アクセル Research Memo(3):2014年3月期業績は売上高、利益ともに計画を上回る着地
[14/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)2014年3月期業績
アクセル<6730>が4月24日付で発表した2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比33.9%減の11,043百万円、営業利益が同40.6%減の1,938百万円、経常利益が同40.7%減の1,940百万円、当期純利益が同51.8%減の998百万円となった。1月時点の会社計画値に対しては売上高、利益とも若干上回る格好での着地となった。
減収減益となった主な要因は、同社が主力市場とする遊技機器の年間販売台数が遊技ホールの厳しい収益環境を背景に前年比20万台減の360万台と縮小傾向が続いたことと、主力のグラフィックスLSIの販売数が前期に大型タイトル向けに採用された反動やリユース品需要増加の影響などにより前期比約28万個減の約142万個に減少したことだ。遊技機器の内訳で見ると、パチスロは前年並みの130万台となったが、パチンコが同20万台減の230万台とここ数年減少傾向が続いている。
営業利益率は17.6%と前期比1.9ppt低下した。内訳を見ると、売上原価率が販売構成比の変化に伴い52.8%と前期比7.5ppt改善した一方で、販管費率が29.6%と同9.4ppt上昇した。
なお、特別損失として訴訟和解金400百万円を計上している。これは同社が製造販売するサウンドLSI製品及びマルチ機能LSI製品に関して、ヤマハ<7951>から特許権侵害の訴訟を受けていたもの。今回、訴訟の長期化による影響などを考慮して和解に至った。なお、今後は関連する製品に関して特許使用料を支払う格好となるが、同社収益に与える影響は極めて限定的なものになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)2014年3月期業績
アクセル<6730>が4月24日付で発表した2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比33.9%減の11,043百万円、営業利益が同40.6%減の1,938百万円、経常利益が同40.7%減の1,940百万円、当期純利益が同51.8%減の998百万円となった。1月時点の会社計画値に対しては売上高、利益とも若干上回る格好での着地となった。
減収減益となった主な要因は、同社が主力市場とする遊技機器の年間販売台数が遊技ホールの厳しい収益環境を背景に前年比20万台減の360万台と縮小傾向が続いたことと、主力のグラフィックスLSIの販売数が前期に大型タイトル向けに採用された反動やリユース品需要増加の影響などにより前期比約28万個減の約142万個に減少したことだ。遊技機器の内訳で見ると、パチスロは前年並みの130万台となったが、パチンコが同20万台減の230万台とここ数年減少傾向が続いている。
営業利益率は17.6%と前期比1.9ppt低下した。内訳を見ると、売上原価率が販売構成比の変化に伴い52.8%と前期比7.5ppt改善した一方で、販管費率が29.6%と同9.4ppt上昇した。
なお、特別損失として訴訟和解金400百万円を計上している。これは同社が製造販売するサウンドLSI製品及びマルチ機能LSI製品に関して、ヤマハ<7951>から特許権侵害の訴訟を受けていたもの。今回、訴訟の長期化による影響などを考慮して和解に至った。なお、今後は関連する製品に関して特許使用料を支払う格好となるが、同社収益に与える影響は極めて限定的なものになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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