NICTと衛星データ分析スタートアップ企業Kayrros SAS社の提携
[20/02/18]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2020年2月18日
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
Kayrros SAS
NICTと衛星データ分析スタートアップ企業Kayrros SAS社の提携
〜衛星リモートセンシングにより、エネルギー産業の新たな価値を創出〜
国立研究開発法人情報通信研究機構(本部: 東京都小金井市、理事長: 徳田 英幸、以下「NICT」)とKayrros SAS社(本社: フランス パリ、代表取締役社長: Antoine Rostand、以下「Kayrros」)は、衛星リモートセンシング*を用いて、人間活動により排出される様々なガスを地球規模で可視化するという共通ビジョンの下に提携しました。
この提携により、従来は地上に多数のセンサーを配置しなければ把握できなかったガス排出量を、衛星リモートセンシングにより効率的にモニタリングする新しい技術を確立し、世界のエネルギー産業における新たなアクショナブルインテリジェンス(価値判断に資する情報)の創出に取り組みます。
NICTテラヘルツ研究センターは、過去12年以上にわたり、地球温暖化や大気汚染等の地球大気環境問題において鍵となる物質を対象に、その大気中濃度情報を衛星リモートセンシングにより抽出する独自アルゴリズムの研究開発を実施してきました。一方、Kayrrosは、2016年に設立した地理空間分析における先進的企業であり、地球規模の視野によるガス排出モニタリングの独自技術開発を進めています。
NICTとKayrrosが提携することで、NICTが持つ衛星リモートセンシングについての豊富なデータとネットワーク、アルゴリズム開発力と、Kayrrosが持つガス排出についての独自モニタリング技術を融合させ、人間活動により排出される温室効果ガス(二酸化炭素やメタン等)や大気汚染物質(二酸化窒素や二酸化硫黄等)の排出量を衛星リモートセンシングにより地球規模に可視化する新しいモニタリング技術の確立を目指します。この提携により、互いのデータや技術の共有、研究員や技術員等スタッフの人的交流を広く促進し、世界のエネルギー産業の新たな価値を創出していきます。
NICTの徳田英幸理事長は「NICTとKayrrosが提携することで、温室効果ガス排出モニタリングにおいて、観測データのAI解析を活用する等による大きな技術革新を起こすことができると期待します」とコメントしています。
KayrrosのAntoine Rostand代表取締役社長は「日本のNICTとの提携に対して非常に大きな期待感を持っている。人間が排出する有害ガスを地球規模に観測する革新的技術開発を促進し、現在、そして将来の地球にとって有益となる技術を確立できると期待します」とコメントしています。
<用語解説>
* 衛星リモートセンシング
人工衛星に搭載した専用測定器を用いて、測定対象から放出される電磁波や光を測定することで、離れた場所からその対象を観測すること。人工衛星を用いることで、グローバルな広域観測ができることが利点。
(補足説明)
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)について
NICTは、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関として、豊かで安心安全な社会の実現や我が国の経済成長の原動力である情報通信技術(ICT)の研究開発について基礎から応用までを推進するとともに、産学官連携や事業振興などに総合的に取り組んでいる。
https://www.nict.go.jp
・Kayrros SAS(Kayrros)について
Kayrrosは、データ分析を専門とする先進的企業であり、適切な提案を基に市場データを独自手法でエネルギーチェーンを跨った分析を行うことで新たな価値を提供し、グローバルなエネルギー市場を対象とした投資判断支援等のサービスを展開する。従業員数:150名以上(15以上の国籍)。本部:フランス パリ、拠点:アメリカ ヒューストン、ニューヨーク、イギリス ロンドン、シンガポール。グローバルに拠点を持つことで準リアルタイムのアクショナブルな情報提供を実施し、最新の地理情報とデータソースを用いて、世界中で広くエネルギー市場の見える化を行う。
https://www.kayrros.com
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
Kayrros SAS
NICTと衛星データ分析スタートアップ企業Kayrros SAS社の提携
〜衛星リモートセンシングにより、エネルギー産業の新たな価値を創出〜
国立研究開発法人情報通信研究機構(本部: 東京都小金井市、理事長: 徳田 英幸、以下「NICT」)とKayrros SAS社(本社: フランス パリ、代表取締役社長: Antoine Rostand、以下「Kayrros」)は、衛星リモートセンシング*を用いて、人間活動により排出される様々なガスを地球規模で可視化するという共通ビジョンの下に提携しました。
この提携により、従来は地上に多数のセンサーを配置しなければ把握できなかったガス排出量を、衛星リモートセンシングにより効率的にモニタリングする新しい技術を確立し、世界のエネルギー産業における新たなアクショナブルインテリジェンス(価値判断に資する情報)の創出に取り組みます。
NICTテラヘルツ研究センターは、過去12年以上にわたり、地球温暖化や大気汚染等の地球大気環境問題において鍵となる物質を対象に、その大気中濃度情報を衛星リモートセンシングにより抽出する独自アルゴリズムの研究開発を実施してきました。一方、Kayrrosは、2016年に設立した地理空間分析における先進的企業であり、地球規模の視野によるガス排出モニタリングの独自技術開発を進めています。
NICTとKayrrosが提携することで、NICTが持つ衛星リモートセンシングについての豊富なデータとネットワーク、アルゴリズム開発力と、Kayrrosが持つガス排出についての独自モニタリング技術を融合させ、人間活動により排出される温室効果ガス(二酸化炭素やメタン等)や大気汚染物質(二酸化窒素や二酸化硫黄等)の排出量を衛星リモートセンシングにより地球規模に可視化する新しいモニタリング技術の確立を目指します。この提携により、互いのデータや技術の共有、研究員や技術員等スタッフの人的交流を広く促進し、世界のエネルギー産業の新たな価値を創出していきます。
NICTの徳田英幸理事長は「NICTとKayrrosが提携することで、温室効果ガス排出モニタリングにおいて、観測データのAI解析を活用する等による大きな技術革新を起こすことができると期待します」とコメントしています。
KayrrosのAntoine Rostand代表取締役社長は「日本のNICTとの提携に対して非常に大きな期待感を持っている。人間が排出する有害ガスを地球規模に観測する革新的技術開発を促進し、現在、そして将来の地球にとって有益となる技術を確立できると期待します」とコメントしています。
<用語解説>
* 衛星リモートセンシング
人工衛星に搭載した専用測定器を用いて、測定対象から放出される電磁波や光を測定することで、離れた場所からその対象を観測すること。人工衛星を用いることで、グローバルな広域観測ができることが利点。
(補足説明)
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)について
NICTは、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関として、豊かで安心安全な社会の実現や我が国の経済成長の原動力である情報通信技術(ICT)の研究開発について基礎から応用までを推進するとともに、産学官連携や事業振興などに総合的に取り組んでいる。
https://www.nict.go.jp
・Kayrros SAS(Kayrros)について
Kayrrosは、データ分析を専門とする先進的企業であり、適切な提案を基に市場データを独自手法でエネルギーチェーンを跨った分析を行うことで新たな価値を提供し、グローバルなエネルギー市場を対象とした投資判断支援等のサービスを展開する。従業員数:150名以上(15以上の国籍)。本部:フランス パリ、拠点:アメリカ ヒューストン、ニューヨーク、イギリス ロンドン、シンガポール。グローバルに拠点を持つことで準リアルタイムのアクショナブルな情報提供を実施し、最新の地理情報とデータソースを用いて、世界中で広くエネルギー市場の見える化を行う。
https://www.kayrros.com