今週の【マザーズ市場】11月21〜25日『IPOのフィルカンパニー、WASHハウスは好調発進』
[16/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【反発、IPOのフィルカンパニーは公開価格の3.1倍で初値】21日(月)
■概況■924.32、+5.86
21日(月)のマザーズ市場では、1ドル=111円台まで円安が進み、日経平均が3ケタの上昇となるなか、相場全体の良好な地合いを背景に買い優勢の展開となった。個別材料を手掛かりとした物色に加え、出遅れ感の強い銘柄などへの買いが観測された。一方、SOSEI<4565>やサイバーダイン<7779>といった主力株の一角は25日線に上値を抑えられる展開となった。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で715.66億円。騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり88銘柄、変わらず9銘柄となった。
◆注目銘柄◆
売買代金トップのイグニス<3689>や、モブキャス<3664>、Jストリーム<4308>、ストライク<6196>、モルフォ<3653>などが上昇。ここまで急ピッチで上昇してきたイグニスは節目の10000円台に乗せる場面があった。グリーンペプ<4594>はiPS細胞を活用して血液がんの治療薬を開発すると報じられストップ高比例配分。インソース<6200>もストップ高まで買われた。また、アクトコール<6064>やフリークアウト<6094>は上昇率が2ケタに達した。一方、マザーズ時価総額上位のSOSEI<4565>、サイバーダイン<7779>、ミクシィ<2121>が小安く、メタップス<6172>などが軟調。また、リファインバス<6531>、サンバイオ<4592>、MDV<3902>がマザーズ下落率上位となった。なお、フィルカンパニー<3267>は上場2日目の本日、公開価格の約3.1倍となる高い初値を付けた。
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【続伸、本日IPOのWASHハウスは初値後ストップ高】22日(火)
■概況■929.41、+5.09
22日(火)のマザーズ市場では、朝方に福島県沖で発生した地震を受けて日経平均が下落スタートとなったことに連れ、マザーズ指数も一時下落に転じる場面があった。しかし、日経平均は後場プラス圏で推移するなど底堅さを見せ、安心感からマザーズ市場でも買い優勢の展開となった。祝日を控えて大型株では手控えムードもあり、値幅取りを狙う個人投資家の物色は中小型株に向かった。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で949.79億円。騰落数は、値上がり91銘柄、値下がり124銘柄、変わらず10銘柄となった。
◆注目銘柄◆
サイバーダイン<7779>が急反発。AIGジャパン・ホールディングスとの業務提携が材料視された。ミクシィ<2121>、フリークアウト<6094>、モルフォ<3653>、ADWAYS<2489>、エボラブルA<6191>も上昇。LINE<3938>の法人向けサービスとの連携に向け機能開発を開始するコラボス<3908>はストップ高まで買われ、グリーンペプ<4594>は連日のストップ高となった。ネットイヤー<3622>やイード<6038>も大きく上昇した。一方、マザーズ売買代金トップのイグニス<3689>や、アクトコール<6064>、チェンジ<3962>、モブキャス<3664>は利益確定売りに押され下げが目立った。その他、フィルカンパニー<3267>、メタップス<6172>、マイネット<3928>などが下落し、SOSEI<4565>も小幅に下げた。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したWASHハウス<6537>は公開価格を41%上回る初値を付けた。初値形成後はストップ高水準まで買われ、初日の取引を終えた。
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【3日ぶり反落、主力株の上値重く、AMIやコラボスがストップ高】24日(木)
■概況■924.11、-5.30
24日(木)のマザーズ市場では、主力株の一角で上値の重さを嫌気した売りが広がったほか、ここまで上昇のけん引役となってきた小型株でも信用規制などをきっかけに利益確定売りがかさんだ。マザーズ指数はプラスからスタートしたものの、その後じり安の展開となった。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で880.05億円。騰落数は、値上がり91銘柄、値下がり130銘柄、変わらず4銘柄となった。
◆注目銘柄◆
指数寄与度の大きいSOSEI<4565>や上場2日目のWASHハウス<6537>、その他イード<6038>、フリークアウト<6094>、エボラブルA<6191>などが軟調。SOSEIは医薬品株安の流れも利益確定売りにつながったようだ。サイバーダイン<7779>は小安い。また、本日より信用規制が実施されたJストリーム<4308>や規制が強化されたイグニス<3689>のほか、アクトコール<6064>、フィルカンパニー<3267>は10%を超える下げとなった。一方、売買代金トップのグリーンペプ<4594>や、モブキャス<3664>、メタップス<6172>、ミクシィ<2121>、アトラエ<6194>などが上昇。グリーンペプは連日の大幅高となっている。LINE<3938>法人向けサービスとの連携が材料視されているAMI<3773>やコラボス<3908>はストップ高。コラボスは22日にストップ高まで買われた流れを引き継ぎ、本日はストップ高比例配分となった。また、ネオジャパン<3921>も16%高と急伸した。
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【主力大型株への資金シフトで下げ幅広げる】25日(金)
■概況■911.65、-12.46
25日(金)のマザーズ市場では、円安の進行で1部市場の輸出関連株に関心が向かう中、主力株を中心に資金流出の流れが強まった。後場は日経平均も伸び悩んだことで、一段と手仕舞い売りの動きが優勢となっていった。ちなみに、本日は小型株を中心としたバスケットフローも観測され、機関投資家によるリバランスの動きもみられたようだ。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で680.05億円。騰落数は、値上がり46銘柄、値下がり170銘柄、変わらず8銘柄となった。
◆注目銘柄◆
指数寄与度の大きいSOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>などが揃って軟化したほか、上場3日目のWASHハウス<6537>は大幅続落、連日の大幅高が目立ったグリーンペプ<4594>も大幅反落。その他、前日にストップ高となったAMI<3773>やコラボス<3908>が大幅反落、フィルカンパニー<3267>は連日の急落。メタップス<6172>、リファインバース<6531>なども安い。一方、HMT<6090>はうつ病関連バイオマーカー測定試薬キットβ版を提供開始でストップ高。マザーズ売買代金トップのイグニス<3689>も調整一巡感から大幅反発。BBT<2464>は東証1部への市場変更が材料視され、スマホ向けRPGの配信を発表したアルファポリス<9467>も急騰。
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