電気自動車からの給電で停電時のエレベーター継続利用を可能とするV2X システムを販売開始
[23/07/18]
提供元:共同通信PRワイヤー
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電気自動車の充放電や、太陽光発電・蓄電池との連携が行えるHybrid-PCSで災害へのレジリエンス向上
2023 年 7 月 18 日
株式会社日立ビルシステム
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O2-e2Ui7wvn】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O3-4pvNZk1f】
「Hybrid-PCS」の画像およびロゴ*1
株式会社日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、広域災害などによる停電が発生した際に、電気自動車からの給電でエレベーターの継続利用を可能にするV2X*2システムを7月20日から日本国内で販売します。
本システムは、CHAdeMO V2H*3対応の電気自動車の急速充電と、電気自動車から電力(直流電力)を取り出し、エレベーターなどのビル設備で使用できる交流電力に変換できる機能を持つ「Hybrid-PCS(Power Conditioning System)」に、エレベーターの制御盤と信号をやり取りする「IF(Interface)ユニット」を併設する構成で、停電が発生してエレベーターが運転を休止した際に、「Hybrid-PCS」と電気自動車を接続し、本システムを起動することで、電気自動車のバッテリーを電源として速やかに運転を再開することができます。
さらに、「Hybrid-PCS」は、太陽光発電設備や蓄電池と連携できる機能も有しており、日立ビルシステムは、災害に対するレジリエンス向上とグリーン(環境)対応を実現するソリューションとして、本システムをマンションや老健施設、公共施設を中心に、主に新築時のエレベーター導入に合わせて提案を行っていきます。また、停電時の電気自動車の確保をはじめとする、マンションなどでの導入における課題に対応するために、カーシェアリングサービス会社などとの協創を進めていきます。
*1 商標登録済。
*2 V2X(Vehicle to X):自動車とさまざまなモノとの接続や相互連携を行う技術の総称。エネルギー分野においては、電気自動車と、住宅やビル、電力網(グリッド)などをつなぎ、電力の相互供給を行うことを可能にするV2Xシステムの実用化が進められています。
*3 CHAdeMO V2H:CHAdeMO協議会が標準規格として提案する急速充電方式「CHAdeMO(チャデモ)」のV2H(Vehicle to Home)用規格。
■本システムの概要(イメージ)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O4-jqsH2641】
本システムは、CHAdeMO V2H対応の電気自動車の充放電機能、太陽光発電の直流電源を交流電源に変換する機能、蓄電池の充放電機能を有する「Hybrid-PCS」と、エレベーター制御盤と信号を送受信する「IFユニット」で構成されます。平常時は商用電源や太陽光発電による電気を電気自動車に急速充電することが可能です。停電が発生してエレベーターが運転を休止した際には、「Hybrid-PCS」と電気自動車を接続し、本システムを起動することで、電気自動車のバッテリーから直流電力を取り出し、三相200Vの交流電力に変換してエレベーターに供給し、速やかに運転を再開することができます。
本システムの対象となるエレベーターの定格速度は分速45〜105mですが、本システムによる給電時は分速30mの低速運転となります。エレベーターの運転可能時間については、電気自動車のバッテリー容量やエレベーターの仕様などの諸条件によって異なりますが、バッテリー容量20kWhで残量10%まで外部給電が可能な軽電気自動車を用いて、6階建ての試験棟内のエレベーターで実施した実証実験では、約15時間の連続稼働を実証*4しています。
また、電気自動車のバッテリー残量をモニターし、バッテリーが給電限界を迎える前に「IFユニット」を通じてエレベーターの制御盤に信号を送信することで、給電の停止による利用者のエレベーター内の閉じ込めを防止します。
*4 2023年4月12日付ニュースリリース「日産自動車と日立ビルシステム、軽電気自動車『日産サクラ』からの給電で約15時間のエレベーター連続稼働を実証」
https://www.hbs.co.jp/news/2023/20230412_01.html
■本システム開発の背景
昨今、自然災害が頻発する中で、停電が発生した際にも、社会生活を継続できるようにするための対策に注目が集まっています。高層ビル・マンションなどにおいては、停電時にエレベーターなどの共用部設備が使用できなくなる事態を回避するため、非常時電源として蓄電池などを整備する動きが進んでいますが、導入コストなどが課題となっています。
このような背景の下、日立ビルシステムは、近年普及が進む電気自動車をビルの非常時電源として活用できる可能性に注目し、停電時に電気自動車からエレベーターに給電を行い、継続利用を可能とするV2Xシステムを開発しました。
■「Hybrid-PCS」と「IFユニット」の主な仕様
「Hybrid-PCS」【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O5-BY5s765r】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107245/202307187191/_prw_PT1fl_k53FNtl6.png】
「IFユニット」【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O6-AXN8o82O】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107245/202307187191/_prw_PT2fl_9Y9XZtt0.png】
■本システムに関するWebサイト
https://www.hbs.co.jp/products/v2x/h-pcs-ele/
■本システムの紹介動画
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=QOIhnn-09gQ】
■エレベーターの災害対策に関するWebサイト
https://www.hbs.co.jp/products/elevator/disaster/
■日立ビルシステムのWebサイト
https://www.hbs.co.jp/
■日立ビルシステムブランドチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCfOgxcLRk3NHm2WrqHeQ6MA
■日立ビルシステム エレメンちゃんねる
https://www.hbs.co.jp/ad/elemen/
■お問い合わせ先
株式会社日立ビルシステム カスタマーサポートセンター
電話:0120-7838-99(フリーダイヤル)
2023 年 7 月 18 日
株式会社日立ビルシステム
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O2-e2Ui7wvn】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O3-4pvNZk1f】
「Hybrid-PCS」の画像およびロゴ*1
株式会社日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、広域災害などによる停電が発生した際に、電気自動車からの給電でエレベーターの継続利用を可能にするV2X*2システムを7月20日から日本国内で販売します。
本システムは、CHAdeMO V2H*3対応の電気自動車の急速充電と、電気自動車から電力(直流電力)を取り出し、エレベーターなどのビル設備で使用できる交流電力に変換できる機能を持つ「Hybrid-PCS(Power Conditioning System)」に、エレベーターの制御盤と信号をやり取りする「IF(Interface)ユニット」を併設する構成で、停電が発生してエレベーターが運転を休止した際に、「Hybrid-PCS」と電気自動車を接続し、本システムを起動することで、電気自動車のバッテリーを電源として速やかに運転を再開することができます。
さらに、「Hybrid-PCS」は、太陽光発電設備や蓄電池と連携できる機能も有しており、日立ビルシステムは、災害に対するレジリエンス向上とグリーン(環境)対応を実現するソリューションとして、本システムをマンションや老健施設、公共施設を中心に、主に新築時のエレベーター導入に合わせて提案を行っていきます。また、停電時の電気自動車の確保をはじめとする、マンションなどでの導入における課題に対応するために、カーシェアリングサービス会社などとの協創を進めていきます。
*1 商標登録済。
*2 V2X(Vehicle to X):自動車とさまざまなモノとの接続や相互連携を行う技術の総称。エネルギー分野においては、電気自動車と、住宅やビル、電力網(グリッド)などをつなぎ、電力の相互供給を行うことを可能にするV2Xシステムの実用化が進められています。
*3 CHAdeMO V2H:CHAdeMO協議会が標準規格として提案する急速充電方式「CHAdeMO(チャデモ)」のV2H(Vehicle to Home)用規格。
■本システムの概要(イメージ)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O4-jqsH2641】
本システムは、CHAdeMO V2H対応の電気自動車の充放電機能、太陽光発電の直流電源を交流電源に変換する機能、蓄電池の充放電機能を有する「Hybrid-PCS」と、エレベーター制御盤と信号を送受信する「IFユニット」で構成されます。平常時は商用電源や太陽光発電による電気を電気自動車に急速充電することが可能です。停電が発生してエレベーターが運転を休止した際には、「Hybrid-PCS」と電気自動車を接続し、本システムを起動することで、電気自動車のバッテリーから直流電力を取り出し、三相200Vの交流電力に変換してエレベーターに供給し、速やかに運転を再開することができます。
本システムの対象となるエレベーターの定格速度は分速45〜105mですが、本システムによる給電時は分速30mの低速運転となります。エレベーターの運転可能時間については、電気自動車のバッテリー容量やエレベーターの仕様などの諸条件によって異なりますが、バッテリー容量20kWhで残量10%まで外部給電が可能な軽電気自動車を用いて、6階建ての試験棟内のエレベーターで実施した実証実験では、約15時間の連続稼働を実証*4しています。
また、電気自動車のバッテリー残量をモニターし、バッテリーが給電限界を迎える前に「IFユニット」を通じてエレベーターの制御盤に信号を送信することで、給電の停止による利用者のエレベーター内の閉じ込めを防止します。
*4 2023年4月12日付ニュースリリース「日産自動車と日立ビルシステム、軽電気自動車『日産サクラ』からの給電で約15時間のエレベーター連続稼働を実証」
https://www.hbs.co.jp/news/2023/20230412_01.html
■本システム開発の背景
昨今、自然災害が頻発する中で、停電が発生した際にも、社会生活を継続できるようにするための対策に注目が集まっています。高層ビル・マンションなどにおいては、停電時にエレベーターなどの共用部設備が使用できなくなる事態を回避するため、非常時電源として蓄電池などを整備する動きが進んでいますが、導入コストなどが課題となっています。
このような背景の下、日立ビルシステムは、近年普及が進む電気自動車をビルの非常時電源として活用できる可能性に注目し、停電時に電気自動車からエレベーターに給電を行い、継続利用を可能とするV2Xシステムを開発しました。
■「Hybrid-PCS」と「IFユニット」の主な仕様
「Hybrid-PCS」【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O5-BY5s765r】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107245/202307187191/_prw_PT1fl_k53FNtl6.png】
「IFユニット」【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307187191-O6-AXN8o82O】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107245/202307187191/_prw_PT2fl_9Y9XZtt0.png】
■本システムに関するWebサイト
https://www.hbs.co.jp/products/v2x/h-pcs-ele/
■本システムの紹介動画
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=QOIhnn-09gQ】
■エレベーターの災害対策に関するWebサイト
https://www.hbs.co.jp/products/elevator/disaster/
■日立ビルシステムのWebサイト
https://www.hbs.co.jp/
■日立ビルシステムブランドチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCfOgxcLRk3NHm2WrqHeQ6MA
■日立ビルシステム エレメンちゃんねる
https://www.hbs.co.jp/ad/elemen/
■お問い合わせ先
株式会社日立ビルシステム カスタマーサポートセンター
電話:0120-7838-99(フリーダイヤル)