金沢工業大学のクラスター研究室が「第22回バリアフリー社会推進賞」福祉用具部門の最優秀賞を受賞
[21/03/17]
提供元:共同通信PRワイヤー
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金沢工業大学のクラスター研究室が開発した歩行トレーニング機器が
石川県の「第22回バリアフリー社会推進賞」福祉用具部門の最優秀賞を受賞
金沢工業大学のクラスター研究室(※)により開発された「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」が、石川県の「第22回バリアフリー社会推進賞」福祉用具部門の最優秀賞を受賞しました。
バリアフリー社会推進賞は、石川県において先駆的・模範的なバリアフリー社会づくりへの取り組みや活動を行っている個人や団体を「施設部門」「活動部門」「福祉用具部門」のそれぞれの部門において表彰しているものです。金沢工業大学における最優秀賞受賞は、2020年の第21回に続いて2年連続となります。表彰式は令和3年3月18日(木)14時から石川県庁4階特別会議室で行われ、工学部長の高野則之教授が出席します。
「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」の概要
今回受賞した「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」は、ロボティクス学科の鈴木亮一教授、大学院工学研究科機械工学専攻博士前期課程 2 年の北畠里美さんを中心とする研究室の学生が開発を行ないました。歩行能力に衰えを感じる高齢者やパーキンソン病などによる歩行障がいのある方を対象としたトレーニング機器で、もぐらたたきゲームを楽しみながら歩行トレーニングができるという特徴を持っています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103172354-O2-8t9z45wq】
トレーニング機器とゲームの画面
パーキンソン病などの病気や加齢により、歩行時の歩幅が小さくなったり、歩きはじめの1歩目を踏み出すことが難しくなったりすることがあります。これまで歩行能力を向上させるリハビリテーション機器やトレーニング機器はあったものの、在宅においてゲームをしながら楽しくトレーニングできる機器はありませんでした。鈴木教授らは、医療機関に勤める理学療法士や作業療法士の方々の意見も取り入れて、歩行能力の維持・改善を目的としたトレーニングができる機器を開発しました。複数の種類のモグラたたきゲームが実装されており、つらいトレーニングを楽しく行うことができます。また使用者は、歩幅の変化を確認することができ、使用者自身の身体の状況や変化もわかるようになっています。在宅でトレーニングができるように小型化した点が特徴のひとつで、ゲームをしながら気軽に楽しくトレーニングすることができます。
開発したトレーニング機器は、石川県パーキンソン病友の会のおしゃべり会に複数回展示し、使用した感想や意見を収集し、より使いやすい装置に改善しました。
トレーニング機器の使用方法(操作方法)
[1]装置を準備してゲームを起動し、モードや難易度を決定する。
[2]装置のハンドル部を把持し、足を大きく踏み出して足元のセンサを踏める位置に立つ(少し無理をして大きな一歩を踏み出す位置に立つ)。
[3]ゲーム画面の左右の穴にモグラが現れたら出現した側の足を踏み出し、センサを踏む(モグラ踏み)。
[4]時間になるまでモグラたたき(モグラ踏み)を続ける。
[5]トレーニング結果を確認し終了する。また、必要に応じて歩幅の変化等を確認する。
※クラスター研究室について
「クラスター研究室」は「分野を超えた共創教育」として実施している新しい形態の研究室です。大学に開設されたChallenge Labを拠点に、明るい未来を創るために解決すべき社会性のある課題に研究室の枠を超えて学生が集まり、卒業研究(プロジェクトデザイン?)や修士研究に取り組み、イノベーションの創出に挑戦しています。健常者も障がい者も楽しめるチェアスキーの設計・開発、日本舞踊の採点評価システム、業務用洗濯機の新しい 廃 水処理の研究などさまざまなテーマに取り組んでいます。
石川県の「第22回バリアフリー社会推進賞」福祉用具部門の最優秀賞を受賞
金沢工業大学のクラスター研究室(※)により開発された「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」が、石川県の「第22回バリアフリー社会推進賞」福祉用具部門の最優秀賞を受賞しました。
バリアフリー社会推進賞は、石川県において先駆的・模範的なバリアフリー社会づくりへの取り組みや活動を行っている個人や団体を「施設部門」「活動部門」「福祉用具部門」のそれぞれの部門において表彰しているものです。金沢工業大学における最優秀賞受賞は、2020年の第21回に続いて2年連続となります。表彰式は令和3年3月18日(木)14時から石川県庁4階特別会議室で行われ、工学部長の高野則之教授が出席します。
「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」の概要
今回受賞した「大きな一歩を踏み出す勇気を与えるトレーニング機器」は、ロボティクス学科の鈴木亮一教授、大学院工学研究科機械工学専攻博士前期課程 2 年の北畠里美さんを中心とする研究室の学生が開発を行ないました。歩行能力に衰えを感じる高齢者やパーキンソン病などによる歩行障がいのある方を対象としたトレーニング機器で、もぐらたたきゲームを楽しみながら歩行トレーニングができるという特徴を持っています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103172354-O2-8t9z45wq】
トレーニング機器とゲームの画面
パーキンソン病などの病気や加齢により、歩行時の歩幅が小さくなったり、歩きはじめの1歩目を踏み出すことが難しくなったりすることがあります。これまで歩行能力を向上させるリハビリテーション機器やトレーニング機器はあったものの、在宅においてゲームをしながら楽しくトレーニングできる機器はありませんでした。鈴木教授らは、医療機関に勤める理学療法士や作業療法士の方々の意見も取り入れて、歩行能力の維持・改善を目的としたトレーニングができる機器を開発しました。複数の種類のモグラたたきゲームが実装されており、つらいトレーニングを楽しく行うことができます。また使用者は、歩幅の変化を確認することができ、使用者自身の身体の状況や変化もわかるようになっています。在宅でトレーニングができるように小型化した点が特徴のひとつで、ゲームをしながら気軽に楽しくトレーニングすることができます。
開発したトレーニング機器は、石川県パーキンソン病友の会のおしゃべり会に複数回展示し、使用した感想や意見を収集し、より使いやすい装置に改善しました。
トレーニング機器の使用方法(操作方法)
[1]装置を準備してゲームを起動し、モードや難易度を決定する。
[2]装置のハンドル部を把持し、足を大きく踏み出して足元のセンサを踏める位置に立つ(少し無理をして大きな一歩を踏み出す位置に立つ)。
[3]ゲーム画面の左右の穴にモグラが現れたら出現した側の足を踏み出し、センサを踏む(モグラ踏み)。
[4]時間になるまでモグラたたき(モグラ踏み)を続ける。
[5]トレーニング結果を確認し終了する。また、必要に応じて歩幅の変化等を確認する。
※クラスター研究室について
「クラスター研究室」は「分野を超えた共創教育」として実施している新しい形態の研究室です。大学に開設されたChallenge Labを拠点に、明るい未来を創るために解決すべき社会性のある課題に研究室の枠を超えて学生が集まり、卒業研究(プロジェクトデザイン?)や修士研究に取り組み、イノベーションの創出に挑戦しています。健常者も障がい者も楽しめるチェアスキーの設計・開発、日本舞踊の採点評価システム、業務用洗濯機の新しい 廃 水処理の研究などさまざまなテーマに取り組んでいます。