WEC 2019-2020年開幕戦 シルバーストーン4時間 決勝:TOYOTA GAZOO Racing、TS050 HYBRID シーズン開幕戦を1-2フィニッシュで飾る
[19/09/02]
Toyota City, Japan, Sep 2, 2019 - (JCN Newswire) - TOYOTA GAZOO Racingは、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦シルバーストーン4時間レースを1-2フィニッシュという完璧な結果で終え、順調なシーズンスタートを切りました。
TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
決勝結果 : 1位、129周、ピットストップ6回、グリッド : 1番手、ファステストラップ : 1分37秒289
TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレー)
決勝結果 : 2位(トップと1秒901差)、129周、ピットストップ6回、グリッド : 2番手、ファステストラップ : 1分37秒349
地元英国出身のマイク・コンウェイと小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車は、改定されたレギュレーションにより、ライバルよりも99kg重い車両ながらも、ポールポジションからスタートを切り、チームに取って6戦連続となる勝利を飾りました。
セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴とブレンドン・ハートレーの8号車は、レースを通して7号車と首位を争い2位でチェッカーを受けました。この週末を通して集まった5万人近い観衆の前で2台のTS050 HYBRIDは、めまぐるしく変わる天候とも戦いながら、熱い戦いを繰り広げました。
最初に7号車のステアリングを握り、ポールポジションからスタートを切ったコンウェイは、レース序盤、8号車のブエミを抑えて首位をキープ。しかしながら不運なタイミングで出されたフルコースイエローにより、一旦はレベリオンの先行を許すこととなりました。その後、ピットインで順位を入れ替えた8号車と7号車は、数周後には首位と2位の座を奪還しました。
レースはスタートから1時間半を過ぎた頃、シルバーストーンは急な雨に見舞われました。2台のTS050 HYBRIDは当初、予定外のピットインを嫌いスリックタイヤのまま走行を続けましたが、路面は急速にヘビーウェットコンディションになっていき、2台はウェットタイヤへと交換しました。
今回のレースではピットストップが大きな要素となり、TOYOTA GAZOO Racingはタイヤ交換で貴重な数秒を稼ぐことが出来ました。今季の規則改定によりTS050 HYBRIDの給油時間の優位性は無くなり、ライバルのジネッタ及びレベリオンも、それぞれトヨタよりも50%、61%多くの燃料を給油するにもかかわらず、同じ時間で給油できるように調整されたことが背景です。
8号車のハートレーはワイパーのトラブルに見舞われ、修理で数秒失いながらも首位を維持していましたが、レースが折り返す頃には、すぐ後を走行していた7号車の小林が8号車をパスし、首位を奪還しました。その後、レース後半戦は、セーフティカーの導入により、トップ3台は接近したものとなりました。
23分間でセーフティカーが退去しレースは再スタート。2台のTS050 HYBRIDは1-2体制で3位のレベリオン3号車との差を広げていき、その後、3号車はペナルティを受けたため上位2台との差は約1分に広がりました。
その後も2台のTS050 HYBRIDによる首位争いは続き、7号車の小林と8号車ハートレーは何度もポジションを入れ替えながらのバトルを展開。そして最後の1時間、7号車がロペス、8号車が中嶋へ交代してからも2台は僅差の1-2体制で周回を重ねました。
首位で7号車のバトンを受け取ったロペスは、次々に現れる周回遅れをかわしながらその座を守りきり、トップでチェッカー。最後まで猛追を見せた8号車の中嶋は、わずか1.9秒差での2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2019-2020年シーズンの開幕戦を1-2フィニッシュという最高の結果で飾りました。
TOYOTA GAZOO RacingはWECのチャンピオンシップをリードして、来月、チームの母国で行われる次戦富士へと臨みます。今大会シルバーストーンとは異なり、伝統的な、6時間のレースとなります。
ホームレースとなる富士において、TOYOTA GAZOO Racingは過去7年間で6勝と圧倒的な強さを見せています。しかしながら。今季より導入された新たなレギュレーションでは、前戦までに獲得したポイントに応じて、ハンデが科されることとなっており、ノン・ハイブリッドのライバル勢に比べTS050 HYBRIDはペースダウンを強いられることになります。また、今大会で勝利を挙げた7号車は、8号車よりも重いハンデを科されることとなります。
村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
新しいシーズンに、最高のスタートが切れました。天候が急変した難しいレースで1-2フィニッシュを飾ることが出来、ファンの皆様には楽しんでもらえたかと思います。チームは素早いタイヤ交換でライバル達に対してタイムを稼ぎ、ドライバー達は難しいコンディションでも冷静でした。今シーズンは事前の予想通り、LMP1のライバル達と非常に接戦となっています。サクセス・ハンディキャップが初めて導入される次戦の富士ではさらなる激戦が期待されます。ファンの皆様には、今後激しさを増すLMP1のレースを、シーズンを通してますます楽しんでいただければと思います。
小林 可夢偉(7号車)
この結果は本当に嬉しいです。完璧なシーズンスタートを切ることができました。私自身のスティントは雨に見舞われたため大変でした。降雨の時間は短いのではないかと考えてスリックタイヤのまま走り続けましたが、予想以上に雨は激しく、かつ長く降ることとなり、ピットインせざるを得ませんでした。8号車とは、接近戦ながらフェアなバトルが出来ましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。この週末を通してTS050 HYBRIDは最高の仕上がりでしたし、ペースも良かったので、次戦富士が楽しみです。
マイク・コンウェイ(7号車)
母国レースで勝つことが出来、最高の気分です。これまでずっとこのレースでの勝利を目指してきましたがなかなか達成できず、本当に長い時間がかかりました。変わりやすいコンディションの中でも着実に走り切ってくれたチームメイトに本当に感謝しています。我々7号車は、レース中ずっと8号車の追撃を受けていました。常に接近戦を繰り広げていただけに、ようやく得られたこの勝利は格別です。特に金曜日にモノコックの交換をすることになりながらも、この最高のTS050 HYBRIDを用意してくれたチームに感謝します。今日の勝利は彼らのものです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
チームにとって最高のシーズンスタートとなりました。チームメイトやLMP1クラスのライバルと接戦を繰り広げることとなり、とてもタフなレースでした。コンディションはめまぐるしく変わりましたが、マイクと可夢偉が素晴らしい走りで私に繋いでくれたので、あとは最後、一貴とのバトルでそれを守り切るだけでした。シルバーストーンはマイクのホームレースということもあって特別なレースですし、そこでトップを守りきってチェッカーを受けることが出来て本当に嬉しいです。
中嶋 一貴(8号車)
チームの全員、特に優勝した7号車のクルー、おめでとうございます。とても難しいコンディションの中本当に良いレースをしたブレンドンと可夢偉は称賛に値します。彼らの走りはとても素晴らしかったです。我々8号車のレースペースも良かったのですが、残念ながら自分の最初のスティントで少しタイムロスしました。開幕戦が終わった今、富士でのホームレースを楽しみにしていますし、表彰台の中央にまた上ることを目指します。
セバスチャン・ブエミ(8号車)
1-2フィニッシュという、チームにとって完璧な結果となりました。私自身、もちろんいつも優勝を目指していますし、ブレンドンのTS050 HYBRIDデビュー戦としての走りもとてもよかったです。4時間のレース中ミスもなく、7号車とは本当に僅差でした。7号車のクルー、優勝おめでとうございます。私たち8号車は少しだけ遅れましたが、良いペースで走行していたので、次戦の富士は楽しみです。
ブレンドン・ハートレー(8号車)
今日はTOYOTA GAZOO Racingにとって素晴らしいレースとなりました。ピットストップも迅速で、車の状態も良くどのドライバーもミスをしませんでした。優勝できず少し残念でしたが、表彰台の一番上に上がれるのは1台だけです。トヨタでの初戦を、一貴、セバスチャンとチーム一体となり戦えたことには満足しています。ウェットコンディションとなった最初のスティントで、濡れた路面をスリックタイヤで、かつワイパー無しで走ったことは興味深かったし、今日の自分のパフォーマンスには満足しています。
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https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/29476365.html
概要:トヨタ自動車株式会社
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TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
決勝結果 : 1位、129周、ピットストップ6回、グリッド : 1番手、ファステストラップ : 1分37秒289
TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレー)
決勝結果 : 2位(トップと1秒901差)、129周、ピットストップ6回、グリッド : 2番手、ファステストラップ : 1分37秒349
地元英国出身のマイク・コンウェイと小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車は、改定されたレギュレーションにより、ライバルよりも99kg重い車両ながらも、ポールポジションからスタートを切り、チームに取って6戦連続となる勝利を飾りました。
セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴とブレンドン・ハートレーの8号車は、レースを通して7号車と首位を争い2位でチェッカーを受けました。この週末を通して集まった5万人近い観衆の前で2台のTS050 HYBRIDは、めまぐるしく変わる天候とも戦いながら、熱い戦いを繰り広げました。
最初に7号車のステアリングを握り、ポールポジションからスタートを切ったコンウェイは、レース序盤、8号車のブエミを抑えて首位をキープ。しかしながら不運なタイミングで出されたフルコースイエローにより、一旦はレベリオンの先行を許すこととなりました。その後、ピットインで順位を入れ替えた8号車と7号車は、数周後には首位と2位の座を奪還しました。
レースはスタートから1時間半を過ぎた頃、シルバーストーンは急な雨に見舞われました。2台のTS050 HYBRIDは当初、予定外のピットインを嫌いスリックタイヤのまま走行を続けましたが、路面は急速にヘビーウェットコンディションになっていき、2台はウェットタイヤへと交換しました。
今回のレースではピットストップが大きな要素となり、TOYOTA GAZOO Racingはタイヤ交換で貴重な数秒を稼ぐことが出来ました。今季の規則改定によりTS050 HYBRIDの給油時間の優位性は無くなり、ライバルのジネッタ及びレベリオンも、それぞれトヨタよりも50%、61%多くの燃料を給油するにもかかわらず、同じ時間で給油できるように調整されたことが背景です。
8号車のハートレーはワイパーのトラブルに見舞われ、修理で数秒失いながらも首位を維持していましたが、レースが折り返す頃には、すぐ後を走行していた7号車の小林が8号車をパスし、首位を奪還しました。その後、レース後半戦は、セーフティカーの導入により、トップ3台は接近したものとなりました。
23分間でセーフティカーが退去しレースは再スタート。2台のTS050 HYBRIDは1-2体制で3位のレベリオン3号車との差を広げていき、その後、3号車はペナルティを受けたため上位2台との差は約1分に広がりました。
その後も2台のTS050 HYBRIDによる首位争いは続き、7号車の小林と8号車ハートレーは何度もポジションを入れ替えながらのバトルを展開。そして最後の1時間、7号車がロペス、8号車が中嶋へ交代してからも2台は僅差の1-2体制で周回を重ねました。
首位で7号車のバトンを受け取ったロペスは、次々に現れる周回遅れをかわしながらその座を守りきり、トップでチェッカー。最後まで猛追を見せた8号車の中嶋は、わずか1.9秒差での2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2019-2020年シーズンの開幕戦を1-2フィニッシュという最高の結果で飾りました。
TOYOTA GAZOO RacingはWECのチャンピオンシップをリードして、来月、チームの母国で行われる次戦富士へと臨みます。今大会シルバーストーンとは異なり、伝統的な、6時間のレースとなります。
ホームレースとなる富士において、TOYOTA GAZOO Racingは過去7年間で6勝と圧倒的な強さを見せています。しかしながら。今季より導入された新たなレギュレーションでは、前戦までに獲得したポイントに応じて、ハンデが科されることとなっており、ノン・ハイブリッドのライバル勢に比べTS050 HYBRIDはペースダウンを強いられることになります。また、今大会で勝利を挙げた7号車は、8号車よりも重いハンデを科されることとなります。
村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
新しいシーズンに、最高のスタートが切れました。天候が急変した難しいレースで1-2フィニッシュを飾ることが出来、ファンの皆様には楽しんでもらえたかと思います。チームは素早いタイヤ交換でライバル達に対してタイムを稼ぎ、ドライバー達は難しいコンディションでも冷静でした。今シーズンは事前の予想通り、LMP1のライバル達と非常に接戦となっています。サクセス・ハンディキャップが初めて導入される次戦の富士ではさらなる激戦が期待されます。ファンの皆様には、今後激しさを増すLMP1のレースを、シーズンを通してますます楽しんでいただければと思います。
小林 可夢偉(7号車)
この結果は本当に嬉しいです。完璧なシーズンスタートを切ることができました。私自身のスティントは雨に見舞われたため大変でした。降雨の時間は短いのではないかと考えてスリックタイヤのまま走り続けましたが、予想以上に雨は激しく、かつ長く降ることとなり、ピットインせざるを得ませんでした。8号車とは、接近戦ながらフェアなバトルが出来ましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。この週末を通してTS050 HYBRIDは最高の仕上がりでしたし、ペースも良かったので、次戦富士が楽しみです。
マイク・コンウェイ(7号車)
母国レースで勝つことが出来、最高の気分です。これまでずっとこのレースでの勝利を目指してきましたがなかなか達成できず、本当に長い時間がかかりました。変わりやすいコンディションの中でも着実に走り切ってくれたチームメイトに本当に感謝しています。我々7号車は、レース中ずっと8号車の追撃を受けていました。常に接近戦を繰り広げていただけに、ようやく得られたこの勝利は格別です。特に金曜日にモノコックの交換をすることになりながらも、この最高のTS050 HYBRIDを用意してくれたチームに感謝します。今日の勝利は彼らのものです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
チームにとって最高のシーズンスタートとなりました。チームメイトやLMP1クラスのライバルと接戦を繰り広げることとなり、とてもタフなレースでした。コンディションはめまぐるしく変わりましたが、マイクと可夢偉が素晴らしい走りで私に繋いでくれたので、あとは最後、一貴とのバトルでそれを守り切るだけでした。シルバーストーンはマイクのホームレースということもあって特別なレースですし、そこでトップを守りきってチェッカーを受けることが出来て本当に嬉しいです。
中嶋 一貴(8号車)
チームの全員、特に優勝した7号車のクルー、おめでとうございます。とても難しいコンディションの中本当に良いレースをしたブレンドンと可夢偉は称賛に値します。彼らの走りはとても素晴らしかったです。我々8号車のレースペースも良かったのですが、残念ながら自分の最初のスティントで少しタイムロスしました。開幕戦が終わった今、富士でのホームレースを楽しみにしていますし、表彰台の中央にまた上ることを目指します。
セバスチャン・ブエミ(8号車)
1-2フィニッシュという、チームにとって完璧な結果となりました。私自身、もちろんいつも優勝を目指していますし、ブレンドンのTS050 HYBRIDデビュー戦としての走りもとてもよかったです。4時間のレース中ミスもなく、7号車とは本当に僅差でした。7号車のクルー、優勝おめでとうございます。私たち8号車は少しだけ遅れましたが、良いペースで走行していたので、次戦の富士は楽しみです。
ブレンドン・ハートレー(8号車)
今日はTOYOTA GAZOO Racingにとって素晴らしいレースとなりました。ピットストップも迅速で、車の状態も良くどのドライバーもミスをしませんでした。優勝できず少し残念でしたが、表彰台の一番上に上がれるのは1台だけです。トヨタでの初戦を、一貴、セバスチャンとチーム一体となり戦えたことには満足しています。ウェットコンディションとなった最初のスティントで、濡れた路面をスリックタイヤで、かつワイパー無しで走ったことは興味深かったし、今日の自分のパフォーマンスには満足しています。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/29476365.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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