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前場に注目すべき3つのポイント〜買い一巡後は値動きの軽い中小型株にシフトへ

注目トピックス 市況・概況

29日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:個人投資家の関心はミクシィを中心とした中小型株へ
■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し
■前場の注目材料:九州電力<9508>川内原発、立地自治体が再稼働に同意

■個人投資家の関心はミクシィを中心とした中小型株へ

☆日経225想定レンジ:上限15450円-下限15350円

29日の東京市場は米株高の流れを受けて、買い先行の展開になろう。28日の米国市場ではNYダウは187ドル高となり、節目の17000ドルを回復。10月の消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数がサプライズ的な急回復を示したことや、主要企業の好決算が続いていることが好感された。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の15430円となり、これにサヤ寄せする格好から始まろう。

ただし、SNS最大手の米フェイスブックは、予想を上回る決算を発表したものの、時間外では利益確定の売りから下げに転じているようである。日本についても決算発表が本格化する中、好決算に対してポジティブ視した動きが限られている状況である。相当な上方修正や自社株買いなどの合わせ技でないと、市場の好反応は期待しづらいだろう。決算前の先回り的な動きも出しづらく、短期筋の値幅取りも難しいところである。

そのため、米株高の流れを受けて買いが先行するだろうが、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になろう。東証1部の売買高が3営業日連続で20億株を下回り、売買代金は4営業日連続で2兆円を割り込む中、トレンドが出難い相場展開が続きそうである。

そのため、物色の流れは、次第に値動きの軽い中小型株にシフトしやすいと考えられる。28日はミクシィ<2121>が全市場で売買代金トップとなっていた。業績観測が伝えられるなかで一段と強い値動きをみせてくると、他の新興市場銘柄への刺激材料になるだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1500万株、買い1990万株、差し引き490万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

10月22日(水):230万株の買い越し
10月23日(木):340万株の買い越し
10月24日(金):50万株の買い越し
10月27日(月):90万株の売り越し
10月28日(火):620万株の売り越し

■前場の注目材料

・買い一巡後は値動きの軽い中小型株にシフトしやすい状況か
・九州電力<9508>川内原発、立地自治体が再稼働に同意
・米グーグル、ナノテクを活用した医療開発に参入

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 9月鉱工業生産指数速報(前月比予想:+2.2%、8月:-1.9%)
08:50 製造業部門別投入・産出物価指数(9月)



<KO>

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