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サイオス Research Memo(4):主力製品の好調に加えて、KPS、PCIが揃って業績に貢献

注目トピックス 日本株
■業績動向

2. 事業セグメント別動向
(1)オープンシステム基盤事業
サイオステクノロジー<3744>の2016年12月期の売上高は前期比13.7%増の6,300百万円、セグメント利益は180百万円(前期は165百万円の損失)となった。主要製品の売上動向をみると、「LifeKeeper」はクラウド対応を進めるなどの販売強化に取り組んだ結果、国内外全ての地域で順調な増収となった。また、Red Hat関連商品やOSSサポートサービス及び関連商品の販売もIT投資の拡大を追い風に好調に推移した。

なお、IT運用分析ソフトウェア「SIOS iQ」については2016年8月に新バージョン「SIOS iQ v3.8」をリリースした。1週間先までに発生する可能性のある性能問題を予測し、関連するオブジェクトの相関関係や曜日、時間帯などをダッシュボード表示できる機能を追加した。これにより、問題の深刻化を未然に防ぎ、より安定した仮想環境の運用を実現している。

(2)アプリケーション事業
2016年12月期の売上高は前期比51.3%増の5,779百万円、セグメント利益は同451.8%増の293百万円となった。売上高はKPSやPCIの寄与により大幅増収となったが、MFP向けソフトウェアも順調に伸長した。一方、利益面ではKPS、PCIの子会社化により人件費やのれん償却費、減価償却費等が増加したものの、増収効果によって吸収し大幅増益となった。EBITDAで見ると、2015年12月期の93百万円から2016年12月期は453百万円と360百万円の増益となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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