舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー18」参加アーティスト発表! 5ヶ国12の多彩なアーティストが結集
[18/06/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2018/6/20
フェスティバル/トーキョー実行委員会
人と都市から始まる舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー18」。
カンボジアの若手女性アーティスト初来日など、アジアや中東など多彩な地域から最先端の舞台芸術が結集。
フェスティバル/トーキョー実行委員会(名誉実行委員長:高野之夫 豊島区長、実行委員長:福地茂雄)は、フェスティバル/トーキョー18の参加アーティストを発表いたしました。
フェスティバル/トーキョー(以下F/T)は、東京を基点に、舞台芸術の新たな可能性を追求する国際舞台芸術祭です。11回目の開催となるF/T18は、2018年10月13日(土)〜11月18日(日)まで開催。若手からベテランまで、ジャンルや国を横断し、多彩なアーティストが結集します。
タイ人振付家ピチェ・クランチェンによる野外公演をはじめ、現在進行形のアジアの舞台芸術やアートを紹介するアジアシリーズでは、バングラデシュやカンボジアの作品など、本年度より新たな切り口でF/Tでしか出会えない作品を上演します。また、F/Tとともに新たな境地を開拓し続けるマレビトの会など、日本の先鋭的なアーティストの作品を上演いたします。
なお、プログラムの詳細や追加アーティスト情報は7月11日(水)記者発表会にて発表予定です。
【参加アーティスト発表】
アジアシリーズ vol.5
●ピチェ・クランチェン(タイ)
●ショプノ・ドル(バングラデシュ)
●ローモールピッチ・リシー(カンボジア)
--
まちなかパフォーマンスシリーズ
●L PACK.
●坂田ゆかり×稲継美保×田中教順
●福田 毅
●森 栄喜
--
●マレビトの会
●ナシーム・スレイマンプール(イラン)
●山本卓卓 ほか
各アーティスト&カンパニーのプロフィールは、下記をご覧ください。
【開催概要】
名 称: フェスティバル/トーキョー18 Festival/Tokyo 2018
会 期: 平成30年(2018年)10月13日(土)〜11月18日(日)37日間
会 場: 東京芸術劇場、あうるすぽっと、南池袋公園ほか ※内容等は変更になる場合がございます。
公式HP: http://www.festival-tokyo.jp/
[ 9月上旬チケット発売開始 ]
※追加参加アーティストやラインアップの詳細などは、公式HPなどで、発表いたします。
【参加アーティスト&カンパニープロフィール】
アジアシリーズ vol.5
●ピチェ・クランチェン Pichet Klunchun (タイ)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806195164-O8-m94SV4WE 】
ダンサー・振付家
タイ古典仮面舞踊劇コーンの第一人者チャイヨット・クンマネーのもとでコーンの訓練を16歳より開始。バンコクのチュラロンコン大学で美術・応用美術の学士号を取得後、ダンサー・振付家として舞台芸術を探究。世界の各地で様々な舞台芸術プロジェクトに参加。フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ章(2012)、アジアン・カルチュラル・カウンシルからジョン・D・ロックフェラー三世賞(2014)等を受賞。F/T17オープニング『Toky Toki Saru(トキトキサル)』に引き続き、2回目のF/T参加となる。
●ショプノ・ドル Swapnadal(バングラデシュ)
2001年、代表のジャヒド・リポンにより首都ダッカに創立された劇団。語りと歌を交えたベンガル地方の伝統的な演劇手法を用いながら現代的なテーマを扱い、これまでにタゴールの『チットランゴダ』や『郵便局』など17作品を発表している。代表作である『30世紀』は、インドで開催されたアジア最大級の演劇祭である「第17回インド国際演劇祭 (17th Bharat Rang Mahotsav) 」(2015) にて上演。その他、国内外の様々な演劇祭に参加している。
●ローモールピッチ・リシー Lomorpich Rithy(カンボジア)
アーティスト、「Bonn Phum」ディレクター
王立プノンペン大学メディア・コミュニケーション学部卒業。BBCメディア・アクション・カンボジアでのディレクターを経て、2014年にPlerngKobを創設。失われてしまったカンボジアの伝統を現代に接続させることを目的としたボンプン (ビレッジ・フェスティバル)を主催している。第5回目の開催となった今年は、3日間で約140,000人が来場した。別名、Yoki Cöcöとしても活動。
まちなかパフォーマンスシリーズ
●L PACK.(エルパック)
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。各地のプロジェクトやレジデンスプログラム、エキシビションに参加。
●坂田ゆかり×稲継美保×田中教順
演出家である坂田ゆかり、俳優の稲継美保、ミュージシャンの田中教順による共同創作。
【坂田ゆかり】演出家
1987年東京生まれ。東京藝術大学音楽環境創造科卒業後、全国の劇場で舞台技術スタッフとして研鑽を積む。2014年、アルカサバ・シアター(パレスチナ)との共同創作『羅生門|藪の中』を演出(F/T14)。近年は展覧会という形式に演劇の技術や考え方を応用させる実験を重ねている。建築家ホルヘ・マルティンとの長期プロジェクト『Dear Gullivers』は、第16回ヴェネチア建築ビエンナーレ(2018)のスペイン館に参加。既存の物語と協働を手段として、地域社会への芸術的介入を試みる。
【稲継美保】俳優
1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学在学中より演劇を始める。舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに、坂田ゆかり、岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテンなどの作品に出演している。現在、東京藝術大学音楽環境創造科にて、学生に演技を教え、ともに演劇作品を創作している。
【田中教順】ミュージシャン
「抱きたいリズム」をモットーに世界を旅するリズムアディクテッドな大学職員。菊地成孔のdCprG等で活動後、現在ミャンマーやスリランカ等の東南アジアのリズム研究を行う。アメリカン・スピリットCM音楽やドラマ「卒業バカメンタリー」オリジナル・サウンドトラック等でドラム及びパーカッション演奏、リズムアレンジを担当。その他には自身のユニット「未同定」やラテン・ジャズバンドSepteto Bunga Tropisなどで好きに演奏している。
●福田 毅(ふくだ・たけし)
俳優
中野成樹+フランケンズ所属。劇団公演のほか『From the Sea』(F/T14)など、客演も多数。2009年よりソロ・パフォーマンスを開始。近年に、Twitterに書きとめ寓話を構成した『鷹』、同作の改訂版『かも』(共に2015)。まちなかパフォーマンスシリーズ(F/T16、17)では、カフェや劇場のロビーを会場に上演を実施。2018年3月にはショーケース公演『Step into my home』(急な坂スタジオ・ジャパンファウンデーションシドニー)にて海外初進出。
●森 栄喜(もり・えいき)
写真家
1976年石川県生まれ。2014年『intimacy』で、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。『tokyo boy alone』(2011)、『Family Regained』(2017)などの作品集のほか、同性婚をテーマにしたパフォーマンス『Wedding Politics』(2013-2016)がある。F/T17では新しい家族の形を提示した映像作品『Family Regained: The Picnic』を池袋西口公園、豊島区本庁舎で上映した。
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●マレビトの会
2003年、舞台芸術の可能性を模索する集団として設立。被爆都市である広島・長崎をテーマとした「ヒロシマ―ナガサキシリーズ」(2009-2010)、震災と原発事故以後のメディアと社会の関係性に焦点を当てた『アンティゴネーへの旅の記録とその上演』(2012)、複数の戯曲から都市を多面的に描く『長崎を上演する』(2013-2016)、『福島を上演する』(2016-)などを上演。演劇における上演形式を大きく変化させながらも、未曽有の出来事を経験した都市をテーマに、歴史に回収されえぬものを探り、描き続けている。
●ナシーム・スレイマンプール Nassim Soleimanpour(イラン)
劇作家・パフォーマー
1981年生まれ。兵役を拒否したために、2012年までイランからの
出国を禁止された経験を持つ。自身はイランにいながらも、作品に旅をさせるスタイルを生み出した2011年の作品『白いウサギ、赤いウサギ』は多くの受賞歴を持ち、これまでに25の異なる言語に翻訳され、その上演回数は1000を超えている。その他の主な執筆作に『ブラインド・ハムレット』(2013)、『ブランク』(2015)。現在、ベルリン在住。
●山本卓卓(やまもと・すぐる)
劇作家・演出家
思春期に吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する、現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。近年は、マレーシア、タイ、インド、中国、アメリカ、シンガポールで公演や国際共同制作なども行ない、活動の場を海外にも広げている。『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。『その夜と友達』で第62回岸田國士戯曲賞最終候補作ノミネート。
【フェスティバル/トーキョーとは】
フェスティバル/トーキョー(F/T)は、東京芸術劇場をはじめ池袋エリアに集結する文化拠点を中心に開催する、日本最大級の国際舞台芸術祭です。2009年に誕生し、過去10回の開催において、270作品、2045公演、約61万人を超す観客・参加者が集いました。
昨年秋に開催されたF/T17は、F/T実行委員会、豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、NPO法人アートネットワーク・ジャパン、アーツカウンシル東京・東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催し、文化庁による助成、多くの企業の支援のもと2017年9月30日(土)‐11月12日(日)までの44日間、開催されました。毎年、国内外の先鋭的なアーティストが集結し、都市型フェスティバルの可能性とモデルを更新するべく、新たな挑戦を続けています。
主催:フェスティバル/トーキョー実行委員会
豊島区/公益財団法人としま未来文化財団/ NPO 法人アートネットワーク・ジャパン、
アーツカウンシル東京・東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
(豊島区国際アート・カルチャー都市推進事業)
本プログラムは東京芸術祭2018の一環として開催されます。
フェスティバル/トーキョー実行委員会
人と都市から始まる舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー18」。
カンボジアの若手女性アーティスト初来日など、アジアや中東など多彩な地域から最先端の舞台芸術が結集。
フェスティバル/トーキョー実行委員会(名誉実行委員長:高野之夫 豊島区長、実行委員長:福地茂雄)は、フェスティバル/トーキョー18の参加アーティストを発表いたしました。
フェスティバル/トーキョー(以下F/T)は、東京を基点に、舞台芸術の新たな可能性を追求する国際舞台芸術祭です。11回目の開催となるF/T18は、2018年10月13日(土)〜11月18日(日)まで開催。若手からベテランまで、ジャンルや国を横断し、多彩なアーティストが結集します。
タイ人振付家ピチェ・クランチェンによる野外公演をはじめ、現在進行形のアジアの舞台芸術やアートを紹介するアジアシリーズでは、バングラデシュやカンボジアの作品など、本年度より新たな切り口でF/Tでしか出会えない作品を上演します。また、F/Tとともに新たな境地を開拓し続けるマレビトの会など、日本の先鋭的なアーティストの作品を上演いたします。
なお、プログラムの詳細や追加アーティスト情報は7月11日(水)記者発表会にて発表予定です。
【参加アーティスト発表】
アジアシリーズ vol.5
●ピチェ・クランチェン(タイ)
●ショプノ・ドル(バングラデシュ)
●ローモールピッチ・リシー(カンボジア)
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まちなかパフォーマンスシリーズ
●L PACK.
●坂田ゆかり×稲継美保×田中教順
●福田 毅
●森 栄喜
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●マレビトの会
●ナシーム・スレイマンプール(イラン)
●山本卓卓 ほか
各アーティスト&カンパニーのプロフィールは、下記をご覧ください。
【開催概要】
名 称: フェスティバル/トーキョー18 Festival/Tokyo 2018
会 期: 平成30年(2018年)10月13日(土)〜11月18日(日)37日間
会 場: 東京芸術劇場、あうるすぽっと、南池袋公園ほか ※内容等は変更になる場合がございます。
公式HP: http://www.festival-tokyo.jp/
[ 9月上旬チケット発売開始 ]
※追加参加アーティストやラインアップの詳細などは、公式HPなどで、発表いたします。
【参加アーティスト&カンパニープロフィール】
アジアシリーズ vol.5
●ピチェ・クランチェン Pichet Klunchun (タイ)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806195164-O8-m94SV4WE 】
ダンサー・振付家
タイ古典仮面舞踊劇コーンの第一人者チャイヨット・クンマネーのもとでコーンの訓練を16歳より開始。バンコクのチュラロンコン大学で美術・応用美術の学士号を取得後、ダンサー・振付家として舞台芸術を探究。世界の各地で様々な舞台芸術プロジェクトに参加。フランス政府から芸術文化勲章シュバリエ章(2012)、アジアン・カルチュラル・カウンシルからジョン・D・ロックフェラー三世賞(2014)等を受賞。F/T17オープニング『Toky Toki Saru(トキトキサル)』に引き続き、2回目のF/T参加となる。
●ショプノ・ドル Swapnadal(バングラデシュ)
2001年、代表のジャヒド・リポンにより首都ダッカに創立された劇団。語りと歌を交えたベンガル地方の伝統的な演劇手法を用いながら現代的なテーマを扱い、これまでにタゴールの『チットランゴダ』や『郵便局』など17作品を発表している。代表作である『30世紀』は、インドで開催されたアジア最大級の演劇祭である「第17回インド国際演劇祭 (17th Bharat Rang Mahotsav) 」(2015) にて上演。その他、国内外の様々な演劇祭に参加している。
●ローモールピッチ・リシー Lomorpich Rithy(カンボジア)
アーティスト、「Bonn Phum」ディレクター
王立プノンペン大学メディア・コミュニケーション学部卒業。BBCメディア・アクション・カンボジアでのディレクターを経て、2014年にPlerngKobを創設。失われてしまったカンボジアの伝統を現代に接続させることを目的としたボンプン (ビレッジ・フェスティバル)を主催している。第5回目の開催となった今年は、3日間で約140,000人が来場した。別名、Yoki Cöcöとしても活動。
まちなかパフォーマンスシリーズ
●L PACK.(エルパック)
小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。各地のプロジェクトやレジデンスプログラム、エキシビションに参加。
●坂田ゆかり×稲継美保×田中教順
演出家である坂田ゆかり、俳優の稲継美保、ミュージシャンの田中教順による共同創作。
【坂田ゆかり】演出家
1987年東京生まれ。東京藝術大学音楽環境創造科卒業後、全国の劇場で舞台技術スタッフとして研鑽を積む。2014年、アルカサバ・シアター(パレスチナ)との共同創作『羅生門|藪の中』を演出(F/T14)。近年は展覧会という形式に演劇の技術や考え方を応用させる実験を重ねている。建築家ホルヘ・マルティンとの長期プロジェクト『Dear Gullivers』は、第16回ヴェネチア建築ビエンナーレ(2018)のスペイン館に参加。既存の物語と協働を手段として、地域社会への芸術的介入を試みる。
【稲継美保】俳優
1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学在学中より演劇を始める。舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに、坂田ゆかり、岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテンなどの作品に出演している。現在、東京藝術大学音楽環境創造科にて、学生に演技を教え、ともに演劇作品を創作している。
【田中教順】ミュージシャン
「抱きたいリズム」をモットーに世界を旅するリズムアディクテッドな大学職員。菊地成孔のdCprG等で活動後、現在ミャンマーやスリランカ等の東南アジアのリズム研究を行う。アメリカン・スピリットCM音楽やドラマ「卒業バカメンタリー」オリジナル・サウンドトラック等でドラム及びパーカッション演奏、リズムアレンジを担当。その他には自身のユニット「未同定」やラテン・ジャズバンドSepteto Bunga Tropisなどで好きに演奏している。
●福田 毅(ふくだ・たけし)
俳優
中野成樹+フランケンズ所属。劇団公演のほか『From the Sea』(F/T14)など、客演も多数。2009年よりソロ・パフォーマンスを開始。近年に、Twitterに書きとめ寓話を構成した『鷹』、同作の改訂版『かも』(共に2015)。まちなかパフォーマンスシリーズ(F/T16、17)では、カフェや劇場のロビーを会場に上演を実施。2018年3月にはショーケース公演『Step into my home』(急な坂スタジオ・ジャパンファウンデーションシドニー)にて海外初進出。
●森 栄喜(もり・えいき)
写真家
1976年石川県生まれ。2014年『intimacy』で、第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。『tokyo boy alone』(2011)、『Family Regained』(2017)などの作品集のほか、同性婚をテーマにしたパフォーマンス『Wedding Politics』(2013-2016)がある。F/T17では新しい家族の形を提示した映像作品『Family Regained: The Picnic』を池袋西口公園、豊島区本庁舎で上映した。
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●マレビトの会
2003年、舞台芸術の可能性を模索する集団として設立。被爆都市である広島・長崎をテーマとした「ヒロシマ―ナガサキシリーズ」(2009-2010)、震災と原発事故以後のメディアと社会の関係性に焦点を当てた『アンティゴネーへの旅の記録とその上演』(2012)、複数の戯曲から都市を多面的に描く『長崎を上演する』(2013-2016)、『福島を上演する』(2016-)などを上演。演劇における上演形式を大きく変化させながらも、未曽有の出来事を経験した都市をテーマに、歴史に回収されえぬものを探り、描き続けている。
●ナシーム・スレイマンプール Nassim Soleimanpour(イラン)
劇作家・パフォーマー
1981年生まれ。兵役を拒否したために、2012年までイランからの
出国を禁止された経験を持つ。自身はイランにいながらも、作品に旅をさせるスタイルを生み出した2011年の作品『白いウサギ、赤いウサギ』は多くの受賞歴を持ち、これまでに25の異なる言語に翻訳され、その上演回数は1000を超えている。その他の主な執筆作に『ブラインド・ハムレット』(2013)、『ブランク』(2015)。現在、ベルリン在住。
●山本卓卓(やまもと・すぐる)
劇作家・演出家
思春期に吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する、現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。近年は、マレーシア、タイ、インド、中国、アメリカ、シンガポールで公演や国際共同制作なども行ない、活動の場を海外にも広げている。『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。『その夜と友達』で第62回岸田國士戯曲賞最終候補作ノミネート。
【フェスティバル/トーキョーとは】
フェスティバル/トーキョー(F/T)は、東京芸術劇場をはじめ池袋エリアに集結する文化拠点を中心に開催する、日本最大級の国際舞台芸術祭です。2009年に誕生し、過去10回の開催において、270作品、2045公演、約61万人を超す観客・参加者が集いました。
昨年秋に開催されたF/T17は、F/T実行委員会、豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、NPO法人アートネットワーク・ジャパン、アーツカウンシル東京・東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催し、文化庁による助成、多くの企業の支援のもと2017年9月30日(土)‐11月12日(日)までの44日間、開催されました。毎年、国内外の先鋭的なアーティストが集結し、都市型フェスティバルの可能性とモデルを更新するべく、新たな挑戦を続けています。
主催:フェスティバル/トーキョー実行委員会
豊島区/公益財団法人としま未来文化財団/ NPO 法人アートネットワーク・ジャパン、
アーツカウンシル東京・東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
平成30年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
(豊島区国際アート・カルチャー都市推進事業)
本プログラムは東京芸術祭2018の一環として開催されます。