積水ハウス、文化勲章受章画家・絹谷 幸二の創意の源泉
[22/12/15]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
特別展「不二法門」を12月16日より絹谷幸二 天空美術館で開催
2022年12月15日
積水ハウス株式会社
積水ハウス株式会社が設立・運営し、今月開館6周年を迎える「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は、日本画壇のトップランナーであり、世界を舞台に活躍する文化勲章受章画家・絹谷 幸二(当館・名誉館長)のメッセージを発信する特別展「不二法門(ふにほうもん)」を、12月16日(金)から2023年7月2日(日)まで開催いたします。
不二法門とは「相反する概念は別々のものではなく、ひとつのものの部分である」と説く、大乗仏教経典の一つ『維摩経』の双眼の教えです。古都奈良に生を受け、幼少の頃から神仏の教えがごく日常の中で培われた絹谷 幸二が描き出す世界には、この思想が鮮やかに息づいています。
本展では、初公開の「黒谷光明寺 降臨 文殊菩薩」、「蒼天大地・心に浸みる悲しみ(?)」をはじめとし、絵画・立体・映像など多彩な表現を通して、絹谷藝術の創意の源泉である不二法門のメッセージをお届けします。
『黒谷光明寺 降臨 文殊菩薩』
2022年 ミクストメディア 120号(1303×1940)
京都 黒谷光明寺に祀られている文殊菩薩をモチーフとした作品。在家の信者である維摩居士より、「出家し、山岳地帯の僧院でただ一人解脱するのではなく、世俗のために生き、世俗の中で解脱をすることが仏道である」と説かれた文殊菩薩が、山から下りてくる様子を描き表している。この『維摩経』の一節は、維摩居士と文殊菩薩の対話の核心、「維摩の沈黙、雷の如し」にて佳境を迎える。
悟りと世俗は別々の世界ではないと双眼による見方を説く「不二法門」の教え。絹谷藝術の真骨頂である。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O1-F6Pi3MWi】
*本特別展は、文化庁による日本の美を国内外に発信する「日本博」に認証されました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O2-8NSr8b44】
◆主な作品紹介 (初出品)
『天空仁王・喝 ??』
?:2020年、?:2021年 ミクストメディア 130号(1620×1940)2枚組
守護神である仁王が灼熱の天空を駆け走り、全世界を恐怖に陥れた疫病と対峙する様子が描かれる。口を結んだ吽形(うんぎょう)像は「Corona」を打ち砕き、口を開いた阿形(あぎょう)像はそれを喝破する。眼下には富士山を中心に、左側に大阪の街、右側には東京の街が見える。仁王は恐怖する人々のために救いの糸を垂らすのだが、助かった命と助からなかった命がある。
いつまでも変わらない日常や永遠の生命はなく、パンデミックの下では、生きることと死ぬことすら別々のものではないという不二法門の思想を、昨今のコロナ禍に投影した一点である。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O3-glZUhEb3】
『蒼天大地・心に浸みる悲しみ(?)』
2022年 ミクストメディア 150号(2273×1818)
鎮魂と呪術性漂う異形の古代木像は、時と共に万物が朽ち行く無常観を暗示し、その背後には砂中に伏せる母子と、覆いかぶさる木偶が描かれている。澄んだスカイブルーの空の下、赤い地平線の彼方には黒煙が上がり、画面左下にはウクライナ国旗で包まれた機関銃が覗く。
本作は戦争と平和をテーマとし、「平和であることを祈りその正義を唱え続けたとしても、一方で真逆のことを考える人たちもいる。戦争と平和は別々の概念ではなく一つのものの部分であり、両方を双眼で捉えたうえで平和を語ることが重要なのだ」(絹谷)と不二法門の教えを謳い上げた作品。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O4-UzOqsS6c】
◆絵の中に飛び込む3D & 画家とつながるVR
世界初の絵の中に飛び込む3D映像(2本立て)や、絹谷 幸二自らが館内や東京のアトリエを案内するVR映像など、最新のアート体験が楽しめます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O5-91VQH2Dz】
◆絹谷幸二(きぬたに こうじ)
1943年 奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。フレスコ(壁画の古典技法)を修得し独創的なスタイルを確立する。 1997年「銀嶺の女神」長野冬季五輪公式ポスター原画を制作するなど、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰、2021年文化勲章受章。フレスコの国内第一人者。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O6-5U7x7t51】
◆「絹谷幸二 天空美術館」
2016年12月、世界的に話題の「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVRの映像体験など絹谷ワールドを存分に楽しめる絹谷 幸二初の単独美術館。43作品(3D映像作品含む)を公開中(12月16日予定)。フレスコ制作体験ができるワークショップスペース、快適空間のカフェ等を併設し、眺望も抜群な美術館。
■2019年度より「全国美術館会議」、「日本博物館協会」の正会員に加盟。
■フレスコを間近で見て実際に創る体験ができる「フレスコ体験」と、対話型鑑賞ツール「アート と ともだち」が、キッズデザイン賞を受賞。
「絹谷幸二 天空美術館」では、来館者、スタッフなど、美術館を利用するすべての方の安全と安心のため、新型コロナウイルス感染防止に関する取り組みを行っています。詳細はウェブサイトをご覧ください。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O7-GvM1TpGZ】
シンボルゾーン / 館内 天空カフェ
【開館時間】
10:00‐18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00‐20:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】
火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始(2022年12月30日−2023年1月3日) 、展示替え期間
【入館料】
一般1000円、大学・高校・中学生600円、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり
【所在地】
〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【お問い合せ】
06-6440-3760(開館時間内)
2022年12月15日
積水ハウス株式会社
積水ハウス株式会社が設立・運営し、今月開館6周年を迎える「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は、日本画壇のトップランナーであり、世界を舞台に活躍する文化勲章受章画家・絹谷 幸二(当館・名誉館長)のメッセージを発信する特別展「不二法門(ふにほうもん)」を、12月16日(金)から2023年7月2日(日)まで開催いたします。
不二法門とは「相反する概念は別々のものではなく、ひとつのものの部分である」と説く、大乗仏教経典の一つ『維摩経』の双眼の教えです。古都奈良に生を受け、幼少の頃から神仏の教えがごく日常の中で培われた絹谷 幸二が描き出す世界には、この思想が鮮やかに息づいています。
本展では、初公開の「黒谷光明寺 降臨 文殊菩薩」、「蒼天大地・心に浸みる悲しみ(?)」をはじめとし、絵画・立体・映像など多彩な表現を通して、絹谷藝術の創意の源泉である不二法門のメッセージをお届けします。
『黒谷光明寺 降臨 文殊菩薩』
2022年 ミクストメディア 120号(1303×1940)
京都 黒谷光明寺に祀られている文殊菩薩をモチーフとした作品。在家の信者である維摩居士より、「出家し、山岳地帯の僧院でただ一人解脱するのではなく、世俗のために生き、世俗の中で解脱をすることが仏道である」と説かれた文殊菩薩が、山から下りてくる様子を描き表している。この『維摩経』の一節は、維摩居士と文殊菩薩の対話の核心、「維摩の沈黙、雷の如し」にて佳境を迎える。
悟りと世俗は別々の世界ではないと双眼による見方を説く「不二法門」の教え。絹谷藝術の真骨頂である。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O1-F6Pi3MWi】
*本特別展は、文化庁による日本の美を国内外に発信する「日本博」に認証されました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O2-8NSr8b44】
◆主な作品紹介 (初出品)
『天空仁王・喝 ??』
?:2020年、?:2021年 ミクストメディア 130号(1620×1940)2枚組
守護神である仁王が灼熱の天空を駆け走り、全世界を恐怖に陥れた疫病と対峙する様子が描かれる。口を結んだ吽形(うんぎょう)像は「Corona」を打ち砕き、口を開いた阿形(あぎょう)像はそれを喝破する。眼下には富士山を中心に、左側に大阪の街、右側には東京の街が見える。仁王は恐怖する人々のために救いの糸を垂らすのだが、助かった命と助からなかった命がある。
いつまでも変わらない日常や永遠の生命はなく、パンデミックの下では、生きることと死ぬことすら別々のものではないという不二法門の思想を、昨今のコロナ禍に投影した一点である。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O3-glZUhEb3】
『蒼天大地・心に浸みる悲しみ(?)』
2022年 ミクストメディア 150号(2273×1818)
鎮魂と呪術性漂う異形の古代木像は、時と共に万物が朽ち行く無常観を暗示し、その背後には砂中に伏せる母子と、覆いかぶさる木偶が描かれている。澄んだスカイブルーの空の下、赤い地平線の彼方には黒煙が上がり、画面左下にはウクライナ国旗で包まれた機関銃が覗く。
本作は戦争と平和をテーマとし、「平和であることを祈りその正義を唱え続けたとしても、一方で真逆のことを考える人たちもいる。戦争と平和は別々の概念ではなく一つのものの部分であり、両方を双眼で捉えたうえで平和を語ることが重要なのだ」(絹谷)と不二法門の教えを謳い上げた作品。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O4-UzOqsS6c】
◆絵の中に飛び込む3D & 画家とつながるVR
世界初の絵の中に飛び込む3D映像(2本立て)や、絹谷 幸二自らが館内や東京のアトリエを案内するVR映像など、最新のアート体験が楽しめます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O5-91VQH2Dz】
◆絹谷幸二(きぬたに こうじ)
1943年 奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。フレスコ(壁画の古典技法)を修得し独創的なスタイルを確立する。 1997年「銀嶺の女神」長野冬季五輪公式ポスター原画を制作するなど、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰、2021年文化勲章受章。フレスコの国内第一人者。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O6-5U7x7t51】
◆「絹谷幸二 天空美術館」
2016年12月、世界的に話題の「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVRの映像体験など絹谷ワールドを存分に楽しめる絹谷 幸二初の単独美術館。43作品(3D映像作品含む)を公開中(12月16日予定)。フレスコ制作体験ができるワークショップスペース、快適空間のカフェ等を併設し、眺望も抜群な美術館。
■2019年度より「全国美術館会議」、「日本博物館協会」の正会員に加盟。
■フレスコを間近で見て実際に創る体験ができる「フレスコ体験」と、対話型鑑賞ツール「アート と ともだち」が、キッズデザイン賞を受賞。
「絹谷幸二 天空美術館」では、来館者、スタッフなど、美術館を利用するすべての方の安全と安心のため、新型コロナウイルス感染防止に関する取り組みを行っています。詳細はウェブサイトをご覧ください。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212141218-O7-GvM1TpGZ】
シンボルゾーン / 館内 天空カフェ
【開館時間】
10:00‐18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00‐20:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】
火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始(2022年12月30日−2023年1月3日) 、展示替え期間
【入館料】
一般1000円、大学・高校・中学生600円、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり
【所在地】
〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【お問い合せ】
06-6440-3760(開館時間内)