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これは本当にフィクションなのか――。直木賞作家・桜木紫乃著『砂上』9月29日(金)発売!

男にも金にも見放された女の前に現れたのは、冷徹な編集者だった。

株式会社KADOKAWAは、桜木紫乃氏作家デビュー10周年記念作品『砂上(さじょう)』を2017年9月29日(金)に発売いたします。
★電子書籍同日発売予定。特典:著者による、作中作『砂上』の手書き原稿!




[画像1: https://prtimes.jp/i/7006/3737/resize/d7006-3737-823506-0.jpg ]

北海道を舞台に、寄る辺ない女たちの生と性を描いてきた桜木紫乃氏。今年デビュー10周年を迎えるにあたって選んだのは、作家へと化けてゆく女性が主人公の物語。「作家にならんとする人が主人公の話はもう書けないだろう」と著者自身がもらすほど、熱い魂が宿った作品です。

【内容】書くことに取り憑かれた女の再生の物語。
毎日降る雪のせいで、空が色をなくした北海道・江別。柊令央(ひいらぎ れお)は、ビストロ勤務で得る数万円の月収と、元夫から振り込まれる慰謝料で細々と暮らしていた。いつか作家になりたい。そう思ってきたものの、夢に近づく日はこないまま、気づけば四十代に突入していた。
ある日、令央の前に一人の編集者が現れる。「あなた今後、なにがしたいんですか」。責めるように問う小川乙三(おがわ おとみ)との出会いを機に、令央は母が墓場へと持っていったある秘密を書く決心をする。だがそれは、母親との暮らしを、そして他人任せだった自分のこれまでを直視する日々の始まりだった。
現実と虚構が交錯する傑作長編。
※初出:「本の旅人」2016年1月号〜10月号

【著者紹介】桜木紫乃(さくらぎ・しの)

[画像2: https://prtimes.jp/i/7006/3737/resize/d7006-3737-980482-4.jpg ]

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年、同作を収録した『氷平線』で単行本デビュー。13年、『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞『氷の轍』『裸の華』『霧(ウラル)』『それを愛とは呼ばず』『起終点駅(ターミナル)』『ブルース』『星々たち』『蛇行する月』『ワン・モア』『誰もいない夜に咲く』等、著書多数。

【発売】2017年9月29日(金)※地域によって発売日が前後する場合があります。
【定価】1,620円(本体1,500円+税)
【頁数】224頁
【体裁】四六判上製
【装画】チカツタケオ
【装丁】須田杏菜
【発行】株式会社KADOKAWA
★電子書籍同日配信予定 ※ストアによって配信日が異なる場合があります。
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