日本気象協会「トクする!防災」プロジェクト『夏の備蓄前線2018』を発表
[18/05/29]
提供元:PRTIMES
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〜 日頃から取り組める「ローリングストック法」で雨の季節に備えを〜
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)が推進する「トクする!防災」プロジェクトは、「夏の備蓄前線2018」を5月29日に発表します。
「夏の備蓄前線2018」は「トクする!防災」プロジェクトの公式サイト(https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock07.html)で公開します。
「夏の備蓄前線2018」とは
「夏の備蓄前線2018」は、各地で雨の量が多くなり、洪水や土砂災害が起きやすいシーズンに入ることをふまえて、食料品や生活用品などの備蓄の見直しを推奨する目安を前線図で示したものです。日本気象協会の長期予報から、降水量や降水が増える時期を参考に発表しています。備蓄には、日頃から取り組める「ローリングストック法」※が有効です。本格的な雨のシーズンに入る前に「夏の備蓄前線2018」を参考に、災害に備えた食料品や生活必需品の備蓄を見直しましょう。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/20569/table/13_1.jpg ]
夏の備蓄前線2018 前線図
[画像1: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-687934-0.jpg ]
※ ローリングストック法とは…普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法です。古いものから使い、使った分は必ず補充することがポイント。
各地の気象予報士からのコメント
■北海道 日本気象協会 北海道支社 森和也 気象予報士
[画像2: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-455181-12.jpg ]
今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが強まる予想となっているため、北海道にも南から暖かく湿った空気が流れ込み、激しい雨が降ったり、局地的な大雨となる恐れがあります。昨年は、台風の上陸はなかったものの低気圧や前線の影響で、記録的な大雨や家屋の浸水、道路の冠水、土砂崩れなども発生しました。被災地で多く聞かれた言葉は「まさか」。災害はいつやってくるか分かりません。日頃から避難経路の確認や備蓄などに取り組みましょう。
■東北 日本気象協会 東北支社 佐藤理恵子 気象予報士
[画像3: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-380346-16.jpg ]
東北地方の今年の夏は降水量は平年並み、気温は平年より高い日が多い予想で、短時間に強く降る雨に特に注意が必要です。浸水が予想される低い土地、冠水しそうな道路などに注意し、安全な避難経路を今のうちに確認しておきましょう。平成27年9月関東・東北豪雨など、東北地方では毎年のように甚大な風水害が起こっています。雨の季節を迎える前に、自宅や職場の有効な避難方法を確認し、季節にあった備品を用意しましょう。備蓄には「ローリングストック法」がオススメです。
■関東 日本気象協会 本社 中川裕美子 気象予報士
[画像4: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-873005-15.jpg ]
今年の関東地方は、6月に前線や湿った空気の影響を受けやすく、梅雨前半から雨の量が多くなることが考えられます。梅雨明け後は少雨傾向ですが、高温が予想され、局地的に雷雲が発達することもあるでしょう。また平成27年9月関東・東北豪雨では鬼怒川が氾濫し、住宅地に濁流が押し寄せました。都市部でも短時間強雨による内水氾濫が度々発生しています。食べた分だけ買い足す「ローリングストック法」で、急に物流が滞った時も憂いなしです。
■北陸 日本気象協会 北陸支店 谷口聡一 気象予報士
[画像5: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-787180-17.jpg ]
今年は暑い夏が予想されています。また、本格的な夏になるまでも要注意。梅雨が明けるまでは、いつもの年より雨の量が多くなるかも。大雨に備え防災グッズを用意しておくなど、いつも以上に防災意識を高めましょう。北陸は災害が少ないと言われ、山に守られているから大丈夫だという話も聞こえてきます。自分の身近にはなくても、床下浸水の被害はどこかで発生しています。他人事ではなく、自分事と考え、普段から意識を高めましょう。
■中部 日本気象協会 中部支社 菅野彰太 気象予報士
[画像6: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-151294-13.jpg ]
今年は、6月の梅雨時に平年より雨の量が多くなる見込みです。その前に「ローリングストック法」を活用し、常に一定量の食料を家に備蓄している状態にしておきましょう。また、避難所の場所や、避難所までのルートを再確認することも大切です。東海地方では近年、大雨による浸水害や道路冠水、地下鉄駅構内冠水などの被害が発生しています。外出中にバスや電車などの公共交通機関が利用できず帰宅困難になった場合を想定し、最低限の備えについて見直しましょう。
■長野 日本気象協会 長野支店 濵中弘樹 気象予報士
[画像7: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-660600-14.jpg ]
気象庁は、春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高いと発表しています。ラニーニャ現象が春に終息した最近の、2006年(平成18年)、2008年(平成20年)、2011年(平成23年)では、いずれも気象庁が命名した豪雨が夏に発生しています。中でも、平成18年7月豪雨では、長野県内にも甚大な被害がもたらされ、岡谷市の土石流などで13名が亡くなっています。長野県は急峻な地形が多いので、いざという時の為に、備蓄の確認をしておきましょう。
■関西 日本気象協会 関西支社 六車香奈子 気象予報士
[画像8: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-822697-11.jpg ]
昨年は台風3号周辺の暖かく湿った空気の影響で前線の活動が活発になりました。中国地方を中心に大雨となり、島根県に大雨特別警報が発表されました。今年は近畿、中国、四国地方で平年より早く梅雨入りする恐れがあり、平年より湿った空気が入りやすい予想で、前線の活動が活発になり大雨の頻度が増えそうです。事前に避難経路を確認するなど大雨に備えてください。梅雨明け後は、集中豪雨など局地的な現象に注意が必要です。
■九州 日本気象協会 九州支社 松井渉 気象予報士
[画像9: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-846304-10.jpg ]
昨年の九州北部豪雨では、半日に最大約1000ミリもの雨が降りました。この豪雨の原因が「線状降水帯」と呼ばれる積乱雲の列です。梅雨時、線状降水帯はしばしば九州周辺に現れ、激しい雨を降らせますので警戒が必要です。今年の梅雨は梅雨前線の北上が例年より早く、その分、九州に大きく影響する時期も早まることが予想されます。過去、九州の大雨災害は6月末から7月中旬に多く発生していますが、今年はそれより早い時期から大雨に備える必要があります。
「夏の備蓄」のポイント
気象庁が発表した最新の3カ月予報によると、この先6月から8月にかけて全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温が高くなる見込みです。気温が高い日が続くと、暑さにより一時的に食欲が落ちる可能性があるため、長期保存の食料品だけではなく、日常から食べ慣れた食料品を備蓄品に含めることが必要です。これには「ローリングストック法」※が有効です。断水などに備えて、生活用水や飲料用として水やイオン飲料なども多めに備蓄するようにしましょう。
また今年の夏は、各地で集中豪雨や雷雨などが発生し、停電が起きる恐れがあります。暗い時間帯に停電が起こることも考えられるため、電池式の照明機器(懐中電灯やランタンなど)は複数準備し、各部屋に置いておくと安心です。
「トクする!防災」公式サイト ローリングストック法について
https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock03.html
「トクする!防災」プロジェクトとは
[画像10: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-303638-9.jpg ]
「トクする!防災」プロジェクトは、日本気象協会が推進する、“必要だとは思っているけれど、なかなか実践できない防災アクション”に対し、ちょっとしたおトク感や気軽さをプラスする取り組みです。日頃から防災対策への興味、関心を高め、最終的に自分や家族の身を守ることができる備えをしながら、安心につなげていくことを目指しています。
「トクする!防災」公式サイト https://tokusuru-bosai.jp/
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)が推進する「トクする!防災」プロジェクトは、「夏の備蓄前線2018」を5月29日に発表します。
「夏の備蓄前線2018」は「トクする!防災」プロジェクトの公式サイト(https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock07.html)で公開します。
「夏の備蓄前線2018」とは
「夏の備蓄前線2018」は、各地で雨の量が多くなり、洪水や土砂災害が起きやすいシーズンに入ることをふまえて、食料品や生活用品などの備蓄の見直しを推奨する目安を前線図で示したものです。日本気象協会の長期予報から、降水量や降水が増える時期を参考に発表しています。備蓄には、日頃から取り組める「ローリングストック法」※が有効です。本格的な雨のシーズンに入る前に「夏の備蓄前線2018」を参考に、災害に備えた食料品や生活必需品の備蓄を見直しましょう。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/20569/table/13_1.jpg ]
夏の備蓄前線2018 前線図
[画像1: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-687934-0.jpg ]
※ ローリングストック法とは…普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法です。古いものから使い、使った分は必ず補充することがポイント。
各地の気象予報士からのコメント
■北海道 日本気象協会 北海道支社 森和也 気象予報士
[画像2: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-455181-12.jpg ]
今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが強まる予想となっているため、北海道にも南から暖かく湿った空気が流れ込み、激しい雨が降ったり、局地的な大雨となる恐れがあります。昨年は、台風の上陸はなかったものの低気圧や前線の影響で、記録的な大雨や家屋の浸水、道路の冠水、土砂崩れなども発生しました。被災地で多く聞かれた言葉は「まさか」。災害はいつやってくるか分かりません。日頃から避難経路の確認や備蓄などに取り組みましょう。
■東北 日本気象協会 東北支社 佐藤理恵子 気象予報士
[画像3: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-380346-16.jpg ]
東北地方の今年の夏は降水量は平年並み、気温は平年より高い日が多い予想で、短時間に強く降る雨に特に注意が必要です。浸水が予想される低い土地、冠水しそうな道路などに注意し、安全な避難経路を今のうちに確認しておきましょう。平成27年9月関東・東北豪雨など、東北地方では毎年のように甚大な風水害が起こっています。雨の季節を迎える前に、自宅や職場の有効な避難方法を確認し、季節にあった備品を用意しましょう。備蓄には「ローリングストック法」がオススメです。
■関東 日本気象協会 本社 中川裕美子 気象予報士
[画像4: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-873005-15.jpg ]
今年の関東地方は、6月に前線や湿った空気の影響を受けやすく、梅雨前半から雨の量が多くなることが考えられます。梅雨明け後は少雨傾向ですが、高温が予想され、局地的に雷雲が発達することもあるでしょう。また平成27年9月関東・東北豪雨では鬼怒川が氾濫し、住宅地に濁流が押し寄せました。都市部でも短時間強雨による内水氾濫が度々発生しています。食べた分だけ買い足す「ローリングストック法」で、急に物流が滞った時も憂いなしです。
■北陸 日本気象協会 北陸支店 谷口聡一 気象予報士
[画像5: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-787180-17.jpg ]
今年は暑い夏が予想されています。また、本格的な夏になるまでも要注意。梅雨が明けるまでは、いつもの年より雨の量が多くなるかも。大雨に備え防災グッズを用意しておくなど、いつも以上に防災意識を高めましょう。北陸は災害が少ないと言われ、山に守られているから大丈夫だという話も聞こえてきます。自分の身近にはなくても、床下浸水の被害はどこかで発生しています。他人事ではなく、自分事と考え、普段から意識を高めましょう。
■中部 日本気象協会 中部支社 菅野彰太 気象予報士
[画像6: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-151294-13.jpg ]
今年は、6月の梅雨時に平年より雨の量が多くなる見込みです。その前に「ローリングストック法」を活用し、常に一定量の食料を家に備蓄している状態にしておきましょう。また、避難所の場所や、避難所までのルートを再確認することも大切です。東海地方では近年、大雨による浸水害や道路冠水、地下鉄駅構内冠水などの被害が発生しています。外出中にバスや電車などの公共交通機関が利用できず帰宅困難になった場合を想定し、最低限の備えについて見直しましょう。
■長野 日本気象協会 長野支店 濵中弘樹 気象予報士
[画像7: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-660600-14.jpg ]
気象庁は、春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高いと発表しています。ラニーニャ現象が春に終息した最近の、2006年(平成18年)、2008年(平成20年)、2011年(平成23年)では、いずれも気象庁が命名した豪雨が夏に発生しています。中でも、平成18年7月豪雨では、長野県内にも甚大な被害がもたらされ、岡谷市の土石流などで13名が亡くなっています。長野県は急峻な地形が多いので、いざという時の為に、備蓄の確認をしておきましょう。
■関西 日本気象協会 関西支社 六車香奈子 気象予報士
[画像8: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-822697-11.jpg ]
昨年は台風3号周辺の暖かく湿った空気の影響で前線の活動が活発になりました。中国地方を中心に大雨となり、島根県に大雨特別警報が発表されました。今年は近畿、中国、四国地方で平年より早く梅雨入りする恐れがあり、平年より湿った空気が入りやすい予想で、前線の活動が活発になり大雨の頻度が増えそうです。事前に避難経路を確認するなど大雨に備えてください。梅雨明け後は、集中豪雨など局地的な現象に注意が必要です。
■九州 日本気象協会 九州支社 松井渉 気象予報士
[画像9: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-846304-10.jpg ]
昨年の九州北部豪雨では、半日に最大約1000ミリもの雨が降りました。この豪雨の原因が「線状降水帯」と呼ばれる積乱雲の列です。梅雨時、線状降水帯はしばしば九州周辺に現れ、激しい雨を降らせますので警戒が必要です。今年の梅雨は梅雨前線の北上が例年より早く、その分、九州に大きく影響する時期も早まることが予想されます。過去、九州の大雨災害は6月末から7月中旬に多く発生していますが、今年はそれより早い時期から大雨に備える必要があります。
「夏の備蓄」のポイント
気象庁が発表した最新の3カ月予報によると、この先6月から8月にかけて全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温が高くなる見込みです。気温が高い日が続くと、暑さにより一時的に食欲が落ちる可能性があるため、長期保存の食料品だけではなく、日常から食べ慣れた食料品を備蓄品に含めることが必要です。これには「ローリングストック法」※が有効です。断水などに備えて、生活用水や飲料用として水やイオン飲料なども多めに備蓄するようにしましょう。
また今年の夏は、各地で集中豪雨や雷雨などが発生し、停電が起きる恐れがあります。暗い時間帯に停電が起こることも考えられるため、電池式の照明機器(懐中電灯やランタンなど)は複数準備し、各部屋に置いておくと安心です。
「トクする!防災」公式サイト ローリングストック法について
https://tokusuru-bosai.jp/stock/stock03.html
「トクする!防災」プロジェクトとは
[画像10: https://prtimes.jp/i/20569/13/resize/d20569-13-303638-9.jpg ]
「トクする!防災」プロジェクトは、日本気象協会が推進する、“必要だとは思っているけれど、なかなか実践できない防災アクション”に対し、ちょっとしたおトク感や気軽さをプラスする取り組みです。日頃から防災対策への興味、関心を高め、最終的に自分や家族の身を守ることができる備えをしながら、安心につなげていくことを目指しています。
「トクする!防災」公式サイト https://tokusuru-bosai.jp/