注目銘柄ダイジェスト(前場):菊池製作所、JR東、菊池製など
[15/06/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
積水ハウス<1928>:2066.5円(前日比-23.5円)
売り先行。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は250億円で前年同期比31%減益となった。会社計画線上とはいえ、大幅な減益決算を弱材料視する動きが先行。株価もここまで上昇基調が続き、利食い売りのきっかけにもつながる格好へ。一方、上半期予想は従来の580億円から720億円に上方修正しているが、物件売却の前倒し計上が背景であり、特にポジティブ視はされていない。
ダイヘン<6622>:666円(前日比+39円)
急伸で上昇率2位。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も580円から760円に引き上げている。再生可能エネルギー急拡大に伴う電力会社の配電網強化の動き、電力会社の収支改善などを背景とした修繕費抑制傾向の緩和、溶接メカトロ/半導体機器の業績改善などを背景に、今期は過去最高営業利益更新が視野に入ってきたことも評価すべきと判断している。
JR東<9020>:11290円(前日比+250円)
しっかり。ジェフリーズではJR3社のカバレッジを開始、同社は投資判断「バイ」で目標株価を13700円と設定、トップピックと位置づけている。品川再開発の価値は5200億円と試算、時価総額の12%に相当と指摘している。また、沿線地域の開発を通じ商業・不動産業を営むビジネスモデルによって、各セグメントの相乗効果が存分に発揮され、今後3年間の年平均EPS成長率は12.5%に達すると予想している。
菊池製作所<3444>:1683円(前日比+46円)
一時1840円まで急伸。東京工業大学の三宅美博教授と共同で、歩行支援用の装着型ロボット「ウォークメイト」を開発したと一部専門紙が報じている。肩と腰に2つずつモーターを配置し、腕と脚を振る動作をリズムに合わせて支援するもの。パーキンソン病患者などの転倒予防やリハビリ効果を狙い、15年度中にもドイツで臨床試験用のデータ収集を開始。ドイツのパートナー企業と連携し、医療機器認定を目指すという。
WSCOPE<6619>:1192円(前日比+76円)
大幅に3日続伸。米A123Systems,LLC.との間で、A123社リチウムイオンバッテリー向けセパレータ供給契約について延長することを合意したと発表している。延長後の契約期間は15年7月から18年12月までで、供給総額は3000万ドルを上回る見込みという。なお、延長前は契約期間が15年1月から17年12月、契約総額が2000万ドルだった。同社はリチウムイオン電池用セパレータで10年からA123社の主要供給元となっている。
アールテック<4573>:1358円(前日比+12円)
買い先行。同社が作出した抗ヒトVAP-1モノクローナル抗体を用いて、血清など生体試料中の遊離型VAP-1(SSAO)蛋白濃度を測定するための研究用試薬「ヒト遊離型VAP-1 ELISAキット」が6月より販売されると発表している。同社から抗ヒトVAP-1モノクローナル抗体に関する権利の許諾を受けてサイクレックス社により開発され、サイクレックス社の親会社で総販売代理店でもある医学生物<4557>を通して販売される。
フィンテック<8789>:148円(前日比+11円)
急伸。同社が出資するベンチャーキャピタルファンド「FinTech GIMV Fund, L. P. (FGF)」より分配金に関する通知を受け、分配金約589万米ドルを受領する見込みとなったと発表している。同社は07年12月にライフサイエンス、IT・エレクトロニクス等の技術をベースとした国内外のベンチャー企業を投資対象とするファンドであるFGFに出資し、FGF のリミテッドパートナーとなっている。
デザインワン<6048>:3630円(前日比+185円)
一時3715円まで急伸。運営する口コミ店舗検索サイト「エキテン」の掲載口コミ数が100万件を突破したと発表している。あらゆるジャンルの店舗情報を提供していることが好評を得て、総掲載店舗数440万店を超える国内最大級の店舗情報データベースへと成長しているという。また、14年10月にリラク・ボディケア系の店舗に向けてオンライン予約システム「エキテンかんたん予約」をリリースするなど、利便性向上にも努めている。
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