世界で最も古い開発協力基金「昭憲皇太后基金」【配分決定】10カ国に約3,000万円
[16/04/11]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016年4月11日
日本赤十字社
世界で最も古い開発協力基金「昭憲皇太后基金」〜The Empress Shoken Fund〜【配分決定】10カ国に約3,000万円
赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟で構成される昭憲皇太后基金合同管理委員会は、今年度の同基金の配分先を決定しました。社会福祉への支援、若年層向けの教育活動、防災事業や環境問題への対策等を推進する10カ国の赤十字社に対し、総額約3,000万円(26万スイスフラン)が配分されます。
〜100年以上の歴史〜
◆◇◆◇第95回昭憲皇太后基金配分の概要◆◇◆◇
1. アルバニア赤十字社 (ヨーロッパ):約199万円
差別や暴力を撲滅する若年層向けの教育支援
若年層を中心に赤十字の活動を通して、差別と暴力のない社会を作るプロジェクトを展開します。
2. ガボン赤十字社(アフリカ) :約158万円
健康の基礎知識を習得したボランティアが保健サービスの基盤を改善
全国に赤十字ネットワークを持つガボン赤十字社は、地方に出向いて診療する巡回診療のための基礎保健や救急法といった知識や技術をボランティアに訓練し育成します。
3. ケニア赤十字社(アフリカ) :約318万円
意思決定や管理ができるリーダーを育成
意思決定に関わるユース代表者が効率的かつ効果的に赤十字活動を行うための訓練を実施します。
4.モロッコ赤新月社(アフリカ):約275万円
ホームレス、子供や高齢者に対する支援活動
厳しい生活環境に置かれたホームレス、女性、子供、高齢者や精神障害者などに避難所、衣類、食事などを提供します。
5.コロンビア赤十字社(南アメリカ)約345万円
気候変動によって発生する干ばつなどの課題を解決
気候変動によってもたらされる課題に対処し、環境資源を守るためのコミュニティ支援を行います。。
6.エクアドル赤十字社(南アメリカ):約332万円
正しい性教育支援
ユースボランティアが大学生などに向けて感染症の検査などを呼び掛けるキャンペーンを行います。
7.パラグアイ赤十字社(南アメリカ):約311万円
積極的に社会活動が行えるように若年層を育成
若者が地域社会で積極的に活躍できるようにユースボランティアを育成します。
8.マレーシア赤新月社(アジア大洋州):約326万円
災害等に対応する能力の強化活動
救急法講習や防災訓練を通して災害対応能力を強化し、緊急救援チームを育成します。
9.モンゴル赤十字社(アジア大洋州):約367万円
ソーシャルメディアを活用し自然災害などに備える活動
訓練を受けたボランティアが、ソーシャルメディアを活用し防災意識の普及に努めます。
10.サモア赤十字社(アジア大洋州):約345万円
ジェンダー暴力を抑止する啓発活動
健康に関するケアを提供し、暴力行為を抑止する啓発活動を行います。
合計 約2,975万円(25万8,500スイスフラン)
※1スイスフラン=115.09円で換算
◆今日の開発援助の先駆けとなった昭憲皇太后基金
昭憲皇太后基金は、明治45年(1912年)にワシントンで第9回赤十字国際会議が開催された際、昭憲皇太后が赤十字の平時事業を奨励する思し召しをもって国際赤十字に10万円(現在の3億5千万円相当)を寄付されたことを機に創設されました。
赤十字が戦時の活動を中心としていた時代に、災害対策、保健衛生、血液事業、青少年赤十字活動など、今日の開発援助を先取りする本基金の創設は極めて画期的なことでした。また、同基金は皇室をはじめとする日本からの寄付金によって成り立っています。
運営と配分は昭憲皇太后基金合同管理委員会が行い、毎年、昭憲皇太后のご命日にあたる4月11日に配分しています。
世界中の災害・感染症などに苦しむ人びとの救済や福祉の増進、防災、病気の予防など、時代を先取りした率先的な人道支援は世界で高く評価され、深い敬意と謝意が寄せられています。
日本赤十字社
世界で最も古い開発協力基金「昭憲皇太后基金」〜The Empress Shoken Fund〜【配分決定】10カ国に約3,000万円
赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟で構成される昭憲皇太后基金合同管理委員会は、今年度の同基金の配分先を決定しました。社会福祉への支援、若年層向けの教育活動、防災事業や環境問題への対策等を推進する10カ国の赤十字社に対し、総額約3,000万円(26万スイスフラン)が配分されます。
〜100年以上の歴史〜
◆◇◆◇第95回昭憲皇太后基金配分の概要◆◇◆◇
1. アルバニア赤十字社 (ヨーロッパ):約199万円
差別や暴力を撲滅する若年層向けの教育支援
若年層を中心に赤十字の活動を通して、差別と暴力のない社会を作るプロジェクトを展開します。
2. ガボン赤十字社(アフリカ) :約158万円
健康の基礎知識を習得したボランティアが保健サービスの基盤を改善
全国に赤十字ネットワークを持つガボン赤十字社は、地方に出向いて診療する巡回診療のための基礎保健や救急法といった知識や技術をボランティアに訓練し育成します。
3. ケニア赤十字社(アフリカ) :約318万円
意思決定や管理ができるリーダーを育成
意思決定に関わるユース代表者が効率的かつ効果的に赤十字活動を行うための訓練を実施します。
4.モロッコ赤新月社(アフリカ):約275万円
ホームレス、子供や高齢者に対する支援活動
厳しい生活環境に置かれたホームレス、女性、子供、高齢者や精神障害者などに避難所、衣類、食事などを提供します。
5.コロンビア赤十字社(南アメリカ)約345万円
気候変動によって発生する干ばつなどの課題を解決
気候変動によってもたらされる課題に対処し、環境資源を守るためのコミュニティ支援を行います。。
6.エクアドル赤十字社(南アメリカ):約332万円
正しい性教育支援
ユースボランティアが大学生などに向けて感染症の検査などを呼び掛けるキャンペーンを行います。
7.パラグアイ赤十字社(南アメリカ):約311万円
積極的に社会活動が行えるように若年層を育成
若者が地域社会で積極的に活躍できるようにユースボランティアを育成します。
8.マレーシア赤新月社(アジア大洋州):約326万円
災害等に対応する能力の強化活動
救急法講習や防災訓練を通して災害対応能力を強化し、緊急救援チームを育成します。
9.モンゴル赤十字社(アジア大洋州):約367万円
ソーシャルメディアを活用し自然災害などに備える活動
訓練を受けたボランティアが、ソーシャルメディアを活用し防災意識の普及に努めます。
10.サモア赤十字社(アジア大洋州):約345万円
ジェンダー暴力を抑止する啓発活動
健康に関するケアを提供し、暴力行為を抑止する啓発活動を行います。
合計 約2,975万円(25万8,500スイスフラン)
※1スイスフラン=115.09円で換算
◆今日の開発援助の先駆けとなった昭憲皇太后基金
昭憲皇太后基金は、明治45年(1912年)にワシントンで第9回赤十字国際会議が開催された際、昭憲皇太后が赤十字の平時事業を奨励する思し召しをもって国際赤十字に10万円(現在の3億5千万円相当)を寄付されたことを機に創設されました。
赤十字が戦時の活動を中心としていた時代に、災害対策、保健衛生、血液事業、青少年赤十字活動など、今日の開発援助を先取りする本基金の創設は極めて画期的なことでした。また、同基金は皇室をはじめとする日本からの寄付金によって成り立っています。
運営と配分は昭憲皇太后基金合同管理委員会が行い、毎年、昭憲皇太后のご命日にあたる4月11日に配分しています。
世界中の災害・感染症などに苦しむ人びとの救済や福祉の増進、防災、病気の予防など、時代を先取りした率先的な人道支援は世界で高く評価され、深い敬意と謝意が寄せられています。