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日経平均は続落、重要イベント控えポジション調整の売り

相場概況
日経平均は続落。前日の米株安や原油先物相場の軟調推移、為替相場が一時1ドル=110円台まで円高に振れたことなどを受けて、日経平均も利益確定売りが先行して80円安でスタートした。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日本銀行・金融政策決定会合を控えてポジション調整の動きが意識されたほか、決算発表の本格化を受けて様子見ムードも強まりやすく、日経平均は前引けにかけて急速に下げ幅を広げ、後場に入り一時17200.50円(前日比238.80円安)まで下落した。売りが一巡すると17300円台後半まで値を戻した。

大引けの日経平均は前日比86.02円安の17353.28円となった。東証1部の売買高は22億2042万株、売買代金は2兆0804億円だった。業種別では、海運業が4%を超える下落となったほか、鉄鋼、銀行業、保険業が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、水産・農林業、食料品が上昇率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>が3%超、みずほ<8411>と三井住友<8316>が2%超の下落となるなどメガバンク株が売られた。トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>なども軟調。その他売買代金上位では、マツダ<7261>、三井不<8801>、三菱商事<8058>などが2%超下げたほか、PD<4587>やJFE<5411>は4%を超える下落。燃費不正問題の社内調査結果を引け後に発表する三菱自<7211>は、一部報道を受けて後場急落した。また、日立国際<6756>、図研<6947>、ブレインパッド<3655>などが東証1部下落率上位となった。一方、ソニー<6758>、NTT<9432>、JT<2914>、キーエンス<6861>などが堅調。前日決算発表した日本電産<6594>は4%高。同様に決算発表を受けて日立化成<4217>も買われた。また、MDM<7600>、信越ポリ<7970>、日製鋼<5631>などが東証1部上昇率上位となった。

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