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山スキー2大ブランドをレクザムが国内販売

2016年06月13日

株式会社レクザム

(DYNAFIT、POMOCA)山スキー2大ブランドをレクザムが国内販売

株式会社レクザム スポーツ事業部(大阪市)では、このたびOBERALP AG-SPA社(本社:イタリア トレンティーノ州ボルツァーノ)との間においてDYNAFIT(ディナフィット)およびPOMOCA(ポモカ)ブランド製品についての日本国内における輸入販売代理店契約を締結し、2017年7月1日より取り扱いを開始します。契約締結は、OBERALPグループ傘下の日本法人「サレワ・ジャパン」社が同ブランドを取扱っていましたが、より効率的な営業活動を行うことを目的に同社を解散し、業界に精通するパートナーによる代理店制度採用によるものです。2017年7月1日から、「山スキー」にかかわる2大ブランドを、「アルペンスキー」用スキーブーツのトップブランドである「レクザム」を製造販売する株式会社レクザム スポーツ事業部が日本国内での取り扱いを行うことになりました。

レクザムでは山スキー関係の人員増強で体制を整えると共に、国内製造企業ならではのアフターフォローの充実、「ディナフィット」「ポモカ」を使用する著名ライダーの協力によるイベントの充実等により、「山スキー」という新しいカテゴリーの雪山スポーツの市場拡大をめざし、2020年に売上3億円をめざす計画です。

株式会社レクザムは「世界スキースポーツの頂点であるアルペン競技のワールドカップやオリンピックにおいて勝利を競うことができるスキーブーツ」をめざし、1992年に事業部を設立し、1993年にスキーブーツ「レクザム」を発表。当初よりヨーロッパで開発テストを繰り返し、ノルウェイ、ドイツ、オーストリアでオフィシャルサプライヤーに加入し、競技販促を推進。2002年にはオーストリアのニコル・ホスプ選手によりFISワールドカップ・アルペンレースで初優勝。2005年にはオーストリアのトップ選手であるライナー・シェンフェルダーと契約し、シーズン開幕のワールドカップでは大回転競技で3位に入賞。2006年のトリノ・オリンピックでは複合と回転競技で銅メダルを獲得し、日本製スキーブーツとして初のオリンピックメダル獲得という快挙を成し遂げました。
日本人選手においても、モーグルの上村愛子選手が使用。2008年はモーグル女子総合優勝。そして翌2009年には猪苗代のフリースタイル世界選手権でのモーグル2冠達成。また今年のフリースタイル世界選手権でも堀島行真選手がモーグルで2冠。女子・男子ともに日本人選手史上初の世界選手権2冠を成し遂げました。

スキーといえば斜面を上から下へ滑り降りる「アルペンスキー」を指すことが一般的ですが、アウトドアスポーツ、特に山に対する志向の広がりにつれて、雪山をスキーで登り、スキーで滑り降りる「山スキー」が脚光を浴びています。
この「山スキー」において、「ディナフィット」は山スキー用TLTビンディングを発明し、日本市場における山スキー用ビンディングでシェア5割というトップブランドであるだけでなく、スキーブーツ、スキーのハードグッズからウエアやアクセサリーまでにわたる山スキー用品の総合ブランド。山スキーの本場であるヨーロッパでも広く人気を集めています。
また「ポモカ」は、雪山をスキーで登るためスキー滑走面に取り付ける滑り止め「スキー用シール」という用具の老舗ブランド。安全性と信頼性を重視する日本の山岳ガイドは約8割が「ポモカ」を使用するほどの実績があり、山スキー10社以上にOEM供給する同商品のトップメーカーでもあります。

今後、レクザム株式会社ならびにスポーツ事業部は、新規市場への積極的な取り組みにより、事業内容の充実と拡大をめざす所存です。


スポーツ事業部の概要
■株式会社レクザムスポーツ事業部
■所在地:大阪市西区新町3−2−19
■TEL. 06−6532−8968
■FAX. 06−6532ー8915
■スポーツ事業部長:酒井 敦

DYNAFITブランドの概要
1950年にオーストリアでアルペン用スキーブーツの製造を開始。
1976年にフランツ・クラマー(AUT)選手がインスブルックオリンピックにおいてダウンヒル競技で優勝。
1983年に全く新しい山スキー用ビンディングと世界で最も軽い山スキー用ブーツを発表
2002年にDYNAFIT Skischuh GmbHからDYNAFIT Sports GmbHに社名を変更
2003年にOberalpグループのアウトドア総合ブランドSalewaグループの一員に所属
2006年にディナフィット式と呼ばれる新しい山スキー用ビンディングTLTシステムを発表。
現在「ディナフィット」は、日本市場における山スキー用ビンディングの市場シェア50%を占めるトップブランド。

POMOCAブランドの概要
POMOCAの創業者であるルイ・デュフール氏は、1870年代にスイスのAvantsで初めてスキーを使用した人物で、スキーの大会を主催した人物として知られています。
1930年代にルイ・デュフール氏は着脱可能なスキンを開発。
その後、ルイ・デュフール氏の息子エリックがPOMOCAの商標でスキンを生産。
1996年にはエリック・デュフールの息子、ガイ・デュフールが会社を引き継ぎ、防水性POMOCAシールを開発。
2011年にPOMOCAがSalewaグループに参加
現在、日本の山岳ガイドの80%は「ポモカ」を使用。「スキー用シール」という商品におけるトップメーカー。


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