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20歳の学生が編集長を務める「千葉大学環境報告書」、充実の88ページの2016年版が発行

全国で最も学生が制作に関わっている環境報告書

国立大学法人千葉大学では、2004年度から毎年、環境ISO学生委員会が構成・取材・執筆・デザイン進行管理を担当して「環境報告書」を制作しています。本日、「千葉大学環境報告書2016」を発行いたしました。






千葉大学の環境報告書とは


[画像1: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-259137-1.jpg ]

「環境報告書」とは、事業者(企業、団体、学校等)が、自らの事業活動によって生じる環境負荷や、環境に対する考え方、取り組み等を社会に対して定期的に公表するものです。国立大学では法人化を契機に2005年度から作成が義務付けられています。千葉大学ではISO14001を学生主体で取得・継続しており、その活動を学生の実務教育の機会ととらえているため、環境報告書も学生が編集長・副編集長を務め、学生委員が手分けして原稿の構成・取材・執筆・校正を行い、デザイン学科の学生がデザインを行い、約半年かけて制作しています。

環境報告書はホームページで全文公開 http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment


2016年版の7つの章と6つのトピックス

【はじめに】

[画像2: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-864466-11.jpg ]

学長からのメッセージとして徳久学長と環境ISO学生委員会の石口委員長の対談を掲載。また、千葉大学の環境・エネルギー方針を示し、トピックスとして「サステイナブルキャンパスの推進」を取り上げたほか、千葉大学が環境活動に関して2015年度に受賞した6つの賞について報告しています。

TOPICS サステイナブルキャンパスの推進
2015年11月に千葉大学で開催した、エコキャンパスの取り組みを推進する大学が全国から集まって情報を共有をする「サステイナブルキャンパス推進協議会」の第3回年次大会についてトピックスで紹介しています。

【第1章】千葉大学の概要

[画像3: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-907072-12.jpg ]

1章では千葉大学の主要4キャンパスの紹介(立地や特徴、構成員の数など)と、千葉大学憲章および千葉大学の運営・教育研究組織について紹介しています。


【第2章】環境教育・研究の取り組み

[画像4: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-268748-14.jpg ]

2章では千葉大学で行われている最先端の環境研究・環境教育や、部局長へのインタビュー、大学と附属学校での環境教育の内容を紹介しています。
TOPICS 植物工場における葉の老化を抑制する栽培システムを開発
2015年度にメディアでも多数報道されて話題になった、植物工場において葉の老化を抑制することで、葉の廃棄ロスを減らすことができる栽培システムの開発をトピックスとして取り上げています。

【第3章】エコキャンパスへの取り組み

[画像5: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-659675-17.jpg ]

3章では光熱水量や廃棄物削減の取り組み、化学物質の管理、緑化活動、自転車環境や分煙環境の整備、構内事業者の取り組みなどをまとめています。
TOPICS 創エネルギーの取り組み
トピックスとして千葉大学が取り組んでいる太陽光発電、太陽熱利用、エコ給湯器、日射の自動制御装置の導入について紹介しています。


【第4章】学生主体の取り組み

[画像6: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-170896-3.jpg ]

千葉大学では環境・エネルギーマネジメントシステムの運用を実務教育の機会ととらえ、学生が主体となって実施しています。第4章では環境ISO学生委員会の仕組みや活動の関わりを紹介しています。また、新旧委員長の対談やOB・OGからのコメントも掲載しています。
TOPICS 学生が企業と取り組む環境活動
2015年度に環境ISO学生委員会が三菱製紙販売株式会社と協同で取り組んだ環境活動について紹介しています。

【第5章】環境コミュニケーション

[画像7: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-624385-6.jpg ]

5章では環境活動を通じた地域社会等との交流や情報発信についてまとめています。留学生との交流、被災地支援活動、プレスリリース、新聞報道記録、地域社会のイベント参加、大学祭での環境対策などを紹介しています。
TOPICS 国際化への対応
千葉大学の環境への取り組みを、海外からの留学生に説明したり、アジア環境会議で発表するなどの活動について紹介しています。

【第6章】環境・エネルギーマネジメントシステムの仕組みと結果

[画像8: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-293600-7.jpg ]

6章では千葉大学の環境・エネルギーマネジメントシステムの中身について紹介しているほか、内部監査の実施報告、環境目的・目標の達成度評価、環境関連法規制等の順守状況、物質収支、環境会計、学長のフィードバックについてまとめています。


【第7章】資料編

[画像9: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-366970-10.jpg ]

7章では学生、教職員向けに行った環境意識のアンケート調査の結果や物質収支詳細データ、用語集などをまとめているほか、外部の方々との意見交換会として環境報告書に関する第三者の意見を掲載しています。今年は行政関係者、有識者、近隣の高校の生徒を招いて意見交換会を行いました。



編集長のコメント


[画像10: http://prtimes.jp/i/15177/110/resize/d15177-110-138780-0.jpg ]



環境ISO学生委員会 環境報告書2016編集長 石川愛海(法政経学部3年・20歳)
「40名以上の学生委員、デザイナーの方々及び学内外の皆様に多大なるご協力をいただき、この千葉大学環境報告書2016を完成させることができました。編集長の業務を通し、千葉大学の環境マネジメントシステムについて深い理解を得ただけでなく、組織のマネジメントや人と関わる楽しさ・難しさを学びました。この報告書を通じてより多くの人々に千葉大学の環境への取り組みについて知ってもらえれば幸いです。」
※本年度のデザイナーは工学部デザイン学科4年生の7人チームです。

■千葉大学環境ISO学生委員会とは・・・2003年10月、千葉大学においてISO14001認証取得への動きが始まるとともに発足し、環境マネジメントシステムの構築・運用に貢献。現在では、学内の研修講師、目的目標実施計画の原案作成、内部監査、外部審査対応、環境報告書作成、省エネ省資源・緑化・堆肥化等の活動、地域との連携、学内への啓発活動などを担当。ホームページ http://env.chiba-univ.net/


本件に関するお問い合わせ


千葉大学環境ISO事務局
TEL: 043-290-3572 
メール: kankyo-iso@office.chiba-u.jp
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