大和ハウスグループの2プロジェクトが 環境省「自然共生サイト」の認定評価を取得
[24/10/21]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2024年10月21日
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井敬一
大阪市北区梅田3−3−5
大和ハウスグループは、2024年10月21日、環境省が定める「自然共生サイト」(※1)において2つのプロジェクトが認定評価を取得しましたので、お知らせします。
※1.保護地域以外で生物多様性保全に資する区域のこと、環境省により国際データベースに登録される。
■「自然共生サイト」の認定を受けたプロジェクト
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT1fl_YU36cHzq.png】
当社は、創業100周年にあたる2055年を見据えて、2016年度に環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055”を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。2022年度には、具体的な計画と目標を「エンドレスグリーン プログラム 2026」として策定し、生物多様性への取り組みを進めています。
その一環として、当社と当社グループの大和リースは、国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された世界目標「30by30」(※2)達成のために発足した企業連合「生物多様性のための30by 30 アライアンス」に参加しています。その中で、当社グループでは「30by30」達成のための対象区域となる「自然共生サイト」の認定を取得できるよう、生物多様性の取り組みを推進しています。
これからも、近隣の生態系とのエコロジカルネットワークを考慮しながら、在来種を用いた植栽や外来植物の駆除などの活動を通じて、地域のみなさまと共に生物多様性に貢献する自社施設や商業施設の開発・運営に取り組んでいきます。
※2.2022年12月に開催されたCOP15にて世界目標として採択された「2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しよう」と定めた目標のこと。日本の国土の30%を対象区域にすることを目指している。
【表】
■プロジェクトの概要
・森林住宅地「ロイヤルシティ大山リゾート」内の大成池(おおなるいけ)周辺区域
森林住宅地「ロイヤルシティ大山リゾート」の大成池は、貯水量37,600トンで、湧出する大山の伏流水を水源とするかんがい用貯水池として、丸山生産森林組合が維持管理を行っています。そして、樹齢50〜60年のアカマツ群落に囲まれた池周辺には、同規模のため池が点在しています。
本地域では、大和ハウス工業が草刈りや危険木の除去など管理業務を行っています。また、生態系に影響を及ぼすキク科のオオキンケイギクの抜き取りを住民と共にボランティアで実施しています。その結果、2023年11月に実施した生態系のモニタリング調査では、大成池周辺区域で10種、「ロイヤルシティ大山リゾート」全域で24種の希少種(コガタノゲンゴロウやヘイケボタルなど)が発見されました。
本結果を受けて、大和ハウス工業と住民はコイやニジマスなど外来種の放流を禁止したり、駆除を進めたりするほか、生態系についての勉強会や蜂の送粉活動を促進する巣箱「BEEHOTEL」の設置など、地域住民と連携した取り組みを実施していく計画を策定しました。
こうした取り組みが評価され、環境省「自然共生サイト」の認定評価を取得しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O3-6f4NgSMV】 【ロイヤルシティ大山リゾート 大成池】
【表】
●「ロイヤルシティ大山リゾート」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT2fl_V6861sY8.png】
・商業施設「フレスポ御所野(ごしょの)」内のビオトープ「ハチロウトープ」
「ハチロウトープ」は、1950年代に秋田県で干拓された「八郎潟」を再現したビオトープとして、2022年6月に商業施設「フレスポ御所野」に完成しました。実際の八郎潟の約1,800分の1のサイズ(256?)で、人工池と湿地で構成しています。そこでは、キタノメダカやドジョウなど八郎潟や周辺に住む在来種のほか、水質改善のため、ハスやスイレンといった水草やイシガイなども飼育しています。さらに、ビオトープ内の生物多様性を維持・管理するために、在来種の成長についてモニタリングをしてきました。
今後は、住民とのメダカの放流や花の植栽イベントのほか、地元企業とビオトープの保全活動、学校への環境学習の提供など地域ぐるみで生物多様性について考える機会として「ハチロウトープ」を活用していく予定です。
こうした取り組みが評価され、環境省「自然共生サイト」の認定評価を取得しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O11-FVdfKjnh】
●「フレスポ御所野」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT3fl_YNKxz298.png】
■当社におけるこれまでの生物多様性への取り組み
大和ハウスグループは、当社グループの全保有敷地において生物多様性にかかわる調査を実施しています。一定の緑地率や管理権原があるサイトを抽出し、自然共生サイトの認定基準を参考に生物多様性にとって重要なサイトを特定。重要サイトの一部では、ABINC認証(※4)を参考にした当社独自のチェックリストで管理・保全状況をスコア化するとともに、管理保全計画の策定・実施を進めており、2026年度までにすべての重要サイトで計画の策定・実施を目指しています。
※4.一般社団法人いきもの強制事業推進協議会が、一般社団法人企業と生物多様性イニシアチブの開発した「いきもの共生事業所認証ガイドライン」および「土地利用通信簿」を評価基準として、高い生物多様性への取り組みを評価・認証する制度。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O10-1QQZI5S6】
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井敬一
大阪市北区梅田3−3−5
大和ハウスグループは、2024年10月21日、環境省が定める「自然共生サイト」(※1)において2つのプロジェクトが認定評価を取得しましたので、お知らせします。
※1.保護地域以外で生物多様性保全に資する区域のこと、環境省により国際データベースに登録される。
■「自然共生サイト」の認定を受けたプロジェクト
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT1fl_YU36cHzq.png】
当社は、創業100周年にあたる2055年を見据えて、2016年度に環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055”を掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。2022年度には、具体的な計画と目標を「エンドレスグリーン プログラム 2026」として策定し、生物多様性への取り組みを進めています。
その一環として、当社と当社グループの大和リースは、国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された世界目標「30by30」(※2)達成のために発足した企業連合「生物多様性のための30by 30 アライアンス」に参加しています。その中で、当社グループでは「30by30」達成のための対象区域となる「自然共生サイト」の認定を取得できるよう、生物多様性の取り組みを推進しています。
これからも、近隣の生態系とのエコロジカルネットワークを考慮しながら、在来種を用いた植栽や外来植物の駆除などの活動を通じて、地域のみなさまと共に生物多様性に貢献する自社施設や商業施設の開発・運営に取り組んでいきます。
※2.2022年12月に開催されたCOP15にて世界目標として採択された「2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しよう」と定めた目標のこと。日本の国土の30%を対象区域にすることを目指している。
【表】
■プロジェクトの概要
・森林住宅地「ロイヤルシティ大山リゾート」内の大成池(おおなるいけ)周辺区域
森林住宅地「ロイヤルシティ大山リゾート」の大成池は、貯水量37,600トンで、湧出する大山の伏流水を水源とするかんがい用貯水池として、丸山生産森林組合が維持管理を行っています。そして、樹齢50〜60年のアカマツ群落に囲まれた池周辺には、同規模のため池が点在しています。
本地域では、大和ハウス工業が草刈りや危険木の除去など管理業務を行っています。また、生態系に影響を及ぼすキク科のオオキンケイギクの抜き取りを住民と共にボランティアで実施しています。その結果、2023年11月に実施した生態系のモニタリング調査では、大成池周辺区域で10種、「ロイヤルシティ大山リゾート」全域で24種の希少種(コガタノゲンゴロウやヘイケボタルなど)が発見されました。
本結果を受けて、大和ハウス工業と住民はコイやニジマスなど外来種の放流を禁止したり、駆除を進めたりするほか、生態系についての勉強会や蜂の送粉活動を促進する巣箱「BEEHOTEL」の設置など、地域住民と連携した取り組みを実施していく計画を策定しました。
こうした取り組みが評価され、環境省「自然共生サイト」の認定評価を取得しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O3-6f4NgSMV】 【ロイヤルシティ大山リゾート 大成池】
【表】
●「ロイヤルシティ大山リゾート」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT2fl_V6861sY8.png】
・商業施設「フレスポ御所野(ごしょの)」内のビオトープ「ハチロウトープ」
「ハチロウトープ」は、1950年代に秋田県で干拓された「八郎潟」を再現したビオトープとして、2022年6月に商業施設「フレスポ御所野」に完成しました。実際の八郎潟の約1,800分の1のサイズ(256?)で、人工池と湿地で構成しています。そこでは、キタノメダカやドジョウなど八郎潟や周辺に住む在来種のほか、水質改善のため、ハスやスイレンといった水草やイシガイなども飼育しています。さらに、ビオトープ内の生物多様性を維持・管理するために、在来種の成長についてモニタリングをしてきました。
今後は、住民とのメダカの放流や花の植栽イベントのほか、地元企業とビオトープの保全活動、学校への環境学習の提供など地域ぐるみで生物多様性について考える機会として「ハチロウトープ」を活用していく予定です。
こうした取り組みが評価され、環境省「自然共生サイト」の認定評価を取得しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O11-FVdfKjnh】
●「フレスポ御所野」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202410188372/_prw_PT3fl_YNKxz298.png】
■当社におけるこれまでの生物多様性への取り組み
大和ハウスグループは、当社グループの全保有敷地において生物多様性にかかわる調査を実施しています。一定の緑地率や管理権原があるサイトを抽出し、自然共生サイトの認定基準を参考に生物多様性にとって重要なサイトを特定。重要サイトの一部では、ABINC認証(※4)を参考にした当社独自のチェックリストで管理・保全状況をスコア化するとともに、管理保全計画の策定・実施を進めており、2026年度までにすべての重要サイトで計画の策定・実施を目指しています。
※4.一般社団法人いきもの強制事業推進協議会が、一般社団法人企業と生物多様性イニシアチブの開発した「いきもの共生事業所認証ガイドライン」および「土地利用通信簿」を評価基準として、高い生物多様性への取り組みを評価・認証する制度。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410188372-O10-1QQZI5S6】