「歯科医療に関する生活者意識調査」 半数以上が歯科医院で定期チェックを受けていない
[22/10/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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歯科健診の充実に向けた検討には、82%が「よいと思う」と肯定的 制度化に期待の声も
2022年10月20日
公益社団法人日本歯科医師会
15歳〜79歳の男女10,000人に聞く、「歯科医療に関する生活者意識調査」
口腔(こうくう)環境への意識の高まり
9割が 「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」 と回答するも、
半数以上が歯科医院で定期チェックを受けていない
歯科健診の充実に向けた検討には、82%が「よいと思う」と肯定的 制度化に期待の声も
公益社団法人日本歯科医師会(所在地:東京都千代田区、会長:堀 憲郎)は、全国の15歳〜79歳の男女1万人を対象に、2022年8月26日(金)から8月28日(日)まで、「歯科医療に関する一般生活者意識調査」を実施しました。
本調査は、当会の広報活動の趣旨である「歯科医療に対する国民の認知度・理解度向上」および「歯科医師や診療に対する評価・イメージの向上」のため、現状の歯科医療を取り巻く環境や生活者の意識を把握し、今後の広報展開に役立てることを目的として、2005年からほぼ隔年に実施しているもので、今回で9回目になります。同調査結果によって、以下のような実態が浮き彫りになりました。
(1)歯科健康意識と行動実態
歯や口の健康意識は高まっているが、半数以上が、歯科医院で定期チェックを受けていない
・92%が「健康のためにできるだけ自分の歯を残したい」、91%が「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」と考え、79%が「歯や口の健康を大切にしている」と回答。全身の健康維持のために、歯や口の健康意識が高まっている。
・一方、「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」と思っていても、歯や口の健康と全身の健康の関係についての認知や理解は乏しいことがうかがえる結果に。また行動レベルにおいても、実際、半数以上が歯科医院で定期チェックを受けていない。
(2)新型コロナウイルス感染拡大と歯科受診
受診控えは解消傾向にあるも、いまだ28%が「歯科受診が不安」。かかりつけ歯科医の存在が安心材料に
・現状の受診状況に関して、「現在、治療中」は14%。コロナ禍に入った2020年に比べ約4ポイント上昇の結果に。また、「現在、治療も定期チェックも受けていない」は36%で、2020年に比べ約5ポイント低下。コロナによる受診控えは解消の兆しが見えつつある。
・一方、コロナ禍での歯科受診への不安については2020年調査からは減少するも、2022年8月現在「歯科受診が不安」は28%。特に、 「現在、中断中」は49%と、不安に感じている人が多い。
・不安に感じていない人の理由は「かかりつけの歯科医を信頼しているため」(53%)、「機材や器具なども衛生面で十分に配慮されていると思うから」(32%)など。「かかりつけ歯科医」がいることが歯科受診への不安緩和になることがわかる。
(3)定期チェックを受けている人の健康状態、生活充実度
歯や口の問題で日常生活に支障を来した人の8割が「もっと早く受診すればよかった」と後悔
・この1年間に歯の痛みなどで日常生活に支障を来した人は、5人に1人。そのうちの8割が、「もっと早くに治療を受ければよかった」と後悔。
定期チェックを受けている人は受けていない人に比べ、毎日の生活に充実感がある
・定期チェックを受けている人の方が受けていない人よりも、「硬い物でも問題なく食べることができる」「左右バランスよく、きちんと噛(か)んで食べることができる」人が多い。「口臭」が気になっている人も少ない。
・定期チェックを受けている人は「何でもおいしく食べることができる」「心身ともに健康だと思う」「質の良い睡眠がとれている」「毎日の生活が充実している」と思う人も多く、食べることだけでなく、生活の質そのものが高くなっていることがわかる。
(4)歯科健診充実に向けた検討
歯科健診充実に向けた検討について、82%が肯定的意見
・20代〜70代の回答者の2021年度の健康診断・人間ドック受診率は51%。職場や自治体が実施する歯科健診受診率は13%。3倍以上の差。
・歯科健診の充実に向けた検討は「よいと思う」が8割(82%)を超え、肯定的に捉えている。
・「無料」や「どこの歯科医院でも受診できれば」「職場や学校などで受診できれば」などで、受診意向が高まるとの意見も。
調査概要 ■実施時期 2022年8月26日(金)〜 8月28日(日)■調査手法 インターネット調査 ■調査対象 全国の15〜79歳の男女1万人
*本調査では、小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
※こちらはリリース抜粋版になります。リリース全文には調査結果の詳細やデータが掲載されています。
2022年10月20日
公益社団法人日本歯科医師会
15歳〜79歳の男女10,000人に聞く、「歯科医療に関する生活者意識調査」
口腔(こうくう)環境への意識の高まり
9割が 「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」 と回答するも、
半数以上が歯科医院で定期チェックを受けていない
歯科健診の充実に向けた検討には、82%が「よいと思う」と肯定的 制度化に期待の声も
公益社団法人日本歯科医師会(所在地:東京都千代田区、会長:堀 憲郎)は、全国の15歳〜79歳の男女1万人を対象に、2022年8月26日(金)から8月28日(日)まで、「歯科医療に関する一般生活者意識調査」を実施しました。
本調査は、当会の広報活動の趣旨である「歯科医療に対する国民の認知度・理解度向上」および「歯科医師や診療に対する評価・イメージの向上」のため、現状の歯科医療を取り巻く環境や生活者の意識を把握し、今後の広報展開に役立てることを目的として、2005年からほぼ隔年に実施しているもので、今回で9回目になります。同調査結果によって、以下のような実態が浮き彫りになりました。
(1)歯科健康意識と行動実態
歯や口の健康意識は高まっているが、半数以上が、歯科医院で定期チェックを受けていない
・92%が「健康のためにできるだけ自分の歯を残したい」、91%が「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」と考え、79%が「歯や口の健康を大切にしている」と回答。全身の健康維持のために、歯や口の健康意識が高まっている。
・一方、「健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせない」と思っていても、歯や口の健康と全身の健康の関係についての認知や理解は乏しいことがうかがえる結果に。また行動レベルにおいても、実際、半数以上が歯科医院で定期チェックを受けていない。
(2)新型コロナウイルス感染拡大と歯科受診
受診控えは解消傾向にあるも、いまだ28%が「歯科受診が不安」。かかりつけ歯科医の存在が安心材料に
・現状の受診状況に関して、「現在、治療中」は14%。コロナ禍に入った2020年に比べ約4ポイント上昇の結果に。また、「現在、治療も定期チェックも受けていない」は36%で、2020年に比べ約5ポイント低下。コロナによる受診控えは解消の兆しが見えつつある。
・一方、コロナ禍での歯科受診への不安については2020年調査からは減少するも、2022年8月現在「歯科受診が不安」は28%。特に、 「現在、中断中」は49%と、不安に感じている人が多い。
・不安に感じていない人の理由は「かかりつけの歯科医を信頼しているため」(53%)、「機材や器具なども衛生面で十分に配慮されていると思うから」(32%)など。「かかりつけ歯科医」がいることが歯科受診への不安緩和になることがわかる。
(3)定期チェックを受けている人の健康状態、生活充実度
歯や口の問題で日常生活に支障を来した人の8割が「もっと早く受診すればよかった」と後悔
・この1年間に歯の痛みなどで日常生活に支障を来した人は、5人に1人。そのうちの8割が、「もっと早くに治療を受ければよかった」と後悔。
定期チェックを受けている人は受けていない人に比べ、毎日の生活に充実感がある
・定期チェックを受けている人の方が受けていない人よりも、「硬い物でも問題なく食べることができる」「左右バランスよく、きちんと噛(か)んで食べることができる」人が多い。「口臭」が気になっている人も少ない。
・定期チェックを受けている人は「何でもおいしく食べることができる」「心身ともに健康だと思う」「質の良い睡眠がとれている」「毎日の生活が充実している」と思う人も多く、食べることだけでなく、生活の質そのものが高くなっていることがわかる。
(4)歯科健診充実に向けた検討
歯科健診充実に向けた検討について、82%が肯定的意見
・20代〜70代の回答者の2021年度の健康診断・人間ドック受診率は51%。職場や自治体が実施する歯科健診受診率は13%。3倍以上の差。
・歯科健診の充実に向けた検討は「よいと思う」が8割(82%)を超え、肯定的に捉えている。
・「無料」や「どこの歯科医院でも受診できれば」「職場や学校などで受診できれば」などで、受診意向が高まるとの意見も。
調査概要 ■実施時期 2022年8月26日(金)〜 8月28日(日)■調査手法 インターネット調査 ■調査対象 全国の15〜79歳の男女1万人
*本調査では、小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
※こちらはリリース抜粋版になります。リリース全文には調査結果の詳細やデータが掲載されています。