ストロンチウム等の新吸着剤「カテナチオPA(仮)」を開発
[14/12/28]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2014-12-22
早稲田大学広報室広報課
ストロンチウム等の新吸着剤「カテナチオPA(仮)」を開発
安価かつ耐久性向上、福島第一原発の汚染水にも効果
早稲田大学循環型環境技術研究センター(住所:新宿区、所長:松方正彦教授)と株式会社AZMEC(本社:岐阜県美濃市、代表取締役:正田武則)は、セシウムやストロンチウム等の放射性元素を吸着する、安価かつ耐久性を向上させた新しい吸着剤「カテナチオPA(仮)」の開発に成功しました。福島第一原発は今現在も高濃度汚染水の対策に迫られており、大量の汚染水処理だけでなく、放射性廃棄物の中間貯蔵施設にも対応できるなどの万能性を有する同吸着剤は、大きな効果が期待できるといえます。
従来の放射性元素吸着剤は極めて高価(1kg当たり数万円程度)であり、天然ゼオライトは安価だが吸着性能が低く、焼却灰などの高アルカリ環境下では溶解してしまい性能が発揮できない場合がありました。しかし、「カテナチオPA(仮)」は、シリカとアルミを原材料とする無機ポリマー質吸着剤で、原材料が非常に安価(1kg当たり600円程度)なうえ、製造も容易であり、耐酸性・耐アルカリ性に優れています。また、中間貯槽の期限とされる少なくとも30年間は取り換えする必要もないことから、長期にわたる活用が可能です。
循環型環境技術研究センターは、セメントの代替材として使用されているジオポリマーと呼ばれる無機ポリマーの陽イオン交換能力に注目し、この機能を利用して開発に成功しました。「カテナチオPA(仮)」は、原発の汚染水処理のほか、とりわけ現在計画されている放射性廃棄物の中間貯蔵施設等で、放射性物質が外部に漏えいすることを防ぐなど、安全面での大きな貢献が期待されます。
カテナチオPA(仮)研究開発担当
理工学術院・山崎淳司教授
AZMEC 代表取締役・正田武則氏
理工学術院・松方正彦教授(循環型環境技術研究センター所長)
問合せ先:早稲田大学循環型環境技術研究センター(03-5292-1661)担当:松岡
【リンク】
ニュースリリース http://www.waseda.jp/top/news/18865
早稲田大学広報室広報課
ストロンチウム等の新吸着剤「カテナチオPA(仮)」を開発
安価かつ耐久性向上、福島第一原発の汚染水にも効果
早稲田大学循環型環境技術研究センター(住所:新宿区、所長:松方正彦教授)と株式会社AZMEC(本社:岐阜県美濃市、代表取締役:正田武則)は、セシウムやストロンチウム等の放射性元素を吸着する、安価かつ耐久性を向上させた新しい吸着剤「カテナチオPA(仮)」の開発に成功しました。福島第一原発は今現在も高濃度汚染水の対策に迫られており、大量の汚染水処理だけでなく、放射性廃棄物の中間貯蔵施設にも対応できるなどの万能性を有する同吸着剤は、大きな効果が期待できるといえます。
従来の放射性元素吸着剤は極めて高価(1kg当たり数万円程度)であり、天然ゼオライトは安価だが吸着性能が低く、焼却灰などの高アルカリ環境下では溶解してしまい性能が発揮できない場合がありました。しかし、「カテナチオPA(仮)」は、シリカとアルミを原材料とする無機ポリマー質吸着剤で、原材料が非常に安価(1kg当たり600円程度)なうえ、製造も容易であり、耐酸性・耐アルカリ性に優れています。また、中間貯槽の期限とされる少なくとも30年間は取り換えする必要もないことから、長期にわたる活用が可能です。
循環型環境技術研究センターは、セメントの代替材として使用されているジオポリマーと呼ばれる無機ポリマーの陽イオン交換能力に注目し、この機能を利用して開発に成功しました。「カテナチオPA(仮)」は、原発の汚染水処理のほか、とりわけ現在計画されている放射性廃棄物の中間貯蔵施設等で、放射性物質が外部に漏えいすることを防ぐなど、安全面での大きな貢献が期待されます。
カテナチオPA(仮)研究開発担当
理工学術院・山崎淳司教授
AZMEC 代表取締役・正田武則氏
理工学術院・松方正彦教授(循環型環境技術研究センター所長)
問合せ先:早稲田大学循環型環境技術研究センター(03-5292-1661)担当:松岡
【リンク】
ニュースリリース http://www.waseda.jp/top/news/18865