12/15トランスナショナル・シネマ・シンポジウム
「第2次世界大戦を見る二つの視点」
〜 記録としての映画、フィクションとしての映画 〜
立教大学異文化コミュニケーション学部(東京都豊島区、学部長:池田伸子)は、2013年12月15日(日)午前10時から、池袋キャンパスにて、公開シンポジウム「第2次世界大戦を見る二つの視点:記録としての映画、フィクションとしての映画」を開催いたします。
当日は、映画「マイウェイ」「シュリ」「ブラザーフッド」の監督カン・ジェギュ氏や、映画「パッチギ!」「フラガール」のプロデューサー李鳳宇氏をスペシャルゲストとしてお迎えし、異文化理解における映画の役割というテーマで、国家が主体ではなく、普通の市民たちの目で戦争の意味を考えられる作品を選定し、シンポジウムを進めます。
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トランスナショナル・シネマ・シンポジウム講演会
「第2次世界大戦を見る二つの視点:記録としての映画、フィクションとしての映画」
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■日 時:2013年12月15日(日)10:00〜18:30
■会 場:立教大学池袋キャンパス 14号館D301教室
東京都豊島区西池袋3-34-1、池袋駅西口より徒歩約7分
■概 要:
歴史問題に関する認識の差異が、異文化間の衝突の原因となっていることがあります。一方で、戦争・歴史を娯楽スペタクルとして表象する戦争映画は、われわれの歴史・国家・民族観に大きな影響を与えており、異文化理解における映像メディアの役割は重要となってきています。
本シンポジウムでは、単なる国家論や民族論だけでは説明できない映画、つまり変わり続ける国家権威の境界に挑戦する映画の想像力を多角的に議論し、新しい歴史認識を模索します。
■プログラム内容:
10:00〜10:20 オープニング挨拶 キム・ハクジュン(東北亜歴史財団)
10:20〜12:00 映画上映「兵隊さん」(バン・ハンジュン監督、1944年)
12:10〜13:00 コメントと討論
内海愛子(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)、桜井泉(朝日新聞社)
14:00〜16:20 映画上映「マイウェイ」(カン・ジェギュ監督、2011年)
16:40〜17:30 監督のトークと対談
カン・ジェギュ(映画監督)、李鳳宇(映画プロデューサー)
17:30−18:30 総括討論
内海愛子、カン・ジェギュ、李鳳宇、桜井泉、南相九(東北亜歴史財団)
李香鎮、マーク・カプリオ、高みか(立教大学異文化コミュニケーション)
■主 催:立教大学異文化コミュニケーション学部、東北亜歴史財団
■後 援:東映、韓国映像資料院、駐日韓国大使館韓国文化院、韓国人研究者フォーラム
※入場無料(事前申込不要)、逐次通訳あり
[パネリスト プロフィール]
1. 内海愛子
大阪経済法科大学 アジア太平洋研究センター所長。日本朝鮮研究所、インドネシア国立パジャジャラン大学、恵泉女学園大学などを経て、現在、韓国人朝鮮人BC級戦犯者の戦後補償運動を応援する市民グループで活動。
著書に『朝鮮人BC級戦犯の記録』(勁草書房)、『シネアスト許泳の「昭和」』(凱風社)『戦後補償から考える日本とアジア』(山川図書出版)『日本軍の捕虜政策』(青木書店)、『キムはなぜ裁かれたのか』(朝日新聞出版)など。
2. 桜井泉
朝日新聞国際編集部記者。学習院大学修士課程(政治学)修了、1984年朝日新聞入社。1980年、大学生のとき、死刑判決を受けた金大中氏を救出するための市民運動に参加し、韓国に関心を持つ。1991年に1年間、ソウル・新村で下宿をして韓国語を学ぶ。1997年〜99年、ハノイ支局長。これまでに在日コリアンをめぐる問題や日韓関係、韓国大統領選挙などを取材。趣味は韓国旅行で全国各地を踏破。韓国歌謡のレパートリーは50曲以上ある。
3. カン・ジェギュ
韓国の映画監督・映画プロデューサー・脚本家。1995年『銀杏のベッド』で、大鐘賞映画祭、青龍映画祭、シネ21映画賞の新人監督賞を受賞、“映画を最も映画らしくするスタイリスト”の称号を得る。韓国型ブロックバスター映画の祖として、1999年『シュリ』では百想芸術大賞・監督賞、大鐘賞映画祭・企画賞、青龍映画祭・監督賞/最高興行賞を受賞、アジア各国で“シュリ・シンドローム”を巻き起こし、韓国映画の新たな可能性を広げた。2004年『ブラザーフッド』は1174万人の観客を動員し、当時の韓国歴代映画動員人数を塗り替えたことでも有名。
主な作品
・映画『銀杏のベッド』1996年、監督・脚本。
・映画『シュリ』1999年、監督・脚本。
・映画『ブラザーフッド』2004年、監督・脚本。
・ドラマ『IRIS−アイリス−』2009年、企画。
・映画『マイウェイ 12,000キロの真実』2011年、監督。
4. 李鳳宇
株式会社SUMOMO代表。1984年にパリに留学。1993年の初プロデュース作『月はどっちに出ている』は、在日の主人公たちのリアルな姿を描いた刺激的な作品として話題をよび、内外の50以上の映画賞を受賞。 1990年代半ば以降の『風の丘を越えて−西便制』『シュリ』『JSA』などの紹介・配給では、韓流ブームの火付け役ともなった。2005年『パッチギ!』でキネマ旬報ベスト・テン第1位、2007年『フラガール』で日本アカデミー賞 最優秀作品賞を受賞した。近年作に2012年『EDEN』がある。
主な著書
『「月はどっちに出ている」をめぐる2、3の話』、
『日本映画は再興できる』,
『パッチギ!対談編―喧嘩、映画、家族、そして韓国』(四方田犬彦氏との共著)、
『パッチギ!的 世界は映画で変えられる』岩波書店刊など。
立教大学
12/15トランスナショナル・シネマ・シンポジウム
「第2次世界大戦を見る二つの視点」
〜 記録としての映画、フィクションとしての映画 〜
立教大学異文化コミュニケーション学部(東京都豊島区、学部長:池田伸子)は、2013年12月15日(日)午前10時から、池袋キャンパスにて、公開シンポジウム「第2次世界大戦を見る二つの視点:記録としての映画、フィクションとしての映画」を開催いたします。
当日は、映画「マイウェイ」「シュリ」「ブラザーフッド」の監督カン・ジェギュ氏や、映画「パッチギ!」「フラガール」のプロデューサー李鳳宇氏をスペシャルゲストとしてお迎えし、異文化理解における映画の役割というテーマで、国家が主体ではなく、普通の市民たちの目で戦争の意味を考えられる作品を選定し、シンポジウムを進めます。
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トランスナショナル・シネマ・シンポジウム講演会
「第2次世界大戦を見る二つの視点:記録としての映画、フィクションとしての映画」
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■日 時:2013年12月15日(日)10:00〜18:30
■会 場:立教大学池袋キャンパス 14号館D301教室
東京都豊島区西池袋3-34-1、池袋駅西口より徒歩約7分
■概 要:
歴史問題に関する認識の差異が、異文化間の衝突の原因となっていることがあります。一方で、戦争・歴史を娯楽スペタクルとして表象する戦争映画は、われわれの歴史・国家・民族観に大きな影響を与えており、異文化理解における映像メディアの役割は重要となってきています。
本シンポジウムでは、単なる国家論や民族論だけでは説明できない映画、つまり変わり続ける国家権威の境界に挑戦する映画の想像力を多角的に議論し、新しい歴史認識を模索します。
■プログラム内容:
10:00〜10:20 オープニング挨拶 キム・ハクジュン(東北亜歴史財団)
10:20〜12:00 映画上映「兵隊さん」(バン・ハンジュン監督、1944年)
12:10〜13:00 コメントと討論
内海愛子(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)、桜井泉(朝日新聞社)
14:00〜16:20 映画上映「マイウェイ」(カン・ジェギュ監督、2011年)
16:40〜17:30 監督のトークと対談
カン・ジェギュ(映画監督)、李鳳宇(映画プロデューサー)
17:30−18:30 総括討論
内海愛子、カン・ジェギュ、李鳳宇、桜井泉、南相九(東北亜歴史財団)
李香鎮、マーク・カプリオ、高みか(立教大学異文化コミュニケーション)
■主 催:立教大学異文化コミュニケーション学部、東北亜歴史財団
■後 援:東映、韓国映像資料院、駐日韓国大使館韓国文化院、韓国人研究者フォーラム
※入場無料(事前申込不要)、逐次通訳あり
[パネリスト プロフィール]
1. 内海愛子
大阪経済法科大学 アジア太平洋研究センター所長。日本朝鮮研究所、インドネシア国立パジャジャラン大学、恵泉女学園大学などを経て、現在、韓国人朝鮮人BC級戦犯者の戦後補償運動を応援する市民グループで活動。
著書に『朝鮮人BC級戦犯の記録』(勁草書房)、『シネアスト許泳の「昭和」』(凱風社)『戦後補償から考える日本とアジア』(山川図書出版)『日本軍の捕虜政策』(青木書店)、『キムはなぜ裁かれたのか』(朝日新聞出版)など。
2. 桜井泉
朝日新聞国際編集部記者。学習院大学修士課程(政治学)修了、1984年朝日新聞入社。1980年、大学生のとき、死刑判決を受けた金大中氏を救出するための市民運動に参加し、韓国に関心を持つ。1991年に1年間、ソウル・新村で下宿をして韓国語を学ぶ。1997年〜99年、ハノイ支局長。これまでに在日コリアンをめぐる問題や日韓関係、韓国大統領選挙などを取材。趣味は韓国旅行で全国各地を踏破。韓国歌謡のレパートリーは50曲以上ある。
3. カン・ジェギュ
韓国の映画監督・映画プロデューサー・脚本家。1995年『銀杏のベッド』で、大鐘賞映画祭、青龍映画祭、シネ21映画賞の新人監督賞を受賞、“映画を最も映画らしくするスタイリスト”の称号を得る。韓国型ブロックバスター映画の祖として、1999年『シュリ』では百想芸術大賞・監督賞、大鐘賞映画祭・企画賞、青龍映画祭・監督賞/最高興行賞を受賞、アジア各国で“シュリ・シンドローム”を巻き起こし、韓国映画の新たな可能性を広げた。2004年『ブラザーフッド』は1174万人の観客を動員し、当時の韓国歴代映画動員人数を塗り替えたことでも有名。
主な作品
・映画『銀杏のベッド』1996年、監督・脚本。
・映画『シュリ』1999年、監督・脚本。
・映画『ブラザーフッド』2004年、監督・脚本。
・ドラマ『IRIS−アイリス−』2009年、企画。
・映画『マイウェイ 12,000キロの真実』2011年、監督。
4. 李鳳宇
株式会社SUMOMO代表。1984年にパリに留学。1993年の初プロデュース作『月はどっちに出ている』は、在日の主人公たちのリアルな姿を描いた刺激的な作品として話題をよび、内外の50以上の映画賞を受賞。 1990年代半ば以降の『風の丘を越えて−西便制』『シュリ』『JSA』などの紹介・配給では、韓流ブームの火付け役ともなった。2005年『パッチギ!』でキネマ旬報ベスト・テン第1位、2007年『フラガール』で日本アカデミー賞 最優秀作品賞を受賞した。近年作に2012年『EDEN』がある。
主な著書
『「月はどっちに出ている」をめぐる2、3の話』、
『日本映画は再興できる』,
『パッチギ!対談編―喧嘩、映画、家族、そして韓国』(四方田犬彦氏との共著)、
『パッチギ!的 世界は映画で変えられる』岩波書店刊など。