注目銘柄ダイジェスト(前場):ニッセン、日本LL、日本通運など
[16/08/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日本通運<9062>:525円(前日比+5円)
反発。アリババと日本商品の販売で提携すると報じられている。中国の消費者がアリババの通販サイトで購入する場合、日通では現在主流の国際郵便よりも3割安い料金で中国まで輸送する計画のもよう。中国での日本商品通販購入額は今後も高成長が期待されており、最大手との提携によるメリット享受への期待が先行。ただ、排他的な提携であれば、短期的な業績インパクトは限定的とも。
日本LL<7575>:5010円(前日比+705円)
前日のストップ高比例配分に続いて大幅続伸。6月8日の上場来高値を更新している。引き続き先週末に発表した第1四半期決算内容を好感、営業利益は前年同期比2.7倍の水準となり、上半期予想を大幅に上方修正している。心房細動のアブレーション治療の症例数が想定を上回る推移となっていることで、心房細動治療の関連商品が伸長しているもよう。
日本光電<6849>:2400円(前日比-470円)
下落率トップ。前日に発表した決算内容が嫌気されている。第1四半期営業損益は4.2億円の赤字、前年同期比では5.5億円の損益悪化となった。つれて、上半期営業利益予想は45億円から37億円に下方修正している。欧州やアジアなど海外販売の伸び悩みが業績低迷の背景、業績下振れ懸念はあったものの、短期業績は想定以上に厳しいとの見方にも。
日本精工<6471>:941円(前日比+60円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は146億円で前年同期比45%減益、市場予想を形式上30億円程度下振れている。ただ、IFRSへの会計基準移行により、独占禁止法関連費用や評価性為替差損等など一時的要因が営業利益段階で計上されている。これを考慮した実質ベースでは204億円程度の営業利益であったとみられ、実態は想定以上に底堅いとの評価に。
ニッセン<8248>:126円(前日比+30円)
急伸でストップ高。セブンアイが同社を完全子会社化する方向で最終調整に入ったと報じられている。会社側では協議中であるとコメントされているもよう。現在、セブンアイは議決権ベースで50.74%の株式を保有する筆頭株主となっている。買収プレミアムに対する期待感が先行する形に。ただ、株式交換での買収となる見通しであり、期待通りのプレミアムが付与されるのかは不透明。
ネクストウェア<4814>:303円(前日比+18円)
大幅続伸。取引時間中としては7月11日以来となる300円台を回復している。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。6月30日にNTT空間情報とデジタル地図サービス事業で連携すると発表したことを受けて株価は急動意を見せ、7月11日売買分から信用規制が実施されていた。
日本ラッド<4736>:1660円(前日比-115円)
急反落。16年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。営業損益は0.14億円の赤字(前年同期は0.37億円の赤字)で着地した。なお、従前発表されたとおり、目黒データセンターの土地・建物を売却したことに伴い特別利益が発生し、純損益は2.14億円の黒字(同0.43億円の赤字)だった。前年同期より営業赤字は縮小したが、おおむね想定線の内容とみられ、本日は目先の利益を確定する動きが先行しているようだ。
EG<6050>:935円(前日比+97円)
大幅に3日続伸。15年10月-16年6月期(第3四半期累計)決算と同時に、16年9月期業績予想の上方修正と立会外分売の実施を発表している。第3四半期累計の営業利益は前年同期比75.5%増の4.30億円で着地した。また、通期営業利益見通しは従来の4.02億円から5.18億円(前期は3.28億円)へと引き上げた。立会外分売は、本則市場への市場変更申請に伴い株式の分布状況の改善や流動性向上を図る目的としている。
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