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鞠智城(きくちじょう)シンポジウム」 東京・大阪で開催!

平成25年7月4日

熊本県

〜今注目を集める 古代山城 鞠智城〜
「鞠智城(きくちじょう)シンポジウム」 東京・大阪で開催!
東京会場7月28日(日) ・大阪会場9月7日(土)

 熊本県は、「鞠智城(きくちじょう)シンポジウム」を東京と大阪で開催します。

 このたび、昭和42年度から平成22年度までの32次にわたる発掘調査によって得られた調査結果や最新の研究成果を報告するとともに、鞠智城の歴史的意義や学術的価値を広く知っていただき、歴史公園としてのさらなる充実を目指して、シンポジウムを開催します。

 鞠智城は、東アジア情勢が緊迫した7世紀後半に、大和朝廷が築いた古代山城の一つです。周囲の長さ3.5キロメートル、面積55ヘクタールの規模を持つ城で、昭和42年(1967年)からの発掘調査により、国内の古代山城では唯一の八角形建物跡をはじめとする72棟の建物跡や貯水池跡、土塁跡など貴重な遺構が相次いで見つかっています。
 日本が国家として初めて対外防衛に備えて、西日本各地に築いた拠点の一つですが、対外的な軍事危機が去った後も、国内問題への対応や大規模な食糧補給基地などさまざまな役割を担っていたため、約300年間存続したと考えられています。
 平成20年(2008年)には、百済系(くだらけい)の銅造菩薩立像(どうぞうぼさつりゅうぞう)が出土し、大陸との繋がりを示す史跡として注目を集めています。

 このシンポジウムでは、鞠智城内の建物から古代山城の成立について考え、出土遺物から見た古代山城の完成状態を考察し、律令国家が成立、展開するなかで、古代山城としての役割について話し合います。
 参加費は無料です。ぜひご参加ください。
 
◆東京会場(東京国立博物館 平成館大講堂)
 日 時:平成25年7月28日(日) 13:00〜17:00 
      (受付開始12:00) ※当日は、西門よりお入りください。     
 テーマ:古代山城鞠智城築城の謎を探る 古代山城の成立と鞠智城
      −律令国家への道と東アジア−
 コーディネーター:佐藤信(東京大学大学院教授)
 パネラー:荒木敏夫(専修大学教授)
         日本古代史専攻:古代女帝を「中継ぎ」ではないとする論者の一人
       亀田修一(岡山理科大学教授)
         考古学専攻日韓古代山城:日韓古代瓦研究の第一人者
       小西龍三郎(元九州造形短期大学教授)
         建築史専攻:古代建築物、民家の研究者

◆参加申込みについて
 1.FAXでの申込み    
    FAX:03−3263−6277
 2.郵送での申込み
   〒102−0082 東京都千代田区一番町10番地2 一番町Mビル4F
   鞠智城シンポジウム事務局<(株)ブルックス内>
 3.インタネットでの申込み
   以下のURLよりアクセス、専用フォームで申込み
   http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/117/
 4.締め切り、定員
   7月24日必着 定員395人 
 
◆申込みに関するお問い合わせ先  
 鞠智城シンポジウム事務局
 TEL:03−3239−9055(平日10:00〜17:00)

◆次期開催大阪会場(ドーンセンター)
 日 時:平成25年9月7日(土) 13:00〜17:00 (受付開始12:00)
 テーマ:古代山城鞠智城築城の謎を探る 古代山城の成立と鞠智城−築城技術の源流−
 コーディネーター:佐藤信(東京大学大学院教授)
 ※参加申込みについては、7月末から受付予定
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