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日経平均は3日ぶり小幅反落、小安くもみ合い

相場概況
日経平均は3日ぶり小幅反落。25日の米国市場でNYダウは続伸し、237ドル高となった。決算発表のナイキが大きく押し上げたほか、金融株もストレステストの結果が好感されて上昇。ただ、長期金利の上昇でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は5日ぶりに小幅反落した。週明けの日経平均はNYダウの上昇を受けて46円高からスタートしたものの、値がさ株に売りが出て、寄り付き直後をこの日の高値にマイナス転換。その後も上値追いの動きは限られ、小安い水準でもみ合う場面が多かった。

大引けの日経平均は前週末比18.16円安の29048.02円となった。東証1部の売買高は8億
7073万株、売買代金は1兆9680億円だった。業種別では、鉱業、精密機器、空運業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、海運業、小売業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の28%、対して値上がり銘柄は67%となった。

個別では、レーザーテック<6920>、エーザイ<4523>、東エレク<8035>などが軟調で、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小幅に下落した。エーザイは引き続き認知症治療薬の競合を懸念する声があった。決算発表の高島屋<8233>は小安い。ファンドの保有比率低下が伝わったリコー<7752>や外資系証券の投資判断引き下げが観測されたアコム<8572>は売られ、株式の売出しを発表したアイモバイル<6535>は東証1部下落率トップとなった。一方、ファーストリテ<9983>が2%超の上昇で日経平均を下支え。
任天堂<7974>や日立<6501>も堅調だった。米同業の買収が承認された7&iHD<3382>は4%を超える上昇。米インフラ計画への期待から日本製鉄<5401>など鉄鋼株の上げも目立った。また、Link−U<4446>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。


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