「やる気」と「残業」の切れない関係 −残業100時間超で士気が高い「ヒートアップ型企業ランキング」−
[15/07/15]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2015年7月15日
株式会社ヴォーカーズ
Vorkers「働きがい研究所」調査レポートvol.17
< 社員クチコミでわかる会社のリアル >
「やる気」と「残業」の切れない関係
− 残業100時間超で士気が高い「ヒートアップ型企業ランキング」−
http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_17
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com)を運営する株式会社ヴォーカーズ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:増井 慎二郎)は、調査レポート第17弾として「やる気と残業の切れない関係」を発表しました。
長時間の残業が問題視される中、この夏から政府は働き方の改革として新たな国民運動「ゆう活(仕事を早めに始め、早めに終えることで夕方からオフを楽しむ)」を提案。一般企業でも朝方勤務やフレックスタイム制の導入など、長時間労働を抑制する動きは広がりを見せつつあります。
今回の調査レポートでは、Vorkersに投稿された社員クチコミのデータから、「社員の士気」と「月間平均残業時間」に着目し、その関係性を調査しました。残業時間の長さと社員の士気にはどんな関係があるのか、また、残業100時間以上と、残業40時間以下に分けて、「社員の士気」が高い企業をランキングし、どのような特徴があるのかを見ていきます。
【サマリー】
・「社員の士気」が高いほど「残業時間」が長くなる傾向
・残業100時間を境に、「社員の士気」の上昇傾向は強まる
・残業100時間以上で士気が高い「ヒートアップ型企業ランキング」、
残業40時間以下で士気が高い「メリハリ型企業ランキング」を発表
調査レポート詳細は、グラフ・ランキング表と併せてご確認ください。
Vorkers 働きがい研究所 調査レポートページ(http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_17)からもご覧いただけます。
■社員の士気が高いほど残業時間が長くなる傾向に
今回の調査では、Vorkersに寄せられたクチコミデータを元に、各企業の「月間平均残業時間」を5時間ごとにグルーピングし、そのグループ内の「社員の士気」(5段階評価)の平均値をグラフにしました。その結果、「士気の高さ」と「残業時間の長さ」に相関関係があることがわかりました。
残業100時間までは「士気の高さ」が緩やかな上昇傾向ですが、100時間を境に急上昇しています。「月間100時間以上もの残業が求められる環境においては、より高い士気が必要とされる傾向がある」、もしくは「士気が高いがゆえに、残業時間が100時間を超える」といった状況があるようです。
■残業100時間以上で士気が高い、「ヒートアップ型企業」は?
1位のオープンハウスは社員の士気が5段階評価中4.5と非常に高く、モチベーションに関するクチコミを見てみると、「評価制度は売り上げと直結している。かなり公正に結果で評価されている。(オープンハウス、男性)」といった声が見られます。同じく不動産業界で5位のセキスイハイム東北も「1件の契約ごとに給与とボーナスでプラスになるので仕事のモチベーションは高めることができます。(セキスイハイム東北、男性)」と、自身が達成した成果に対して明確な評価や報酬がある点が長時間残業を厭わない高い士気につながっていることが見受けられます。
また、上位10社中半数を占めたのがコンサルティング業。こちらもモチベーションに関するクチコミを見ていくと、「様々な業界のトップ企業の戦略に関われること。まわりの優秀な人材に刺激をうける。(マッキンゼー・アンド・カンパニー、男性)」「グローバル企業に対して、大きなインパクトを与えることができることが、一番のモチベーション源。(A.T.カーニー、男性)」「自分の関わったプロジェクトが新聞の一面をかざったり、記事になったりしたのを目にしたときは、この仕事に携われて良かったとやりがいを感じました。(ボストンコンサルティンググループ、女性)」といった、やりがいを感じられるプロジェクトに携われることが士気の高さに結びついていることが伺えます。
■残業40時間以下で士気が高い「メリハリ型企業」は?
一方、月間平均残業時間が40時間以下で「社員の士気」評価平均が高い企業のクチコミを見ていくと、企業側のしっかりとした制度作りと、社内の風土がワークライフバランスのメリハリに繋がっていることがわかります。
「有給も取りやすく長期休暇もきちんと取れます。リフレッシュ休暇なども勤続年数ごとにあります。家族旅行など毎年恒例にいく事も可能のようです。(三井不動産、女性)」
「ワークライフバランスは取り易い会社だと思います。プライベートを重要視していいからです。子供が病気で看病できる人が手当できない場合には休みを取る事になんのためらいもありません。勿論、迷惑の掛らないような手立ては打ちます。(ザイマックス、男性)」
「週休二日制、アパレルには珍しく土日のどちらかは休めます。さらに夏と冬に各2週間程のバケーションをとり旅行に行く社員がほとんどです。普段は激務ですがそういったプライベートとのバランスをとってリフレッシュしています。(ザラ・ジャパン、女性)」
「私用で残業出来ない・終電に間に合わないなどの事情があるキャストは、すんなりと帰らせてもらえる。事情があって残業出来ない人間が、肩身の狭い思いをしない空気があった。(オリエンタルランド、女性)」
「本国フィンランドと同様、家庭を大切にすることに遠慮する空気はなく、家庭の用事等々で休みを取ることはまったく問題ありませんでした。大事なのは、あくまでも求められている(あるいはそれ以上の)成果をだすことであり、仕事がしっかりできているのに意味もなく残業をするような雰囲気はありませんでした。(ノキア・ジャパン、男性)」
【データの集計について】
■データの収集方法
「Vorkers」の在籍企業評価レポートへの回答を通じてデータを収集しています。
在籍企業評価レポートの回答条件は下記の通りです。
・社員として1年以上在籍した企業の情報であること
・500文字以上の自由回答と、8つの評価項目に回答いただくこと
以下の2つのデータについても収集しています(任意回答)
・月間残業時間(実数)
・有休取得率(実数)
■対象データ
2007年7月〜2015年6月に投稿されたレポート回答のうち、レポート回答者数が5人以上ある企業3,964社のレポート回答87,891件を対象データとしています。
【Vorkersについて】
「Vorkers」では、就職・転職の参考情報として、「在籍企業の職場環境」に対する「社員・元社員」の評価点やレポートを共有しています。企業の「社員・元社員」から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のレビュー数(78万件超)が蓄積されており、会員数は約80万人(2015年7月時点)となっています。経営者や人事部のフィルターにかかっていない「社員の生の声」を共有することで、企業の実情をオープンにし、就職・転職活動をサポートしたいと考えています。また、ジョブマーケットの透明性を高めることで、「社員を大切にする企業の方が大切にしない企業よりも評価され、誠実なCEOが誠実に会社を経営しやすい雇用環境となること」を目指しています
【Vorkers働きがい研究所について】
株式会社ヴォーカーズが、働きがいの向上のために、個人・企業・社会などの視点から働きがいについて調査・リサーチを行うためのプロジェクトです。2014年3月よりスタートしました。
【株式会社ヴォーカーズ 会社概要】
商 号:株式会社ヴォーカーズ
代 表 者:代表取締役 増井 慎二郎
本店所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 ヒカリエ 8F MOV
設立年月日:2007年6月
事業内容:就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com)の企画運営
資本金:2000万円
【本件に関するお問合せ先】
株式会社ヴォーカーズ:恵川、隈元
Email:press@vorkers.com
株式会社ヴォーカーズ
Vorkers「働きがい研究所」調査レポートvol.17
< 社員クチコミでわかる会社のリアル >
「やる気」と「残業」の切れない関係
− 残業100時間超で士気が高い「ヒートアップ型企業ランキング」−
http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_17
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com)を運営する株式会社ヴォーカーズ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:増井 慎二郎)は、調査レポート第17弾として「やる気と残業の切れない関係」を発表しました。
長時間の残業が問題視される中、この夏から政府は働き方の改革として新たな国民運動「ゆう活(仕事を早めに始め、早めに終えることで夕方からオフを楽しむ)」を提案。一般企業でも朝方勤務やフレックスタイム制の導入など、長時間労働を抑制する動きは広がりを見せつつあります。
今回の調査レポートでは、Vorkersに投稿された社員クチコミのデータから、「社員の士気」と「月間平均残業時間」に着目し、その関係性を調査しました。残業時間の長さと社員の士気にはどんな関係があるのか、また、残業100時間以上と、残業40時間以下に分けて、「社員の士気」が高い企業をランキングし、どのような特徴があるのかを見ていきます。
【サマリー】
・「社員の士気」が高いほど「残業時間」が長くなる傾向
・残業100時間を境に、「社員の士気」の上昇傾向は強まる
・残業100時間以上で士気が高い「ヒートアップ型企業ランキング」、
残業40時間以下で士気が高い「メリハリ型企業ランキング」を発表
調査レポート詳細は、グラフ・ランキング表と併せてご確認ください。
Vorkers 働きがい研究所 調査レポートページ(http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_17)からもご覧いただけます。
■社員の士気が高いほど残業時間が長くなる傾向に
今回の調査では、Vorkersに寄せられたクチコミデータを元に、各企業の「月間平均残業時間」を5時間ごとにグルーピングし、そのグループ内の「社員の士気」(5段階評価)の平均値をグラフにしました。その結果、「士気の高さ」と「残業時間の長さ」に相関関係があることがわかりました。
残業100時間までは「士気の高さ」が緩やかな上昇傾向ですが、100時間を境に急上昇しています。「月間100時間以上もの残業が求められる環境においては、より高い士気が必要とされる傾向がある」、もしくは「士気が高いがゆえに、残業時間が100時間を超える」といった状況があるようです。
■残業100時間以上で士気が高い、「ヒートアップ型企業」は?
1位のオープンハウスは社員の士気が5段階評価中4.5と非常に高く、モチベーションに関するクチコミを見てみると、「評価制度は売り上げと直結している。かなり公正に結果で評価されている。(オープンハウス、男性)」といった声が見られます。同じく不動産業界で5位のセキスイハイム東北も「1件の契約ごとに給与とボーナスでプラスになるので仕事のモチベーションは高めることができます。(セキスイハイム東北、男性)」と、自身が達成した成果に対して明確な評価や報酬がある点が長時間残業を厭わない高い士気につながっていることが見受けられます。
また、上位10社中半数を占めたのがコンサルティング業。こちらもモチベーションに関するクチコミを見ていくと、「様々な業界のトップ企業の戦略に関われること。まわりの優秀な人材に刺激をうける。(マッキンゼー・アンド・カンパニー、男性)」「グローバル企業に対して、大きなインパクトを与えることができることが、一番のモチベーション源。(A.T.カーニー、男性)」「自分の関わったプロジェクトが新聞の一面をかざったり、記事になったりしたのを目にしたときは、この仕事に携われて良かったとやりがいを感じました。(ボストンコンサルティンググループ、女性)」といった、やりがいを感じられるプロジェクトに携われることが士気の高さに結びついていることが伺えます。
■残業40時間以下で士気が高い「メリハリ型企業」は?
一方、月間平均残業時間が40時間以下で「社員の士気」評価平均が高い企業のクチコミを見ていくと、企業側のしっかりとした制度作りと、社内の風土がワークライフバランスのメリハリに繋がっていることがわかります。
「有給も取りやすく長期休暇もきちんと取れます。リフレッシュ休暇なども勤続年数ごとにあります。家族旅行など毎年恒例にいく事も可能のようです。(三井不動産、女性)」
「ワークライフバランスは取り易い会社だと思います。プライベートを重要視していいからです。子供が病気で看病できる人が手当できない場合には休みを取る事になんのためらいもありません。勿論、迷惑の掛らないような手立ては打ちます。(ザイマックス、男性)」
「週休二日制、アパレルには珍しく土日のどちらかは休めます。さらに夏と冬に各2週間程のバケーションをとり旅行に行く社員がほとんどです。普段は激務ですがそういったプライベートとのバランスをとってリフレッシュしています。(ザラ・ジャパン、女性)」
「私用で残業出来ない・終電に間に合わないなどの事情があるキャストは、すんなりと帰らせてもらえる。事情があって残業出来ない人間が、肩身の狭い思いをしない空気があった。(オリエンタルランド、女性)」
「本国フィンランドと同様、家庭を大切にすることに遠慮する空気はなく、家庭の用事等々で休みを取ることはまったく問題ありませんでした。大事なのは、あくまでも求められている(あるいはそれ以上の)成果をだすことであり、仕事がしっかりできているのに意味もなく残業をするような雰囲気はありませんでした。(ノキア・ジャパン、男性)」
【データの集計について】
■データの収集方法
「Vorkers」の在籍企業評価レポートへの回答を通じてデータを収集しています。
在籍企業評価レポートの回答条件は下記の通りです。
・社員として1年以上在籍した企業の情報であること
・500文字以上の自由回答と、8つの評価項目に回答いただくこと
以下の2つのデータについても収集しています(任意回答)
・月間残業時間(実数)
・有休取得率(実数)
■対象データ
2007年7月〜2015年6月に投稿されたレポート回答のうち、レポート回答者数が5人以上ある企業3,964社のレポート回答87,891件を対象データとしています。
【Vorkersについて】
「Vorkers」では、就職・転職の参考情報として、「在籍企業の職場環境」に対する「社員・元社員」の評価点やレポートを共有しています。企業の「社員・元社員」から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のレビュー数(78万件超)が蓄積されており、会員数は約80万人(2015年7月時点)となっています。経営者や人事部のフィルターにかかっていない「社員の生の声」を共有することで、企業の実情をオープンにし、就職・転職活動をサポートしたいと考えています。また、ジョブマーケットの透明性を高めることで、「社員を大切にする企業の方が大切にしない企業よりも評価され、誠実なCEOが誠実に会社を経営しやすい雇用環境となること」を目指しています
【Vorkers働きがい研究所について】
株式会社ヴォーカーズが、働きがいの向上のために、個人・企業・社会などの視点から働きがいについて調査・リサーチを行うためのプロジェクトです。2014年3月よりスタートしました。
【株式会社ヴォーカーズ 会社概要】
商 号:株式会社ヴォーカーズ
代 表 者:代表取締役 増井 慎二郎
本店所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 ヒカリエ 8F MOV
設立年月日:2007年6月
事業内容:就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com)の企画運営
資本金:2000万円
【本件に関するお問合せ先】
株式会社ヴォーカーズ:恵川、隈元
Email:press@vorkers.com