29日の米国市場ダイジェスト:NYダウは60ドル高、米経済の堅調さを好感
[18/08/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは60ドル高、米経済の堅調さを好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は60.55ドル高の26124.57、ナスダックは79.65ポイント高の8109.69で取引を終了した。朝方は、カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を見極めたいとの思惑から、小動きとなったものの、4-6月期GDP改定値が予想を上振れたほか、主要ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。S&P500及びナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、小売やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で電気通信サービスや自動車・自動車部品が下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)と検索大手アルファベット(GOOGL)は、モルガン・スタンレーによる目標株価引き上げを受け上昇。原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。一方で、法人向けクラウドサービスのボックス(BOX)は、決算内容が嫌気され大幅下落となった。
ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)が中国部門をスピンオフして誕生したヤム・チャイナ(YUMC)は、中国政府系ファンドやプライベート・エクイティ(PE)などの買収案を拒否し、上昇が続いている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、4-6月期GDP改定値は上方修正
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円24銭から111円83銭まで上昇し、111円69銭で引けた。米国の4-6月期GDP改定値が予想外に上方修正されほぼ4年ぶりの高水準となったことで、金利先高感を受けたドル買いが強まった。また、米国、メキシコ、カナダの3カ国貿易協定合意の可能性が強まったこともリスク選好の円売りにつながった。
ユーロ・ドルは、1.1655ドルから1.1710ドルまで上昇し、1.1706ドルで引けた。秩序ある英国の欧州連合(EU)離脱への期待感からユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、129円68銭から130円85銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2864ドルから1.3033ドルまで急伸。欧州連合(EU)のバルニエ離脱主席交渉官の発言「前例のないパートナーシップを英国に提案する準備がある」で、合意ない離脱への警戒感が後退し、ポンドの買戻しが加速。ドル・スイスは、0.9770フランから0.9702フランへ下落した。
■NY原油:反発、原油とガソリン在庫の減少を意識した買いが入る
29日のNY原油先物10月限は反発(NYMEX原油10月限終値:68.53 ↓0.34)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.98ドルの69.51ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時69.76ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計で原油とガソリンの在庫が予想以上に減少していたことが要因。米国株高も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.14ドル -0.13ドル(-0.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.95ドル -0.05ドル(-0.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.40ドル -0.17ドル(-0.07%)
インテル(INTC) 48.75ドル +0.18ドル(+0.37%)
アップル(AAPL) 222.98ドル +3.28ドル(+1.49%)
アルファベット(GOOG) 1249.30ドル +18.15ドル(+1.47%)
フェイスブック(FB) 175.90ドル -0.36ドル(-0.20%)
キャタピラー(CAT) 141.86ドル -0.14ドル(-0.10%)
アルコア(AA) 45.13ドル +0.88ドル(+1.99%)
ウォルマート(WMT) 95.64ドル -0.43ドル(-0.45%)
スプリント(S) 6.13ドル +0.03ドル(+0.49%)
<HT>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は60.55ドル高の26124.57、ナスダックは79.65ポイント高の8109.69で取引を終了した。朝方は、カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を見極めたいとの思惑から、小動きとなったものの、4-6月期GDP改定値が予想を上振れたほか、主要ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。S&P500及びナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、小売やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で電気通信サービスや自動車・自動車部品が下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)と検索大手アルファベット(GOOGL)は、モルガン・スタンレーによる目標株価引き上げを受け上昇。原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。一方で、法人向けクラウドサービスのボックス(BOX)は、決算内容が嫌気され大幅下落となった。
ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)が中国部門をスピンオフして誕生したヤム・チャイナ(YUMC)は、中国政府系ファンドやプライベート・エクイティ(PE)などの買収案を拒否し、上昇が続いている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、4-6月期GDP改定値は上方修正
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円24銭から111円83銭まで上昇し、111円69銭で引けた。米国の4-6月期GDP改定値が予想外に上方修正されほぼ4年ぶりの高水準となったことで、金利先高感を受けたドル買いが強まった。また、米国、メキシコ、カナダの3カ国貿易協定合意の可能性が強まったこともリスク選好の円売りにつながった。
ユーロ・ドルは、1.1655ドルから1.1710ドルまで上昇し、1.1706ドルで引けた。秩序ある英国の欧州連合(EU)離脱への期待感からユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、129円68銭から130円85銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2864ドルから1.3033ドルまで急伸。欧州連合(EU)のバルニエ離脱主席交渉官の発言「前例のないパートナーシップを英国に提案する準備がある」で、合意ない離脱への警戒感が後退し、ポンドの買戻しが加速。ドル・スイスは、0.9770フランから0.9702フランへ下落した。
■NY原油:反発、原油とガソリン在庫の減少を意識した買いが入る
29日のNY原油先物10月限は反発(NYMEX原油10月限終値:68.53 ↓0.34)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.98ドルの69.51ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時69.76ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計で原油とガソリンの在庫が予想以上に減少していたことが要因。米国株高も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.14ドル -0.13ドル(-0.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.95ドル -0.05ドル(-0.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.40ドル -0.17ドル(-0.07%)
インテル(INTC) 48.75ドル +0.18ドル(+0.37%)
アップル(AAPL) 222.98ドル +3.28ドル(+1.49%)
アルファベット(GOOG) 1249.30ドル +18.15ドル(+1.47%)
フェイスブック(FB) 175.90ドル -0.36ドル(-0.20%)
キャタピラー(CAT) 141.86ドル -0.14ドル(-0.10%)
アルコア(AA) 45.13ドル +0.88ドル(+1.99%)
ウォルマート(WMT) 95.64ドル -0.43ドル(-0.45%)
スプリント(S) 6.13ドル +0.03ドル(+0.49%)
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